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サイモン・ラトル 名盤 マーラー 交響曲第9番

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こんにちは、
ともやんです。

同じ合唱団にいる先輩団員は、僕の父親よりも年上の方で、今年86歳。お元気に毎回練習にいらっしゃっています。

マーラーの9番が好きで、先日ショルティ指揮シカゴ響の演奏をわざわざ録音してくださいました。

僕は、代わりにバルビローリ指揮ベルリンフィルをお貸ししました。

その先輩団員の方が、9月28日に横浜みなとみらいホールで開催されるサイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団のマーラーの9番を楽しみにされています。

そこで現在出ているサイモンラトル指揮ベルリンフィルの演奏を聴いてみました。

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サイモン・ラトル&ベルリンフィル マーラー交響曲第9番

交響曲第9番 ニ長調
Symphony No. 9 in D Major

I.(28:56) Andante comodo
II.(15:56) Im Tempo eines gemachlichen Landlers – Etwas tappisch und sehr derb
III.(12:37) Rondo-Burleske: Allegro assai
IV.(26:02) Adagio – Sehr langsam und noch zuruckhaltend
total(83:31)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
サイモン・ラトル – Simon Rattle (指揮)

録音時期:2007年10月24~27日(デジタル)
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
Producer: Stephen Johns
Recording Engineer: Mike Clements
Editors: Simon Kiln & Christopher Franke Production Manager: Kerry Brown

マーラー: 交響曲第9番 サイモン・ラトル 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

サイモンラトルの名盤 マーラー交響曲第9番 HMV評

CD販売サイトのHMVは、僕が長年利用しているサイトで、僕のCD入手は、新宿のディスクユニオン・クラシック館に行くか、HMVの通販で購入するかです。

HMVのサイトで充実しているのが、その解説です。

このブログでも参考にしているんですが、なかなかの内容なので今回も一部引用いたします。

マーラー交響曲第9番
サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー

2007年10月、ベルリンのフィルハーモニーにおけるライヴ録音。全集に収められた録音は、1993年12月にウィーン・フィルにデビューしたときのコンサートを収めたものだったので、今回は14年ぶりの録音ということになります。

シーズンのオープニングを飾ったこの演奏は「マーラー交響曲第9番の公演は、ベルリン・フィルの指揮者として、サイモン・ラトルの最も素晴らしい業績のうちの1つでした。」とベルリンのZeitung紙で絶賛されるなど、いよいよ佳境に入ったラトルとベルリン・フィルの底力を示すものとして高く評価されていました。

楽器配置は前回のウィーン・フィル盤同様、第2ヴァイオリンが右側に置かれたものですが、音が良いこともあってか情報量がさらに多く、録音が難しいとされるフィルハーモニーでのライヴ収録であることを考えると、このクオリティには驚くほかありません。

特に第4楽章アダージョにおける空間再現、立体的で奥深い響きの魅力には素晴らしいものがあり、コントラバスが入ったときとそうでないときのコントラストや、艶やかなコンサートマスターのソロから強大なトゥッティに至るまで、ベルリン・フィルならではの高度な表現力と合奏能力を、精緻なパースペクティヴの中で心ゆくまで堪能できる仕上がりとなっています。

第2楽章でのパロディ色濃厚なアプローチも、情報量が多いだけにウィーン・フィル盤よりもさらに面白くなっており、強烈なコントラバスも効果満点です。

第3楽章は唯一ウィーン・フィル盤よりも速くなった部分で、エネルギッシュでありながらも細部情報が全部耳に飛び込んでくるという驚異的な精度の演奏が繰り広げられています。

第1楽章は第4楽章と同じく、ウィーン・フィル盤よりも1分ほど演奏時間が長くなっていますが、これはラトルの求めるものがより深く大きくなっているからでしょう。

複雑膨大で錯綜とした情報を立体的なフォルムの中に配置した入念を極めた音の構築は圧倒的ですが、今回はそれだけでなく、「美しさ」の希求という点でもたいへんに印象深いものがあるのです。

それはたとえば第1楽章冒頭から主題が形成され始めるとすぐに気づかされることでもあり、以後、変容しながら繰り返される呈示部を通じて、この作品の底を流れる大きな要素のひとつである「美」について、対象モティーフの克明かつ美的な表現によって、構造的な面からも聴き手に徹底的に意識させる演奏がおこなわれているのが実に見事です。

美しさと構築性を兼ね備えた稀有な情報量を持つ名盤の登場です。(HMV)

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サイモンラトルの名盤 バーミンガム市響との衝撃から

僕が初めて、ラトルの録音を聴いたのは、もう30年近く前だったと思います。

中古店で、ブラームスのピアノ四重奏曲(管弦楽編曲:シェーンベルク)のLPを購入して聴いたのが最初でした。

ラトルは僕と同年代なので、当時まだお互い30代前半だったので聴いてみたのです。

聴いて深く感動しました。

これブラームスの交響曲第5番じゃん!!!

しかもラトルの表現はブラームス特有のうつむき加減のほの暗さをよく表現していて、30年後には今のカラヤンみたいになっているかも(当時まだカラヤンは健在)と思ったものです。

その後、ウィーンフィル、ベルリンフィルとの指揮者となりましたが、なんか録音を聴いてもバーミンガム市響とのブラームスの程の衝撃は受けませんでした。

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最後に

ラトルが、ウィーンフィルとベートーヴェンの交響曲全集を録音したということで、さっそくCDを購入して聴いて、いまひとつのなでがっかりした記憶があります。

ベルリンフィルとの新録音もありますが、そのうち聴いてみようというくらいです。

実は今回聴いたベルリンフィルとのマーラー9番もいいんだけど、でもラトルじゃなきゃいけない、というほどでもないし、とどうも煮え切らいないのです。

だから、僕はラトルがベルリンフィルを辞めてロンドン響に行ったのはいいじゃないかと思いっています。

まだ63歳ですから、これからの円熟した演奏を楽しみにしています。



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