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内田光子 モーツァルト ピアノ協奏曲第21番

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こんにちは、
ともやんです。

今から239年前の今日、ウィーンで素晴らしい名曲が初演されました。
ただ作曲した本人は、それが200数十年後の極東にいる一人のおじさんのブログのネタになるなんて当然まったく思っていなかったし、間近に控えた予約演奏会のことで頭の中はいっぱいだったと思います。

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モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 初演

1785年3月9日、W.A.モーツァルトは、自身の21番目(出版順)のピアノ協奏曲を書き上げました。書き上げたと言うことは、オーケストラ譜も全て完成されたことだと思います。

ピアノ協奏曲第21番ハ長調k.467。

そしてこの作品は、翌日の3月10日にウィーンのブルク劇場において自身の演奏で初演を行われました。
つまり239年前の今日ですね。
ウィーンとは時差が8時間ありますから、いまこの記事を書いている時間帯は、ウィーンの早朝なのでモーツァルトは起きたばかりでしょう。
いや前日にようやくピアノ協奏曲が完成しているのですから、ゆっくり寝られたかどうかは、定かではありません。
また、初演の模様も僕の持つ「モーツァルト事典」やその他に資料でも記されていません。

多分ピアノと指揮はモーツァルト自身で行ったとして、オーケストラはほぼ初見だったのではと思います。まさに綱渡り的演奏会だったのでしょう。

しかしそんな状況の中でも中でも後世に残る大傑作を作曲するのですから、モーツァルトは天才しか言いようがありません。

さて、この作品の第2楽章は、1967年のスウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」に使われて有名になり、知らないうちに聴いたことがある人も多いと思います。

映画は、1889年にスウェーデンで起きた実際の事件をベースにしたメロドラマ。妻子のある軍人と女芸人の許されぬ恋と逃避行、その果てに待ち受ける運命を哀感たっぷりに映し出すもの。

まさにモーツァルトの35年間の生涯は本人は全く望んではいなかったと思いますが「みじかくも美しく燃え」的なものに思われて仕方ありません。

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内田光子 モーツァルト ピアノ協奏曲第21番

内田光子さんは、80年代にテイト指揮イギリス室内管と全集を録音しています。
それから20数年後にクリーヴランド管を引き振りでいくつか主な作品の再録音を行っています。彼女の円熟味が堪能できる演奏です。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467
Piano Concerto No. 21 in C Major, K. 467 (cadenza by M. Uchida)

1.(15:42) I. Allegro maestoso
2.(06:46) II. Andante
3.(06:47) III. Allegro vivace assai
total(29:15)

内田光子 – Mitsuko Uchida (ピアノ)
クリーヴランド管弦楽団 – Cleveland Orchestra
内田光子 – Mitsuko Uchida (指揮)
録音: 5-7 April 2012, Live recording, Severance Hall, Cleveland, Ohio, United States

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番≪ジュノーム≫・第21番 内田光子

第1弾『ピアノ協奏曲第23番・第24番』がグラミー賞を受賞し大ブレイクした内田光子とクリーヴランド管弦楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。第3弾となる今作はモーツァルト21歳の時の傑作第9番≪ジュノーム≫と、第2楽章が映画で使われたことでも有名な第21番。内田光子がもっとも信頼するオーケストラのメンバーたちと共に、今回も至福のモーツァルトが響きわたる。



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