こんにちは、
ともやんです。
ボーっと生きてんじゃねーよ!、とチコちゃんに叱られそうですが、
(毎週金曜日19:57-20:42NHK総合)
50年近くクラシック音楽を趣味としてきて、今日の今日まで知りませんでした。
名曲「愛の挨拶」がイギリスの生んだ大作曲家エドワード・エルガーの作品だったなんて!
たまたま、音楽雑誌を読んでいて、エルガーなんて知らないという人は、ヴァイオリンとピアノのための小品「愛の挨拶」を聴いてください。
TVCMでも使用されているので、絶対耳にしたことがあります!
と書いてあったので、さっそくYOUTUBEで聴いてみたら、あっ!これ!知っている!となったわけです。
しかもこの曲がエルガーの作品だったなんて、驚き!というか、
冒頭のボーっと生きてんじゃねーよ!になるわけです。
愛の挨拶は、五嶋みどりの澄みきったヴァイオリン演奏で聴け!
まず、愛の挨拶がどういう曲かぴんと来ない方は、
下のYOUTUBEで聴いてみてください。
どうですか?聴いたことあるでしょ?
ついでにCDも買ってみようと方用にアマゾンもご紹介しておきます。
愛の挨拶 作曲者エルガーの生涯
エドワード・エルガー(1857-1934)。
イギリスにおける200年に及ぶ大作曲家の空白期間を経て、登場した近代イギリス音楽の始祖と言われています。
独学で作曲と演奏を勉強し、30歳過ぎまでローカルな音楽家でしたが、やがてロンドンで活躍するようになり、後半生はイギリスの国民的ヒーローになりました。
30歳までのエルガーは、16歳でフリーランスの音楽家にはなったものの、収入は、地元教会のオルガニスト、地元オーケストラの指揮、ヴァイオリニスト、グリー・クラブの指揮や伴奏、さらに管楽五重奏団のファゴット奏者まで、まさに器用貧乏を絵に描いたような生活でした。
そういう生活を日々送りながら作曲家を目指していたのです。
そして29歳の時に運命的な出会いが待っていました。
愛の挨拶 作曲者エルガーの貫かれた夫婦愛
エルガーは、10代でフリーランスになってほどの才能を持った人でしたが、専門的な音楽教育受けなかった、受けられなかったのは多分に経済的理由でした。
エルガーの父は、小さな楽器店を経営したり、教会のオルガニストも務める音楽家でしたが、息子に専門的な教育を受けさせるほどの財力はありませんでした。
そんなこんなで、下積みの中で、29歳のエルガーは運命的な出会いをします。
ピアノの弟子でキャロライン・アリス・ロバーツという女性でした。
エルガーよりも8歳年上でしたが、退役少将の娘で、教養があり、詩作の才能がありました。
二人は惹かれ合い、周囲の反対を押し切って、エルガーが32歳の時に結婚しました。
妻のアリスは、無名のエルガーの才能を信じ、心の支えとなり、一方エルガーはアリスのためにいくつもの作品を作曲しました。
名曲「愛の挨拶」は、二人の婚約の時にエルガーがアリスに贈ったものです。
最後に
大作曲家には奔放な人生を送った人が多いものです。しかも男女関係でも、ここには書けないような風紀の乱れが多々ありました。
しかし、サー・エドワード・エルガーとアリスの夫婦愛は、波乱万丈ながらもひとつの美しい物語として語り継がれつ事と思います。
エルガーの創作活動は、生涯を通して、妻アリスの信頼と献身によって支えられたのです。
1920年にアリスが72歳で亡くなると、エルガーの創作意欲はしぼんでしまい、わずかな作品のみ発表されただけでした。
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