こんにちは、
ともやんです。
ウォルフガング・シュナイダーハンは、1915年5月28日、音楽の都ウィーンに生まれ、2002年5月18日に同じくウィーンに没しました。
その経歴を見るよまさに音楽の都ウィーンで、ヴァイオリニストとしてあらゆる活動の場で活躍した方です。
また今年が没後20年で、今日が命日でもあります。
シュナイダーハン プロフィール
シュナイダーハンはウィーンに生まれ、神童として名を馳せ5歳で初めての公開演奏会を開いています。
そしてなんと17歳でウィーン交響楽団のコンサートマスターに就き、37年の22歳の年から約14年間、名門ウィーン・フィルのコンサートマスターを務めました。
この時代は、ナチス政権下で第二次大戦も経験した辛い時期ですが、その期間にウィーンフィルのコンサートマスターを務めたというのは凄いことだと思います。
ウィーン・フィルは、フルトヴェングラーと戦時下でも名演を繰り広げていましたが、その時のコンサートマスターだったのがシュナイダーハンと聞くと何か胸が熱くなります。
またウィーンフィルでの活動と並行して室内楽の分野でも活躍、戦後はソリストとして活動し、また55年にはパウムガルトナーとルツェルン祝祭弦楽合奏団を設立。
また教育にも力を注ぐなど幅広い活動をした方でした。
さて、シュナイダーハンの名盤として新旧2種類のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを挙げることが出来ます。
1952年にウィリヘルム・ケンプとモノラルで、1959年には、カール・ゼーマンとステレオ録音を共にウィーンで行っています。
聴き比べると分かりますが、50年代初頭と50年代後半以降では、シュナイダーハンのスタイルが変化しているのがわかります。
ケンプと共演した1950年代前半では、音色が甘美で柔らかく、旋律を歌い、格調高くもロマンティックな演奏を示しています。
一方、1959年のゼーマンとの録音では、ヴィブラートを抑えた清潔な音色や引き締まった造形が演奏に反映され、ロマンティックな感情との相克が味わい深い演奏を生んでいます。
また、60年代後半になると今度は自由度を増した境地に達したそうなので、その当時の録音は改めて聴いてみたいと思います。
加えて、戦時中にはソリストとしてフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュとも共演しているのでそんな戦時中の貴重な録音も聴いて行きたいです。
シュナイダーハン ケンプ ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 – 第10番(シュナイダーハン/ケンプ)
BEETHOVEN, L. van: Violin Sonatas Nos. 1-10 (Schneiderhan, Kempff)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op. 12, No. 1
Violin Sonata No. 1 in D Major, Op. 12, No. 1
total(22:21)
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ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 12, No. 2
Violin Sonata No. 2 in A Major, Op. 12, No. 2
total(17:23)
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ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op. 12, No. 3
Violin Sonata No. 3 in E-Flat Major, Op. 12, No. 3
total(19:42)
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ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op. 30, No. 3
Violin Sonata No. 8 in G Major, Op. 30, No. 3, “Champagnersonate”
total(17:51)
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ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op. 23
Violin Sonata No. 4 in A Minor, Op. 23
total(17:16)
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ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 「春」 Op. 24
Violin Sonata No. 5 in F Major, Op. 24, “Spring”
total(21:45)
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ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 「クロイツェル」 Op. 47
Violin Sonata No. 9 in A Major, Op. 47, “Kreutzer”
total(41:53)
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ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op. 30, No. 1
Violin Sonata No. 6 in A Major, Op. 30, No. 1
total(24:04)
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ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30, No. 2
Violin Sonata No. 7 in C Minor, Op. 30, No. 2
total(27:17)
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ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op. 96
Violin Sonata No. 10 in G Major, Op. 96
total(25:25)
ヴォルフガング・シュナイダーハン – Wolfgang Schneiderhan (ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・ケンプ – Wilhelm Kempff (ピアノ)
録音:1952年9月 ウィーン
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 – 第10番(シュナイダーハン/ケンプ)
シュナイダーハンのもう一つのベートーヴェン/ソナタ全集。巨匠ケンプと共演した含羞の風情漂う名演!
シュナイダーハン ゼーマン ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(シュナイダーハン/ゼーマン)(1959)
BEETHOVEN, L. van: Violin Sonatas (Complete) (Schneiderhan, Seemann) (1959)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op. 12, No. 1
Violin Sonata No. 1 in D Major, Op. 12, No. 1
total(21:07)
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ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 12, No. 2
Violin Sonata No. 2 in A Major, Op. 12, No. 2
total(17:39)
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ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op. 12, No. 3
Violin Sonata No. 3 in E-Flat Major, Op. 12, No. 3
total(16:45)
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ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op. 23
Violin Sonata No. 4 in A Minor, Op. 23
total(15:57)
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ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 「春」 Op. 24
Violin Sonata No. 5 in F Major, Op. 24, “Spring”
total(23:02)
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ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op. 30, No. 1
Violin Sonata No. 6 in A Major, Op. 30, No. 1
total(22:25)
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ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30, No. 2
Violin Sonata No. 7 in C Minor, Op. 30, No. 2
total(26:11)
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ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op. 30, No. 3
Violin Sonata No. 8 in G Major, Op. 30, No. 3, “Champagnersonate”
total(16:18)
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ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 「クロイツェル」 Op. 47
Violin Sonata No. 9 in A Major, Op. 47, “Kreutzer”
total(33:20)
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ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op. 96
Violin Sonata No. 10 in G Major, Op. 96
total(26:10)
ヴォルフガング・シュナイダーハン – Wolfgang Schneiderhan (ヴァイオリン)
カール・ゼーマン – Carl Seemann (ピアノ)
録音: May 1959, Brahms-Saal Musikverein, Vienna, Austria
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(シュナイダーハン/ゼーマン)(1959)
伝説のプロデューサーによる貴重なDGのベートーヴェン遺産。3CD+BDオーディオ
ヴォルフガング・シュナイダーハンとカール・ゼーマンによるこのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音は1959年、ウィーン楽友協会(ブラームス・ホール)で伝説のプロデューサー、エルザ・シラー女史により行われました。今回CD3枚組+BDオーディオのセットで発売されます。
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