メルマガ登録

ベートーヴェン 交響曲第1番はやっぱり凄かった!

ノリントン
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

 

今年はベートーヴェン生誕250年。

ベートーヴェンの交響曲第1番はやっぱり凄かった!

 

 

2001年に92歳の高齢で他界された指揮者の朝比奈隆氏は、生涯現役を貫いた方です。

そして最後の方は、ベートーヴェンとブルックナーを中心に、よくもまあ飽きもせず演奏を繰り返し続けられていました。

でもこれは再現芸術や舞台で活動をする人たちの宿命なのかもしれません。つまり永遠に完成はしないのです。

 

指揮者の小林研一郎氏は、次のように著書に書かれています。

 

『われわれがベートーヴェンを現代によみがえらせようと試みるときの難題は、行間の読みである。あまりにも偉大すぎるこの人の心を後世のわれわれに読める術はあるのだろうか、故に、いつもこんな思いがよぎる。「ベートーヴェンの書いた音楽を、実際には、われわれはまだ聴いていないのではないか」と。楽譜の中に表すことのできなかった空間には、彼は無限の宇宙を書き表したに相違ない。』

 

朝比奈氏もこの思いを追い続け、少しでも近づこうとされたのかもしれません。

スポンサーリンク

ベートーヴェン 知ったから生きていける

 

翻って、一介のクラシック音楽ファンの僕も、中学生以来多くのベートーヴェンのLP、CDをそしてコンサートを聴いてきて、ここいいよね、これ違うんだよなぁなんて、あーだ、こーだとツッコミを入れてきて50年も経ってしまいました。

 

つまり、クラシック音楽、そしてベートーヴェンを知ったことで一生楽しむことが出来るということです。

ベートーヴェンを知ったことで生きていけるということです。

 

だから耳が聞こえなくなるのが一番怖いです。
耳さえ聞こえれば、寝たきりになってもベートーヴェンを聴くことが出来ます。

 

さて、ベートーヴェンは、作曲家で初めて生涯フリーランスで仕事をした人です。
ベートーヴェンの師匠でもあったハイドンは、60歳前後で雇われていた貴族が、もう楽団持つの大変だからヤーメタと言って解雇され、興行師と組んでイギリスで一旗揚げました。
現代的にいうと定年後に第2の人生を歩んだ人です。

 

またモーツァルトも後年は、フリーランスでそこそこ稼いだらしいですが、ちゃんとしたマネージャーがおらず、奥さんもいい加減な人だったので、35歳という若さで亡くなってしまいました。せめて奥さんがしっかり者だったらと思わずにはいられません。

 

※モーツァルトの彫刻アート

 

だからベートーヴェンは、自分の作品を発表するときは、自分で企画から運営までやったと思われます。

作品を作り、コンサートの開催日と会場を決め、演奏する音楽家を集め、演奏会を公表して観客を集め、指揮は自分でやって、最後は収支も計算もしたと思われます。

 

実際、1800年4月2日には、初の自主演奏会で、自身の交響曲第1番を発表しています。
指揮は当然ベートーヴェン自身。

 

その時の収支は分かりませんが、後年第9交響曲を発表した時、儲けが少なかったので激怒したという記録もあります。
だからお金のことにはうるさかったと思います。

 

スポンサーリンク

ベートーヴェン 愛嬌のある魅力的な人物だった!?

 

僕は個人的には、ベートーヴェンは、作曲家としては当然偉大だったけど、興行師としても企画力、ビジネスセンスがそこそこあったのではと思っています。

 

またピアノ教師としても良家のお嬢様たちを教えていて、教えるセンスもあり、またそんなお嬢様たちと親しくなったりしているので、愛嬌があり人好きのする人物だったのではと思っています。

 

全ては音楽教室に飾ってあった気難しい肖像画が悪いのです。

そんな従来のベートーヴェン像をひっくり返した小説で「モーツァルトは子守唄を歌わない」森雅裕著があります。

モーツァルトは子守唄を歌わない

 

ベートーヴェンが探偵役で弟子チェルニーや後輩シューベルトとモーツァルトの謎に挑戦するドタバタコメディーミステリーです。
ただ、続編がいまいちで、森氏も小説家としてもいまいちだったように思います。

 

僕個人は、ベートーヴェンは愛嬌があって魅力的な人だったと思います。
でも友達として付き合うには面倒くさい人だったかも。。。。

 

 

ベートーヴェン 交響曲第1番 おすすめ CD

 

さて今日のおすすめCDです。

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
Symphony No. 1 in C Major, Op. 21

 

1.(08:48) I. Adagio molto – Allegro con brio
2.(07:08) II. Andante cantabile con moto
3.(04:19) III. Menuetto – Allegro molto e vivace
4.(05:36) IV. Finale: Adagio – Allegro molto e vivace
total(25:51)

 

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ – London Classical Players
ロジャー・ノリントン – Roger Norrington (指揮)

 

【CD】 ベートーヴェン:交響曲 第1番 第6番「田園」 ロジャー・ノリントン

 

旧EMIクラシックスの国内盤、輸入盤の実績&人気上位アイテムの中からセレクトされた”クラシック・マスターズ”シリーズ。本作には、ロジャー・ノリントンによるベートーヴェンの交響曲第1番&第6番”田園”を収録。オリジナル楽器演奏という価値を超えた、新鮮で衝撃的な解釈をみせる一枚。

 

 

【CD】 ベートーヴェン:交響曲 第2番 第8番 ロジャー・ノリントン

【CD】 ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」 「プロメテウスの創造物」序曲 ロジャー・ノリントン

【CD】 ベートーヴェン:交響曲 第4番 第5番「運命」 ロジャー・ノリントン

【CD】 ベートーヴェン:交響曲 第7番 「コリオラン」序曲 「エグモント」序曲 ロジャー・ノリントン

【CD】 ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱」 ロジャー・ノリントン

 

奇才ノリントンが、自ら設立したオケとノン・ヴィブラート奏法でベートーヴェンのメトロノーム指定に従って録音した画期的な全集からです。現在は分売されています。

 

快速テンポで、当時の演奏(と思われる)を活き活きと再現した痛快な名演です。

スポンサーリンク

まとめ

 

三枝成彰著『大作曲家たちの履歴書上』によると、ベートーヴェンは、コーヒーとワインが大好きだったそうです。

コーヒーは自ら入れることも多く、そのときは一粒ずつ豆を数え、いつもきっちりと決まった量でないと気が済まなかったそうです。

また酒好きは、アルコール依存症の父親の影響もあったのではと思いますが、ワインは、医者に止められてもやめなかったというから、医者からすれば面倒な患者だったようです。

 



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました