メルマガ登録

ペルレア 名盤 ベルリオーズ幻想交響曲

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんばんは、
ともやんです。

今日はイオネル・ペルレアという指揮者のベルリオーズの幻想交響曲をご紹介します。
まずペルレアって誰?
と思われると思います。

僕も数日前まで名前も聞いたことがありませんでした。

スポンサーリンク

B級指揮者レーベル シュライバー・ディスク

シュライバー・ディスク Schreiber Discとは、超B級指揮者の貴重音源ばかりを扱う妙なレーベル。

いわゆる大巨匠にはまったく見向きもせず、どちらかというと今ではほとんど忘れられたような指揮者ばかりに注目してCD-R化するという極めてキワモノ的なレーベルなのだそうです。

実は、それなりのクラシック音楽ファンでも、知っている指揮者の名前なんてそれこそほんの一握り。しかもメジャーレベールから録音を出す指揮者なんて、まさに選ばれた人たちだけだと思います。

レコード会社としては売れてナンボ。演奏内容よりも人気や知名度の方が優先するんだろうなと思います。

しかし現場では、当然新規開拓というか新しいスターの発掘もして行かないと未来が見通せない、ということでいろんな指揮者の録音もするんだろうと思います。

勝手な想像だが、100件録音してその内1割か2割商品化され、それから何割か売れればいいという考えかもしれない。

そうなると世に出ない録音の方が圧倒的に多いわけで、そこでシュライバー・ディスク Schreiber Discのようなレーベルの存在意義が出てくるのではと思うのです。

以上、レコード業界のことを全く知らない僕の想像ですが。。。

スポンサーリンク

ペルレア B級指揮者でも光る存在

さて、やっとベルレアについて記します。
イオネル・ペルレア(1900~1970)。ルーマニアのオグラダ生まれ。
ルーマニア人の父とドイツ人の母の間に生まれ、10歳の時に父が亡くなったので、母の故郷ミュンヘンで育ちました。

ミュンヘンとライプツィヒで音楽を学び、1928年から44年まで生まれ故郷のルーマニアのブカレスト歌劇場の音楽監督・首席指揮者として活躍したということですから、凄い人です。

しかし、44年にナチスの強制収容所での生活を余儀なくされ、しかも戦後はナチス支配下のルーマニアで活動したと言うことでドイツでの活動が出来ず、活動の場をイタリアに移しました。

そこで、聖チェチリア管との共演を聴いたトスカニーニがペルレアの才能を認め、スカラ座への頻繁な客演へと繋がります。それが縁でアメリカに帰化。コネチカット響の常任指揮者として活動しながら、マンハッタン音楽院でも教鞭をとり、その時の愛弟子が飯守泰次郎氏だそうです。

1957年には心臓発作と脳卒中で倒れて半身不随となりましたが、意欲は衰えず、着座して左手だけで指揮を続けたというから強い意志を持った強者指揮者だったわけです。

なんだよ全然B級じゃないじゃないか!

スポンサーリンク

でもクラシック音楽ファン歴50年の僕がようやく知った指揮者。
これだけの人なのに歴史に埋もれてしまっていた人。

だからシュライバー・ディスクのようなレーベルは貴重です。
でもタワーレコードやHMVなどメジャーな販売店では残念ながら取り扱いはありません。

やはりこんな時頼りになるのが、店主がB級指揮者をこよなく愛するアリアCD。

(B級)指揮者列伝レーベル シュライバー・ディスク Schreiber Disc

良かったらチェックしてみてください。

ちなみに幻想交響曲は、超名演です。特に第3楽章が異常なほど遅く演奏されていでマニアには堪らない音源です。

スポンサーリンク

ペルレア ベルリオーズ 幻想交響曲

エクトル・ベルリオーズ – Hector Berlioz (1803-1869)
幻想交響曲 Op. 14
Symphonie fantastique, Op. 14

1.(14:44) I. Reveries: Largo – Passions: Allegro agitato e appassionato assai
2.(06:22) II. Un Bal (Valse): Allegro non troppo
3.(19:03) III. Scene aux Champs: Adagio
4.(04:48) IV. Marche au Supplice: Allegretto non troppo
5.(10:23) V. Songe d’une Nuit du Sabbat: Larghetto – Allegro
total(55:20)

バンベルク交響楽団 – Bamberg Symphony Orchestra
ヨネル・ペルレア – Jonel Perlea (指揮)

タワーレコードでは、ペルレアが亡くなる前年に故郷ルーマニアに里帰り公演したライブが出ています。ベートーヴェンの「運命」、ブラームスの第1番など人気曲が収録されています。

ブカレスト・ステレオ・ライヴ録音集 イオネル・ペルレア

やっぱり昔の人は凄かった!
巨匠イオネル・ペルレア最後の里帰り公演
ステレオ・ライヴ!!

複雑な心境を持っていた祖国ルーマニアには長らく帰国しませんでしたが1969年に里帰り公演を行い、最後の帰国。その際のライヴが今回登場の名演です。ドイツ音楽の王道ベートーヴェン、ブラームスは、気宇壮大で恰幅豊かな演奏で堂々たる演奏。どこまでもシリアス。響きが筋肉質で緊張感が絶え間なく続く所も満点です。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました