クラシック初心者でも感動!カンプラのレクイエムに癒され

作曲家
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こんにちは、
ともやんです。

先日、合唱仲間の女性から今度コンサートをやるから聴きに来てほしい、とチラシとチケットを渡されました。

チケット代は、多少割引してくれましたが、しっかり集金されました。

その有無を言わせぬ姿勢に逆に爽快感を感じて、都合を付けて行くことにしました。
それにしてもプログラムをちゃんと見ていなかったので、改めて確認すると、

アンドレ・カンプラ「レクイエム」
シューベルト「ミサ曲第2番ト長調」

とあります。

まずカンプラって誰!?

それから僕は、早速2曲のCDを取り寄せて聴いてみることにいました。
そうするとすっかりこの2曲の虜になってしまったのです。

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アンドレ・カンプラって誰?

実は、白状しますと50年にも渡ってクラシック音楽の愛好家として過ごしてきたにもかかわらず、アンドレ・カンプラの名前は初めて耳にしました。

カンプラは、1660年生まれ、1744年没のフランスの作曲家
J.S.バッハが、1685年生まれ1750年没。
ヘンデルが、1685年生まれで1759年没。
ですから、ほぼ同時代の作曲家と言えます。

しかも84歳までと長寿で、18世紀初頭のフランス音楽界で主導的な地位だったようです。
トゥーロンとトゥールーズでキャリアを積んだ後、パリに移り住み、ノートルダム寺院の音楽師となり、オペラ座で成功を収めたとも記されています。

最初の成功は、1697年のオペラ・バレエ『L’Europe galante』で、この作品は、フランス、スペイン、イタリア、トルコを舞台にした作品でした。

『L’Europe galante』は、”黄金のヨーロッパ”とでも訳するのでしょうか。
教会音楽では、モテットを多く作曲し、レクエイムは、1722年の作品です。

カンプラのレクイエムを聴いて

CDが届いたので早速聴いてみました。
レクエイムの歌詞は、現在合唱団で練習しているJ.S.バッハの「ロ短調ミサ」や昨年歌ったベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」ともテキストの共通部分が多く、親しやすいです。

特にそのサウンドには、魅了されました。
レクイエムは、死者を弔う鎮魂曲ですが、静かで暗いイメージを持ちますが、カンプラのレクエイムは、癒しの音楽です。
また軽やかさも持ち合わせていて、すっかり好きになってしまいました。
全体の長さも40分弱で、2度、3度と聴き返してしまいました。

クラシック初心者にもおすすめ

今回のコンサートに息子とその彼女も誘いました。
息子は、バンドもやっていてポピュラー音楽にはかなり造詣が深いですが、クラシックに関してはドビュッシーくらいかな、と言ってましたが、同じフランスだからいいじゃないかと強引にチケットを渡しました。

なんと言ってもカンプラのレクイエムは、初心者でも分かりやすいです。
最初の響きが流れた瞬間、なにか不思議な国にいざなわれたような錯覚になります。

まさに非日常を体感できるのです。

カンプラのレクイエムの名盤

アンドレ・カンプラ – Andre Campra (1660-1744)
レクイエム
Messe de requiem
total(39:31)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
カロリーヌ・ウェイナンツ – Caroline Weynants (ソプラノ)
ペリーヌ・ドヴィレール – Perrine Devillers (ソプラノ)
ルシール・リシャード – Lucile Richardot (コントラルト)
ロドリーゴ・カレート – Rodrigo Carreto (テノール)
エティエンヌ・バゾラ – Etienne Bazola (バリトン)
フランソワ・ジョロン – Francois Joron (バリトン)
ランドル・ロドリゲス – Randol Rodriguez (バリトン)
リザンドル・シャロン – Lysandre Chalon (バス)
ルノー・ブレ – Renaud Bres (バス)
アンサンブル・コレスポンダンス合唱団 – Ensemble Correspondances Choir
アンサンブル・コレスポンダンス – Ensemble Correspondances
セバスティアン・ドゥセ – Sebastien Dauce (指揮)
録音: January 2024, Eglise Notre-Dame-du-Liban, Paris, France

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アンドレ・カンプラ: レクイエム

カンプラのレクイエム
そして17世紀フランスを代表する作曲家たちの宗教作品
歴史上に名高いカンプラの「レクイエム」。カンプラがノートルダム大聖堂の楽長を務めた後に書かれました。
このディスクは、前半にノートルダム大聖堂ゆかりの音楽家たちの作品をプログラムし、後半にカンプラのレクイエムを収録。前半の作曲家たちは、いずれもノートルダム聖堂の音楽監督などを務めた、当時のフランスのトップクラスの存在で、カンプラが傑作を生み出す土台となる伝統を築いた音楽家たちです。
アンサンブル・コレスポンダンスは、2009年に指揮者ドセによって結成された声楽アンサンブル。17世紀(ルイ14世の時代)の音楽をレパートリーの中心に据えて活動しています。2016年、「夜のコンセール・ロワイヤル」で大きな話題となりました。
キングインターナショナルより
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シューベルトのミサ曲第2番

一緒に演奏されるシューベルトのミサ曲の紹介しておきましょう。

フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
ミサ曲第2番 ト長調 D. 167
Mass No. 2 in G Major, D. 167
total(22:19)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
リューバ・オルゴナーショヴァー – Luba Orgona?ova (ソプラノ)
クリスティアン・エルスナー – Christian Elsner (テノール)
グスタフ・バラーチェク – Gustav Bela?ek (バス)
バイエルン放送合唱団 – Bavarian Radio Chorus
バイエルン放送交響楽団 – Bavarian Radio Symphony Orchestra
マリス・ヤンソンス – Mariss Jansons (指揮)
録音: 29 March 2007, Herkulessaal der Residenz, Munich, Germany

ヤンソンス シューベルト&グノー:ミサ曲集

シューベルト18歳の時に書かれた「小さな」ミサ曲第2番。
本来は弦楽合奏とオルガンのみの伴奏による簡潔な作品でしたが、後にトランペットとティンパニが付け加えられ、華やかさを増したことで知られています。
曲自体は清冽な響きを持ち、素直なメロディが共感を呼ぶものです。
ヤンソンスのこの演奏、いつものように細部まで磨き抜かれたもので、シューベルトの素朴さとグノーの華麗さが存分に堪能できることでしょう。
オルゴナソーヴァの堂々たるソプラノは、ちょっとシューベルトにはもったいない感もありますが、グノーではオーケストラと競い合うかのような力強さを見せてくれます。
サンクトゥスで滴る美声を聞かせるエルスナーも最高です。
ナクソス・ジャパンより

まとめ

紹介してコンサート情報も合わせて載せます。

混声合唱団 Anemos 演奏会
アンドレ・カンプラ「レクエイム」
シューベルト「ミサ曲第2番ト長調」

開催:2025年5月24日(土)
会場:杜のホールはしもと
(JR横浜線・京王相模原線橋本駅北口)
開場 13:20 開演 14:00
入場料1,800円(全自由席)

混声合唱団アネモス 演奏会予定&これまでの演奏会

ぜひご興味ある方は、ご来場されることを願っています。



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