こんにちは、
ともやんです。
今年は、アントン・ブルックナー(1824-1896)の没後125年です。
しかも本日10月11日は、命日です。
タワーレコードのオンラインショップでブルックナーで検索すると最初に出てくるのが、現在全集の録音プロジェクトを進めている、クリスティアン・ティーレマンとウィーンフィルによる、交響曲第4番「ロマンティック」
ティーレマンは、2015年にシュターツカペレ・ドレスデンと録音していますが、6年ぶりの録音ですね。
ティーレマンは、1959年生まれで僕と同世代。
古楽器スタイルを取り入れず、オーソドックスな正攻法な演奏で、この「ロマンティック」じっくり構えた演奏で、ウィーンフィルお響きを存分に活かした名演だと思います。
ティーレマン&ウィーンフィル ブルックナー「ロマンティック」
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 WAB 104 (ハース版)
Symphony No. 4 in E-Flat Major, WAB 104, “Romantic” (Edition Haas)
1.(19:23) I. Bewegt, nicht zu schnell
2.(16:12) II. Andante quasi allegretto
3.(11:12) III. Scherzo: Bewegt
4.(22:55) IV. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell
total(69:42)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
クリスティアン・ティーレマン – Christian Thielemann (指揮)
録音: 17 May 2015, Live recording, Dresden, Germany
ブルックナー: 交響曲第4番「ロマンティック」[ハース版] クリスティアン・ティーレマン ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Blu-spec CD2 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」[1878/80年第2稿・ハース校訂]
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Blu-spec CD2仕様でも出ています。
第3弾は、「ロマンティック」という標題で親しまれてきた名曲、交響曲第4番。ブルックナーが初めて長調で書いた交響曲で、ホルンのロマンティックな吹奏で開始され、夜明けを思わせる第1楽章冒頭や、狩りの角笛を想起させる第3楽章など、強い印象を残す箇所が多く、ブルックナー入門に最適の交響曲。
ティーレマンは、ブルーノ・ワルターや朝比奈隆ら20世紀の指揮者に根強く支持されたことで今もファンの多いロベルト・ハース校訂の第2稿(1936年出版の旧全集版、第3楽章トリオのテーマをオーボエが担う)を使用しています。
ノーヴァク版使用が一般的で、コーストヴェット校訂の新しい全集版楽譜も2018年に出版された昨今、ハースの旧全集を使った新録音が出るのは珍しいですが、そこにティーレマンのこだわりが感じられるところです。またウィーン・フィルとしては1990年のアバド指揮DG盤(ノーヴァク校訂新全集を使用)以来31年ぶりの録音となります。
第1・第2ヴァイオリンを左右に配する対向配置は、ブルックナーの作品の音楽構造を浮き彫りにする効果が絶大。
全曲69分とゆっくり目のテンポで作品のスケールを壮大に描き出しています。ティーレマンの「ロマンティック」は、2008年のミュンヘン・フィル、2015年のシュターツカペレ・ドレスデンとの映像以来3回目となりますが(ベルリン・フィルとの2012年のライヴもデジタルコンサートホールで試聴可)、ウィーン・フィルとの今回の最新盤が決定盤となること間違いなし。
※タワーレコード・オンラインショップより
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