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シューマン 森の情景 村上春樹と内田光子とアファナシエフと

こんにちは、
ともやんです。

村上春樹の作品と音楽の関係を語る本『村上春樹の100曲』で取り上げられている曲を聴く毎日を送っています。

さて、今日はシューマンの『森の情景』。
シューマン38歳の時の作品。全9曲の作品で構成されたピアノ独奏のための曲です。

20代に書かれた『クライスレリアーナ』や『謝肉祭』などのようなピアニズム全開のイケイケの曲とは違い、内省的で文学的なモチーフを散りばめた作品集です。

38歳と言えば、シューマンはすでに精神に異常を来す前兆があったころでしょうか?

特に村上春樹が、小説『ねじまき鳥クロニクル』の中で出てくる第7曲「予言する鳥」は、不思議な曲です。

なんか、現実と異界を行ったり来たりしている感覚があります。

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アファナシエフ シューマン 森の情景

『村上春樹の100曲』のシューマンの森の情景の項では、筆者である鈴木淳史氏が、ヴァレリー・アファナシエフのCDを取り上げています。
ロシアの鬼才と言われ、作曲家としても著名な音楽家です。もうかなり前の80年代に、かなりユニークな音楽家として評判になり、僕はシューベルトのピアノソナタなどのCDを買いました。

確か評判になったCDでシューベルトのピアノソナタ第21番だったと思います。長大な曲ですが、曲のせいか、演奏のせいか未だに全曲聴き通すのは難しいです。

本では、鈴木氏は、次のようにアファナシエフの演奏を紹介しています。

「時間間隔が狂ったような遅いテンポが、ミステリアスさを強調している。陶酔しているはずなのに、どこか醒めているこの演奏は『ねじまき鳥クロニクル』の世界にも似合っているはずだ。

シューマン:クライスレリアーナ/森の情景 アファナシエフ

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興味ある方は聴いてみてください。アファナシエフは、ハマる人にはたまらない音楽家だと思います。僕は、どうもハマらないけど。

ただ、第7曲の「予言する鳥」に関しての神秘性はまさに幻想的で完全にあっちの世界飛んだ印象を受けます。

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内田光子 シューマン 森の情景

アファナシエフを聴いた後に内田光子で聴くと、なにか子供の頃外で遊んできて、いっぱい擦り傷を作ってきたところを優しく処置してくれているような感じになります。

ただ、第7曲に関しては、アファナシエフの怪奇で神秘性に富む演奏には敵いません。
演奏時間の極端な差がそれを物語っています。内田光子3:42、アファナシエフ6:15。

ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
森の情景 Op. 82
Waldscenen, Op. 82

1.(02:26) 第1曲 入口
No. 1. Eintritt (Entering the Forest)
2.(01:25) 第2曲 待ち伏せる狩人
No. 2. Jager auf der Lauer (Hunter on the Look-out)
3.(02:41) 第3曲 寂しい花
No. 3. Einsame Blumen (Solitary Flowers)
4.(03:57) 第4曲 気味の悪い場所
No. 4. Verrufene Stelle (Haunted Spot)
5.(01:02) 第5曲 なつかしい風景
No. 5. Freundliche Landschaft (Pleasant Scenery)
6.(02:07) 第6曲 宿
No. 6. Herberge (At the Inn)
7.(03:42) 第7曲 予言の鳥
No. 7. Vogel als Prophet (The Songster-Prophet)
8.(02:57) 第8曲 狩の歌
No. 8. Jagdlied (Hunting-Song)
9.(04:08) 第9曲 別れ
No. 9. Abschied (Farewell to the Forest)
total(24:25)

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ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op. 22
Piano Sonata No. 2 in G Minor, Op. 22

10.(06:36) I. So rasch wir moglich
11.(04:44) II. Andantino
12.(02:05) III. Scherzo
13.(06:02) IV. Rondo
total(19:27)

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暁の歌 Op. 133
5 Gesange der Fruhe, Op. 133

内田光子 – Mitsuko Uchida (ピアノ)
録音: 28 May 2013 – 1 June 2013, Reitstadel, Neumarkt, Germany

14.(03:17) No. 1. Im ruhigen Tempo
15.(02:36) No. 2. Belebt, nicht zu rasch
16.(02:58) No. 3. Lebhaft
17.(03:10) No. 4. Bewegt
18.(03:21) No. 5. Im Anfange ruhiges, im Verlauf bewegteres Tempo
total(15:22)

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11の初期の歌 – 第8曲 秋のまどわし
19.(01:44)11 Early Lieder: No. 8. Im Herbste

作詞 : ユスティヌス・ケルナー – Justinus Kerner
ドロテア・レシュマン – Dorothea Roschmann (ソプラノ)
内田光子 – Mitsuko Uchida (ピアノ)
録音: 28 May 2013 – 1 June 2013, Reitstadel, Neumarkt, Germany

シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 森の情景/暁の歌 内田光子

20代で書かれたピアノ・ソナタ第2番を中心に、30代に書かれた≪森の情景≫、作曲家自身が出版に関わった最後の作品である≪暁の歌≫をカップリングした一枚。研ぎ澄まされた感性から湧き出る演奏は実に味わい深く、内田光子のシューマン作品に対する深い愛情を感じる。



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