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クレンペラー モーツァルト 交響曲第29番 得意のレパートリー

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こんにちは、

ともやんです。

 

 

クレンペラーは、その外見から武骨でいかつい雰囲気ありますが、

モーツァルトやメンデルゾーンなどは、ぞくぞくするようなチャーミングで優雅な演奏を残しています。

 

例えば、メンデルゾーンのスコットランド交響曲や真夏の夜の夢、モーツァルトでは、最晩年に録音したセレナード変ホ長調 K375など。

 

また交響曲では、モーツァルト18歳の時の佳作、第29番を好んでプログラムに取り上げています。

 

さて、今日はクレンペラーの演奏によるモーツァルトの交響曲第29番を取り上げます。

彼はこの曲を相当愛していたようで、8曲の録音が僕の手元にあります。

 

特に、VENIASレーベルから出ている「Otto Klemperer The Collection」CD72枚組には、1950年から63年に掛けての7件の録音が収録されています。

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クレンペラー モーツァルト 交響曲第29番について

 

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
交響曲第29番イ長調 K.201

 

1774年の2月から4月にかけて

ザルツブルクで書かれたもので、

ときにモーツァルトは18歳でした。

 

パリに、イタリアで、そしてウィーンに旅行して、

その先々で特徴あるその地の音楽を吸収し、

その影響を作品の中に現しているころで、

ハイドンの影響が多くみられる傑作です。

 

そして、のちに出現する最盛期の傑作の予感を感じさせる曲です。

 

第Ⅰ楽章 Allgro Moderato
第Ⅱ楽章 Andante
第Ⅲ楽章 Menuetto:Trio
第Ⅳ楽章 Allegro con spirit

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クレンペラー モーツァルト 交響曲 第29番 7種類

 

VENIASレーベル「Otto Klemperer The Collection」CD72枚組には、

なんと7つの違う演奏が収録されています。

 

古い順に並べてみます。

 

1950年12月20日 RIAS交響楽団
1954年02月08日 ケルン放送交響楽団
1955年12月28日 北ドイツ放送交響楽団
1956年04月12日 バイエルン放送交響楽団
1956年07月12日 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
1956年09月09日 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
1963年12月19日 フィルハーモニア管弦楽団

 

【CD】 クレンペラー・コレクション / オットー・クレンペラー

 

 

全部一通り聴いてみて感じたのは、クレンペラー自身この曲には並々ならぬ愛情を注ぎ、心優しい演奏を展開しています。

 

特に僕は、50年のRIAS響と63年のフィルハーモニア管との録音が好きです。

 

50年盤は、何とも言えぬ愛情いっぱいの演奏なのです。
モノラルですが、録音は十分きれいです。

 

一方の63年盤は、50年盤によりスケールの大きさと大らかさを感じさせ、ステレオのライブ録音ということで、

その中にメリハリがあり、くっきりとした造形に描き切っています。

 

65年の同じフィルハーモニア管とスタジオで正規録音をしていますが、ライブならではの緊張感も高いので、僕はこちらの演奏が上だとと思います。

 

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まとめ

 

クレンペラーは、モーツァルトの交響曲の中でも特別に第29番を愛していたようです。

 

このCD72枚セットの中にモーツァルトの交響曲は、全部で15曲収録されていますが、なんと29番が、15曲中7曲なのです。

 

それ以外では、25番と41番“ジュピター”が2曲ずつ、35番、38番、39番、40番が1曲ずつでした。

 

クレンペラーのように一見無愛想で、武骨な大男が、モーツァルトの交響曲の中でも特にチャーミングな曲想持つ

29番を心優しく演奏するのを聴くと、世の中は面白いと思うし、クレンペラーの懐の深さを感じるのです。

 



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