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シノーポリ 名盤 シューベルト&メンデルスゾーン

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こんにちは、
ともやんです。

シノーポリは、生地ヴェネツィアで学ぶとともに、パドヴァ大学で精神医学も修めた秀才です。また作曲もダルムシュタットで現代音楽のマデルナやシュトックハウゼンに師事しました。

そのため指揮者としての作品への解釈は、そのような精神医学者の視点、前衛作曲家の視点が大きく作用しているのでは感じるそうです。

そして、シノーポリを上記のように分析した人は、次のように結論付けています。

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シノーポリがオペラに優れた手腕を発揮できるのは、オペラが人間の心理を分析的にアプローチするに相応しい分野だから、と記しています。

なるほど、僕にはそこまで深く分析することは出来ませんが、分かる人にはわかるんだなと感心します。

僕が、シノーポリに注目したのは、シューマンの交響曲第2番をウィーンフィルを指揮して録音したCDからで、これは克明に描いた名演で、まだ若い指揮者のこれからが楽しみだなと思ったものです。

また、シノーポリのシューマンの演奏を精神病を病んだシューマンの兆候を感じた名演ともいう人もいましたが、やはりこれもよくわかりませんでした。

そんなシノーポリが自分の特性を活かせるオペラの分野での活躍が期待された2002年からのザクセン州立歌劇場の音楽監督就任だったのですが、残念ながら2001年4月20日にベルリンでの「アイーダ」の上演中に倒れ、帰らぬ人となったことは返す返す残念でなりません。

享年54歳。

その数年前にフィルハーモニア管との来日公演を聴いていただけにその訃報を聞いて、思わずため息と共に天を仰いだものです。

フィルハーモニア管とのシューベルトとメンデルスゾーンは動と静を描き分けた名演です。
ゆったり始まる未完成は、展開部では情熱がほとばしる部分もあり、特に名演だと思います。

ぜひ、聴いて欲しい録音です。

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シノーポリ 名盤 シューベルト&メンデルスゾーン

フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D. 759(抜粋)
Symphony No. 8 in B Minor, D. 759, “Unfinished” (excerpts)

1.(16:32) I. Allegro moderato
2.(12:31) II. Andante con moto
total(29:03)

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フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
交響曲第4番 イ長調 「イタリア」 Op. 90
Symphony No. 4 in A Major, Op. 90, MWV N16, “Italian”

フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
ジュゼッペ・シノーポリ – Giuseppe Sinopoli (指揮)

3.(10:18) I. Allegro vivace
4.(07:26) II. Andante con moto
5.(08:17) III. Con moto moderato
6.(06:04) IV. Saltarello: Presto
total(32:05)

シューベルト: 交響曲 第8番 「未完成」/メンデルスゾーン: 交響曲 第4番 「イタリア」<タワーレコード限定>

限りない憧れを秘めた静謐美が横溢する、ロマン的抒情性が存分に表現された《未完成》。南国イタリアで受けた印象をもとに、眩いまでに溌剌とした晴朗な快活さと舞曲調の曲想を持つ躍動的な《イタリア》。音楽監督に就任した直後にシノーポリがフィルハーモニア管弦楽団を指揮した、静と動を見事に対比した演奏で、特に《未完成》はこれまでに無い洞察力溢れる解釈として、発売時話題となりました。



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