こんにちは、
ともやんです。
ドイツが生み出したもっとも優れた指揮者であったカール・シューリヒト(1880-1967)は、遺された録音からもシューリヒトの厳しい精神と温かい感情、優れたバランス感覚、細部まで神経を行き届かせた緻密さが伝わってきます。
シューリヒトは、第二次大戦下の44年にスイスに移住しましたが、その前年の43年にベルリンフィルを指揮した貴重な録音が、遺されています。
シューリヒト&ベルリンフィル ベートーヴェン交響曲第6番”田園”
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”
1.(09:14) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country: Allegro ma non troppo
2.(14:58) II. Scene by the Brook: Andante molto mosso
3.(03:13) III. Merry Gathering of Country Folk: Allegro
4.(03:55) IV. Thunderstorm: Allegro
5.(08:26) V. Shepherd’s Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm: Allegretto
total(39:46)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音: 1943
『ベルリン・フィル~名演奏集[10CD]』
ベルリン・フィルによる歴史的名演を集めた激安な10枚組。F.レーマン、ベーム、シューリヒト、ヨッフム、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、
E.クライバー、チェリビダッケ、カラヤンといった名匠達による有名な演奏を収録した好企画盤です。
聴くまでは期待していませんでした。
だって、1943年ですから。
録音が古くても、シューリヒト&ベルリンフィルがどんな演奏をしたのかくらいはわかるだろうと思い。
聴いてびっくりです。
とても74年前の録音とは思えないほど、音質が鮮明なのです。
特に弦の瑞々しさは最高です。このCD10枚組は儲けもんですね。
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