こんにちは、
ともやんです。
ラン・ラン(郎朗)は、1982年6月生まれで中国遼寧省瀋陽出身のピアニストです。
だからこの録音は、24歳の時の録音。
3才からピアノを学び、5歳で瀋陽ピアノ・コンクールで優勝して以来、数々のコンクールで優秀な成績を収めました。
1999年、17歳のとき突破口が訪れるます。
ラヴィニア音楽祭のガラ・コンサートで、急病のアンドレ・ワッツの代理として、チャイコフスキーの《ピアノ協奏曲 第1番》を、クリストフ・エッシェンバッハ指揮するシカゴ交響楽団と共演。
これが大評判となり将来を嘱望されるようになりました。
この録音は、1999年の共演以来、お互いに信頼し合うエッシェンバッハのサポートで、外面的な煌めきよりも内省的で深い演奏を展開しています。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in C Major, Op. 15
1.(18:18) I. Allegro con brio
2.(11:26) II. Largo
3.(09:14) III. Rondo: Allegro
total(38:58)
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ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op. 58
Piano Concerto No. 4 in G Major, Op. 58
4.(19:12) I. Allegro moderato
5.(05:45) II. Andante con moto
6.(10:19) III. Rondo: Vivace
total(35:16)
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4手ピアノのためのソナタ ニ長調 Op. 6
Sonata for Piano 4 Hands in D Major, Op. 6
7.(02:50) I. Allegro molto
8.(02:48) II. Rondo: Moderato
total(05:28)
ラン・ラン – Lang Lang (ピアノ)
パリ管弦楽団 – Orchestre de Paris
クリストフ・エッシェンバッハ – Christoph Eschenbach (指揮)
録音: January 2007, Salle Pleyel, Paris, France
【UHQCD】 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番・第4番<限定盤> ラン・ラン 、 クリストフ・エッシェンバッハ
“我々は恒常的に会って演奏し、討議し、その成果を共有している”。ラン・ランとエッシェンバッハの深い結びつきは1999年のラヴィニア音楽祭に始まりました。オーディションを受けたラン・ランは2日後アンドレ・ワッツの代役を打診され、さらにその2日後の演奏の圧倒的な成功で国際的キャリアをスタートさせました。以来エッシェンバッハはラン・ランに支持者であり、良き師であり、親友でもあります。ここに聴くベートーヴェンは、互いに全幅の信頼を置くふたりの傑出した音楽家の深い精神的対話であり、ラン・ランの思索的内省的な音楽の深化を証明しています。
伴奏する指揮者は、クリストフ・エッシェンバッハ。
1940年のドイツ生まれで、当初はピアニストとして名声を博しました。
だから僕がクラシック音楽を聴き始めた1970年頃は、ピアノ界の貴公子として、音大のピアノ科のアイドルだったそうです。
実際、優しそうに風貌に高貴な雰囲気も醸し出していました。
そして指揮者に転向したのが、1970年頃。
すっかりエッシェンバッハの名前も聴かなくなったと思っていたら、
風貌もガラッと変わって凄みのある怪人指揮者として君臨するようになりました。
このラン・ランとの共演では、優しく温もりを持ってでしゃばらずラン・ランをしっかりサポートしています。
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