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イリア・キム ドビュッシー 月の光 2つのアラベスク

ドビュッシー
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こんにちは、
ともやんです。

先日、守重結加さんのリサイタルに行ってきました。
30名ほどしか入れないホールでの演奏会。
しかもピアノが、ドイツの高級ピアノ製作所が作ったGROTRIAN。あのクララ・シューマンも愛したというピアノ・メーカーです。
そんな素晴らしいピアノを素敵なホール、しかも守重さんまで3mほどの距離で聴けたのですから、素晴らしい体験でした。

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ドビュッシー 未知なる世界へ

クロード・ドビュッシーは、フランスの作曲家。名前だけは子供の頃から知っています。しかし、さてどんな曲を聴いた?となると「亜麻色の髪の乙女」とか「月の光」程度。どうもフランスの作曲家は不案内です。ラヴェルを多少聴いているくらい。

守重さんのリサイタルが、ドビュッシーの前奏曲集第1巻とシューベルトの即興曲集D899でした。シューベルトの方はCDにも収録されていますが、ドビュッシーの方が渾身の演奏で感銘を受けました。ドビュッシーというと印象派といいうことで、幻想的でキラキラ煌めくピアノの印象がありましたが、中には激しい曲もあり、曲想の幅広さを感じました。

そして僕はドビュッシーの未知なる世界に足を踏み入れたくなってきたのです。
残念ながら守重さんにはまだドビュッシーの録音がありません。

そこで見つけたのが韓国のソウル出身のピアニスト、イリア・キム。

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イリア・キム ドビュッシーのスペシャリスト?

タワーレコードで、イリア・キムのカタログを見ると、ムツィオ・クレメンティとドビュッシーが出てきます。
クレメンティとは渋いですが、1752年生まれで1832年没。イタリア出身。ロンドンでピアニスト、作曲家として成功を収め、1781年には、ヨーロッパ各地を演奏旅行し、モーツァルトとも競演し名声を高める。後年はロンドンでピアノ製造業と出版業に専念。また教育者として多大な影響を与えた、だそうです。

今回取り上げたアルバムは、比較的新しく2019年の録音。イタリアを拠点に多彩な活動をされているようで、このドビュッシーも興味深く聴きました。

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イリア・キム ドビュッシー 月の光 2つのアラベスク

クロード・ドビュッシー – Claude Debussy (1862-1918)
2つのアラベスク
2 Arabesques

1.(04:32) 第1番 ホ長調
No. 1 in E Major: Andantino con moto
2.(03:55) 第2番 ト長調
No. 2 in G Major: Allegretto scherzando
total(08:27)

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ベルガマスク組曲 – 第3曲 月の光
3.(05:18) Suite bergamasque: III. Clair de lune

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4.(05:38) スティリー風タランテッラ
Danse, “Tarantelle styrienne”*

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5.(05:18) 版画 – 第2曲 グラナダの夕べ
Estampes: No. 2. La soiree dans Grenade (Evening in Granada)

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6.(07:09) 喜びの島
L’isle joyeuse

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7.(04:56) 前奏曲集 第1巻 – 第6番 雪の上の足あと
Preludes, Book 1: No. 6. Des pas sur la neige

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8.(03:43) 前奏曲集 第2巻 – 第8番 水の精(オンディーヌ)
Preludes, Book 2: No. 8. Ondine

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前奏曲集 第1巻(抜粋)
Preludes, Book 1 (excerpts)

9.(05:45) 第10曲 沈める寺
No. 10. La cathedrale engloutie
10.(03:47) 第7曲 西風の見たもの
No. 7. Ce qu’a vu le vent d’ouest
total(09:32)

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12の練習曲(抜粋)
12 Etudes (excerpts)
11.(02:34) 第7番 半音階のための
No. 7. Pour les degres chromatiques (For chromatic steps)
12.(03:29) 第5番 オクターヴのための
No. 5. Pour les octaves (For octaves)
total(06:03)

イリア・キム – Ilia Kim (ピアノ)
録音: 18-19 April 2019, Lugano, RSI, Auditorio Stelio, Molo, Switzerland

ドビュッシー: 月の光/2つのアラベスク 他 イリア・キム

ソウル出身のピアニスト、イリア・キムが演奏するドビュッシー。
キムは11歳でソロ・リサイタルを開催、1983年と1987年にはソウル市長賞と奨学金を獲得し、ベルリンに留学。卒業後はヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で演奏会を行い、1998年からはイタリアに拠点を構え、多彩な活動を行っています。このアルバムで彼女は、ドビュッシーの初期から晩年に渡る様々なピアノ曲を取り上げ、その表現や作風の変化を探っていくことで、彼が19世紀から20世紀への転換点に位置する象徴的存在であることを示しています。
ナクソス・ジャパン



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