おはようございます。
ともやんです。
フランス出身の若き指揮者レミ・バローが、聖フローリアン修道院で演奏したブルックナーの交響曲第7番が美しいです。
↓
https://amzn.to/2Gy8lY2
聖フローリアン修道院のライブと言うと、1975年の朝比奈隆と大阪フィルの演奏が忘れられません。
これは1975年、大阪フィルのヨーロッパツアーでの伝説のライブです。
↓
https://amzn.to/2yivdGr
僕の中では、この75年の朝比奈盤が、いまでも最高ですが、レミ・バローは違うアプローチに素晴らしい演奏を展開しています。
レミ・バローに見る チェリビダッケの影響
さて、レミ・バローのブルックナーは、聖フローリアン修道院の長い残響を意識して遅めのテンポで、じっくりと構えた美しい演奏です。
でも少し構えすぎかなという気がしないでもありません。
そしてこの演奏は誰かに似ているなぁ、と感じました。
レミ・バローは、1977年フランス生まれ、今年42歳。期待の若手指揮者です。
またヴァイオリニストとしても実力者で、ウィーンフィルのメンバーと室内楽も演奏しています。
そんなレミ・バローは、16歳から3年間、あのチェリビダッケのレッスンを受けていたのです。
これで納得です。
レミ・バローのブルックナーの演奏が誰かにいているな、と感じたのはチェリビダッケの影響があったのです。
バローは、16歳からチェリビダッケが亡くなる1996年までの3年間、チェリビダッケのパリのアパートを訪問して、週2~3回、チェリビダッケのレッスンを受けていました。
最初は、弦楽四重奏でしたが、そのうちチェリビダッケから指揮者に向いていると言われ、指揮者を目指すようになったそうです。
個人的には、朝比奈隆の淡々としたブルックナーが好きです。
しかし、バローのブルックナーもなかなかです。
これから聴き込んでいきたい若手指揮者です。
レミ・バローの名盤 ブルックナー交響曲第7番
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (1885年稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 7 in E Major, WAB 107 (1885 version, ed. L. Nowak)
1.(22:17) I. Allegro moderato
2.(26:06) II. Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam
3.(10:18) III. Scherzo: Sehr schnell
4.(14:31) IV. Finale: Bewegt, doch nicht schnell
total(73:12)
聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団 – Altomonte Orchester St. Florian
レミー・バロー – Remy Ballot (指揮)
録音: 17 August 2018, Brucknetage St. Florian, Stiftsbasilika St. Florian, Austria
【SACDハイブリッド】 ブルックナー: 交響曲第7番 レミ・バロー 、 聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団
“オーストリア北部のリンツにほど近いザンクトフローリアンで夏ごとに開催されているブルックナー音楽祭のハイライトを飾るべく、かの作曲家が若い頃オルガン奏者として奉職していた修道院教会を会場に行われる交響曲演奏会は、イギリスやアメリカなど海の向こうからも耳の肥えたブルックナー・ファンを集める注目度の高いステージ。2018年夏の演奏会ではついに第7番が披露されましたが、ここでもバローは玄人ファンたちの期待を裏切ることなく、残響10秒という異例の音響空間を最大限味方につけた異色解釈で満場を唸らせました。”
ナクソスミュージックストアより
コメント