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プレヴィン ウィーン・フィル ハイドン 交響曲”オックスフォード”

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こんにちは、
ともやんです。

「クラシック音楽の感動を求めて-つまみ食い的鑑賞法のすすめ」常盤隆著の中で、著者自身の意見として”「プレヴィンはウィーン・フィルを最も美しく鳴らすことができた指揮者の一人だった」と考えている”と記しています。

その裏付けとして「ウィーン・フィル 音と響きの秘密」中野健著の中に、コンサートマスターのキュッヒル氏が「協演していて、いちばん幸せな思いを味わえた人」としてプレヴィンを評している記述を紹介しています。

それだけプレヴィンとウィーン・フィルの関係は相思相愛だったと思われ、そんな関係が良い演奏と響きに影響が出なはずはありません。

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プレヴィンとウィーン・フィルの響き

前出の常盤氏の著書の中で、プレヴィンとウィーン・フィルの響きを味わうおすすめ盤として、ハイドンの交響曲第92番「オックスフォード」の録音を紹介しています。

最初のウィーン・フィルの弦の響きを聴いた瞬間、その優雅な響きにうっとりしてしまいます。
中野氏の著書には、キュッヒル氏の言葉として「良い指揮者とは、私たちの音楽を邪魔しない指揮者のことを言います」も紹介されています。

ウィーン・フィルくらいのレベルになると、自分達だけでも相当なレベルの音楽を演奏できるので、下手な指揮者に邪魔されるほど辛いことはないのかもしれません。

その点、プレヴィンはウィーン・フィルの名手たちにそれこそ自由にのびのび演奏させて素晴らしい演奏を導き出した例だと思います。

以前、指揮者には2つのタイプがいて、それはドライブするタイプとキャリアするタイプだそうです。

ドライブするとは、指揮者主導で、自分の主張を優先するタイプで、20世紀前半の往年の巨匠たちにはそんな人が多かったのではと感じます。

一方、キャリアは、奏者を乗せて気分よくさせて演奏させるタイプ。
だから奏者と指揮者はフラットな関係という感じです。

どっちが言い訳ではないでしょうが、そんな関係で生み出される音楽を僕らは楽しんでいるのです。

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プレヴィン ウィーン・フィル ハイドン 交響曲第92番

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第92番 ト長調「オックスフォード」 Hob.I:92
Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92, “Oxford”

1.(07:44) I. Adagio – Allegro spiritoso
2.(07:23) II. Adagio
3.(05:52) III. Menuetto: Allegro
4.(05:54) IV. Presto
total(26:53)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
アンドレ・プレヴィン – Andre Previn (指揮)

ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」(ウィーン・フィル/プレヴィン)

プレヴィンとウィーン・フィルの相性の良さを示す演奏。ハイドン作品を端正に、個々の楽器の音色の美しさを引き出し美しい響きを聴かせています。

自然で無理がなく、ゆとりのある音楽からはウィーン・フィルという個が醸し出す雰囲気を作品にうまく作用させたプレヴィンの手腕が光る名演奏といえ、味わい深いハイドンです。



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