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ヨッフム ブルックナー 5番 バイエルン放送響

こんにちは、
ともやんです。

ブルックナーの交響曲第5番が続きます。

多分、ブルックナーの交響曲第5番でもかなり古い方の録音ではないでしょうか?

1958年、ヨッフム指揮のバイエルン放送響との録音です。

60年も前の録音ですが、当時の録音スタッフの奮闘ぶりが分かる、名録音です。
しかもステレオなのが嬉しいですね。

録音年を伏せて、聴いて、その後60年前の録音だよ、と言われるとほぼ全ての人が驚くと思います。

話はそれますが、ヨッフムの演奏の録音が、50年代物でも状態がいいのですね。

個人的には、ヨッフムが録音に協力的だったからだと思います。

その点、フルトヴェングラーは、協力的ではなく、同じ時期でもその差を感じてしまいます。

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ヨッフム ブルックナー 5番 バイエルン放送響

アントン・ブルックナー(1824-1896)
交響曲第5番変ロ長調

Ⅰ(20:54)Intoroduction.Adagio-Allegro
Ⅱ(19:23)Adagio.Sehr langsam
Ⅲ(12:35)Scherzo.Molto vovace
Ⅳ(24:00)Finale.Adagio-Allegro moderato

録音:1958年

オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送交響楽団

ブルックナー: 交響曲全集Vol.2(交響曲第4-6番)<タワーレコード限定> オイゲン・ヨッフム 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 、 バイエルン放送交響楽団

ヨッフムの演奏は、ドラマティックなブルックナーで、ブルックナーの演奏では、急がない、急き立てない、テンポを不要に動かさないのが、多くのブルックナー指揮者が言うことだそうです。

でも、ヨッフムの五番は、第一楽章では、フルトヴェングラー張りのアッチェランドを掛けたり、テンポを動かす部分があり、また全体に腰が軽い感じがします。

またスケールの大きさよりも、躍動感や高揚感を感じさせ、昨日紹介した、ティントナーの50代の演奏に近い感じがあります。

録音当時、ヨッフムは56歳。

五番に関しては後年のドレスデンシュターツカペレとの演奏の方は一般的に評価が高いようです。

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ヨッフムのブルックナーが愛される理由

指揮者の故岩城宏之さんは、文章も上手く、彼の棒振り旅がらすシリーズや、山本直純氏との友情を描いた文章など、この人、文章でも食っていけたんではないか?と思わせるくらい、ユーモアに溢れた文章で楽しませてくれた方でした。

その岩城さんのエッセイの中で、ヨッフムじいさんと親しみを込めて、ヨッフムのことを書いたものがあります。

オーケストラが、アムステルダムのコンセウトヘボウだったの思うのですが、(違っているかもしれないが)、ブルックナーの交響曲のコンサートが終わって、岩城さんが、楽屋にヨッフムを訪ねたそうです。

そうしたら、演奏の出来が良かったらしく、ヨッフムは、楽団員たちをはしゃぎまわり、奥さんが、ステージ衣装から私服に着替えさせようとするのですが、ヨッフムは、足をバタバタさせ、奥さんを困らせている光景に出くわしたそうです。

その光景が、まるでだだをこねる子供のようで、岩城さんは、つい微笑ましい気分になり笑ってしまったそうです。

それ以来、ブルックナーの交響曲を聴くときは、ヨッフムの演奏を好んで聴いたそうです。

まとめ

オイゲン・ヨッフムは、20世紀を代表するドイツの指揮者ですが、フルトヴェングラーやクレンペラーから受けるカリスマ的なオーラは感じません。

また、ナチスドイツ支配下で、ナチスの嫌う作曲家の曲を演奏したり、反骨さをみせていますが、それらの記録からもナチスから圧力を受けたという記述は見当たりません。

ただし、ナチス支配下のドイツは想像を絶する時代だったので今の常識では考えられないわけで、ヨッフムも相当な嫌がらせを受けたかもしれず、下手すると命にかかわることもあったかもしれない。

つまり、ヨッフムの演奏を聴いていると、オーケストラのメンバーが生き生きと音楽をする楽しみに浸っている様に感じるのです。

それはきっとヨッフムの人柄を無関係ではなかったと思います。



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