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伊藤恵 朝比奈隆 プラ―ムスピアノ協奏曲第1番

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こんにちは、
ともやんです。

今日は、ピアニスト伊藤恵(いとう けい)さんの誕生日。
おめでとうございます。

伊藤さんというとシューマンの作品の権威でライフワークにされていますが、そのほとんどは僕はまだ聴いておらず、伊藤さんというとつい朝比奈隆氏と共演したブラームスを思い出してしまいます。

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伊藤恵 プロフィール

ピアニスト。1959年愛知県出身。桐朋学園高校からザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー国立音大でライグラフに師事。81年ロン=ティボー・コンクールで3位、83年にはミュンヘン国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾り、サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場管と共演しミュンヘン・デビュー。以後、ソリストとして国内外で活躍。88年から始まったシューマンの全ピアノ作品の録音シリーズなど、多くの録音がある。
タワーレコードより

なお、より詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください。

ピアニスト 伊藤恵 プロフィール(公式サイトより)

近年は、ベートーヴェンの作品にも注力されていて、2018年の「ベートーヴェン ピアノ作品集1」、最新盤の「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)は、いずれもレコード芸術特選盤を獲得しています。

こちらは改めて聴いていきたいと思います。

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伊藤恵 朝比奈隆 ブラームスが凄い

なんと言っても第1楽章の遅いテンポで重厚な演奏に圧倒されます。
これはやはり朝比奈氏の意向もあるのでしょうか。新日本フィルの弦楽器奏者が一音たちとも無駄にせず、弾き切っている感じがします。特に朝比奈さんが亡くなる前年の録音ですから、その傾向が強くそのためぶ厚いハーモニーを醸し出しています。

ただ、オケがこれだけ鳴っていると怯みピアニストもいるかもしれませんが、伊藤恵は、バシッと受け止めてがっぷり組んだ演奏を展開しています。さすが長年共演した来て関係でしょうか。

ちなみにこの怪獣の咆哮を思わせる長い前奏を持つ第1楽章ですが、朝比奈さんと伊藤恵は、25:23掛けています。名盤として名が高い、ルービンシュタイン&メータが、23:01。ツィメルマン&バーンスタインが24:40ですからその遅さが分かります。

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第2楽章は割と淡々としていて、これも朝比奈さんの意向でしょうか。朝比奈さんは、緩徐楽章は、情感を込めるよりも音自体を積み重ねて行って、音楽そのものに語らせるという手法です。あのクレンペラーもそんな感じで、僕もその方が好きです。
どうも情感たっぷりというのは苦手です。

圧巻は、なんと言っても終楽章。テンポを動かさず、徐々に盛り上げていくのは流石。

ぜひ聴いてほしい名演の名盤です。

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伊藤恵 朝比奈隆 プラ―ムスピアノ協奏曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15

1.(25:23) I. Maestoso
2.(14:07) II. Adagio
3.(12:56) III. Rondo: Allegro non troppo
total(52:26)

伊藤恵 – Kei Itoh (ピアノ)
新日本フィルハーモニー交響楽団 – New Japan Philharmonic Orchestra
朝比奈隆 – Takashi Asahina (指揮)
録音: 11 September 2000, Suntory Hall

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(伊藤恵/新日本フィル/朝比奈隆)(2000)

初CD化音源登場!伊藤恵、朝比奈隆&新日フィルによる名演の誉れ高い1990年録音から10年を経た演奏。伊藤と朝比奈は、1986年の大阪フィルの欧州公演以来、このコンチェルトの演奏を重ねてきました。

1990、96、98そして2000年におこなわれた“ブラームス・チクルス”において、朝比奈は各回とも「第1協奏曲」を伊藤と共演し、今回発売CDの演奏がその最終回となったのです。

伊藤の重厚かつ輝かしいピアニズムと朝比奈の巨大な造形が一体となった演奏は、「大交響曲」の様相を呈しています。15年におよぶ演奏史の感動的な芸術的成果がここにあります。



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