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スウィトナー 命日 モーツァルト交響曲選集

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こんばんは、
ともやんです。

オトマール・スウィトナー(1922-2010)は、オーストリアのインスブルック出身の名指揮者。1971年にNHK交響楽団を指揮して以来、N響とは数々の名演を残しています。

僕がクラシック音楽に興味を持つようになったのは、NHK交響楽団のテレビ放送を観てから。多分1967年頃からちょうど放送をやっていたようで、僕は10歳の小学4年生。

岩城宏之さんの指揮姿に魅せられてN響の番組を観るようになり、それにつれクラシック音楽も好きになりました。

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スウィトナー テレビで観る指揮姿

スウィトナー氏がNHK交響楽団を初めて指揮したのが1971年で、僕は中学2年生でした。
その後1973年のN響の名誉指揮者になっているので、当時中学から高校生になった僕は、N響の番組を観ていたことになります。

スウィトナー氏の指揮姿は、淡々としていて表情の変化も少なかったので、正直あまり好きではありませんでした。また僕はどちらかというと賑やかな指揮が好きで、クラシックの聴き始めは、音楽そのものよりパフォーマンスとして楽しんでいたようです。

今回スウィトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデンで聴いたのは、モーツァルトの交響曲第31番から34番の4曲。

モーツァルトが、22歳から24歳のころの作品。
シュターツカペレ・ドレスデンの美しい響きと端正な演奏を聴くことができます。
非常に味わいのある名演だと思います。

スウィトナー モーツァルト 交響曲第31-34番

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第31番 ニ長調 「パリ」 K. 297
Symphony No. 31 in D Major, K. 297, “Paris”

1.(07:03) I. Allegro assai
2.(05:56) II. Andante
3.(03:52) III. Allegro
total(16:51)

———————-

交響曲第32番 ト長調 K. 318
4.(08:31) Symphony No. 32 in G Major, K. 318

———————-

交響曲第33番 変ロ長調 K. 319
Symphony No. 33 in B-Flat Major, K. 319

5.(07:24) I. Allegro assai
6.(04:59) II. Andante moderato
7.(02:58) III. Menuetto
8.(07:03) IV. Finale: Allegro assai
total(22:24)

———————-

交響曲第34番 ハ長調 K. 338
Symphony No. 34 in C Major, K. 338

9.(07:11) I. Allegro vivace
10.(07:05) II. Andante di molto
11.(04:19) III. Allegro molto
total(18:35)

シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
オトマール・スイトナー – Otmar Suitner (指揮)

モーツァルト: 後期交響曲集(第28-36番、38-41番) 全13曲 オトマール・スウィトナー シュターツカペレ・ドレスデン

シュターツカペレ・ドレスデンの美しい響きを十全に活かした演奏としてアナログ時代から定評のある、スウィトナー指揮のモーツァルトの交響曲録音、全13曲を4枚に集成しました。

スウィトナーのモーツァルト演奏は、ベルリン・シュターツカペレとの来日公演やN響との共演で示されている通り、ウィーンの情緒を感じさせる実に自然体でテンポ感が良いスタイルであるのは誰もが認めるところです。

これらの録音はスウィトナーが弱冠38歳であった1960年6月収録の第29番からスタートし、68年4月に第31,35番、翌月に第36,38番と続き、少しブランクを空けて73年の3月から翌年にかけて残りの8曲が収録されました。アナログ最盛期の当時のETERNAによる名録音ということでも注目を集めた録音です。うち9曲を担当した名エンジニアであるクラウス・シュトリューベンによる収録が殊更素晴らしく、典雅な演奏に永遠の価値を与えています。

今回の復刻は、演奏に加え、その元々の録音の優秀さを細部にわたるまで堪能できる出来です。スウィトナーは、番号の若い作品ではじっくりと歌い、後ろの作品では生き生きした躍動感溢れる演奏が特徴ですが、どの演奏も深い呼吸に根差しており、まさに自然体のモーツァルトを聴くことができます。

これは、数あるモーツァルト録音の中でも秀逸であり、理想的なモーツァルト像を示していると言っても良いでしょう。究極の演奏のひとつが、最良・最新のマスタリングを得て現代に蘇りました。



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