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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番”皇帝” おすすめ 5選

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こんにちは、
ともやんです。

クラシック音楽界の音楽家たちには一般の人からみて奇人、変人が多いように感じます。
また恋愛事情もなかなかお盛んなようです。

歴代に名指揮者やソリストとの艶聞も多く聞かれる世界です。

彼らの仕事は、人々に素晴らしい音楽を提供することで、品行方正に生活することではなく、遊びや恋愛も芸の肥やし的に考えているのかどうかわかりませんが、ある程度大ぴらにしているところを見ると、俺、私の演奏を聴け!という一種の潔さを感じます。

その辺が、ヨーロッパの懐の深さでしょうか。
俳優の不倫でいちいち騒いでいる国とは違います。

さて、ベートーヴェンも奇人変人と周りから言われ、生涯、結婚はしませんでした。

しかし、しっかり恋愛もして未亡人ともお付き合いしていたので、もしゴシップ的に叩かれて、やる気をなくしていたら後世の人々にこれだけの素晴らしい曲を残せなかったのではと思うことがあります。

いやいや、ベートーヴェンほどのタフな人なら周りがどんな騒ごうと我が道を往ったと考える方が正解かもしれません。

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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番”皇帝” 聴き比べ

さて、今回10種類以上のCDを聴きましたが、どれも素晴らしく、どれをご紹介しようか迷いましたが、特に印象に残ったCDを5つご案内します。

ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 「皇帝」 Op. 73
Piano Concerto No. 5 in E-Flat Major, Op. 73, “Emperor”
1809年、ベートーヴェン38歳の時に作品。

初演は、1811年11月28日、ライプチヒのゲヴァントハウスにて。
ピアニストは、ライプチヒ市のパウリーネ教会のオルガニストシュナイダーでした。

僕は、”皇帝”の雄弁さより第4番の慎ましさやチャーミングな部分が好きでよく聴きましたが、今回3日間にわたっていろいろ聴きましたが、やはり素晴らしい曲です。

まさに、ピアノ協奏曲の”皇帝”的存在ですね。

僕の敬愛する評論家宇野功芳氏、一押しのルービンシュタイン&バレンボイムは未聴ですし、プレトニョフもご案内していません。

宇野氏の本で、クラシックが好きになりましたが、氏の推薦盤にはクセもあり、参考にはしますが、盲信はしないようにしています。

そんなことで以下ご案内します。

ピアノ協奏曲”皇帝” レヴィン&ガーディナー

ロバート・D・レヴィン – Robert D. Levin (ピアノ)
オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク – Orchestre Revolutionnaire et Romantique
ジョン・エリオット・ガーディナー – John Eliot Gardiner (指揮)
演奏時間(35:53)

Archiv/DG ベートーヴェン録音全集 ジョン・エリオット・ガーディナー

15枚組でのご案内ですが、リーズナブル価格でしかも内容もいいのでご案内します。

当時のピアノで演奏した録音で、最初そのポツポツと細切れの音に笑いそうになりますが、聴いている内にこれもいいな、と感じてきます。
ガーディナーの伴奏が意外とまともなので、交響曲の演奏のようなスリリングさが欲しいところです。

ピアノ協奏曲”皇帝” グールド&クリップス

グレン・グールド – Glenn Gould (ピアノ)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団 – Buffalo Philharmonic Orchestra
ヨーゼフ・クリップス – Josef Krips (指揮)
録音: 6 November 1960, Kleinhans Music Hall, Buffalo
演奏時間(37:58)

グレン・グールド・イン・コンサート1951-1960

残念がら、廃盤。中古でえらい高値が付いています。
中古市場で根気よく探すのがいいかも。

なお、AMAZON MUSIC UNLIMITEDで聴くことができるので、加入されることをおすすめします。

ただ演奏は超ユニーク。なんと言ってもグールドの唸り声が終始入っていて楽しめます。
ウィーン生まれの指揮者クリップスの伴奏では、アメリカのオケを振りながら、弦にウィーン訛りを感じる部分があり粋です。

ピアノ協奏曲”皇帝” グリモー&ユロフスキ

エレーヌ・グリモー – Helene Grimaud (ピアノ)
シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
ウラディーミル・ユロフスキ – Vladimir Jurowski (指揮)
録音: November 2006, Lukaskirche, Dresden, Germany
演奏時間(38:18)

【SHM-CD】 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ ピアノ・ソナタ第28番

1969年フランス生まれの女性ピアニスト。

切れの良さと強靭なタッチが気持ちいい。

ユロフスキの伴奏も折り目たたしくコクがあるのにキレがあり、楽器の響かせ方が個性的です。
最初聴いた時グリモーのピアノよりも伴奏指揮者が誰だろうと惹かれたほど。

やはり凄い人のようです。

ピアノ協奏曲”皇帝” バレンボイム&クレンペラー

ダニエル・バレンボイム – Daniel Barenboim (ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 – New Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
演奏時間(43:00)

『ダニエル・バレンボイム/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』

オケが凄い!クレンペラーの悠然たる演奏は、レヴィン&ガーディナーの演奏よりも9分も長い演奏時間です。
しかし、全く弛緩することはなく20代のバレンボイムも伸び伸び演奏しています。
ピアノを伴った一大シンフォニーという感じです。

ピアノ協奏曲”皇帝” バックハウス&S・イッセルシュテット

ヴィルヘルム・バックハウス – Wilhelm Backhaus (ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ハンス・シュミット=イッセルシュテット – Hans Schmidt-Isserstedt (指揮)
演奏時間(37:29)

不滅のバックハウス1000: ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 《皇帝》<限定盤>

やはり、最後はこの人。
バックハウスには、ライブ録音もいくつかありますが、唯一のステレオ録音(だと思う)。

しかもバックと務めるS・イッセルシュテット&ウィーンフィルが、まるで年1回の定演をやる学生オケみたいにのびのび、楽しんで演奏している感じで、バックハウスもリラックスして演奏している感があり、求道者のようなバックハウスの別の面を観るような演奏です。
物足りないという人もいますが、僕は好きです。



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