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ズビン・メータ シェーンベルク 浄められた夜

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こんにちは、
ともやんです。

近年のクラシックCDの発売パターンとしては、誰々のなんとかレーベルの録音全集とか、〇〇フィルハーモニー50周年セットとか、作曲家のジャンルで分けた全集とか、まとめたセット売りで単価を上げるという販売の仕方が増えているように思います。

多分、実際増えていて、レコード会社は新譜を出すより、過去のデータを再編集して出す方が、コスト的にも抑えられるからでしょうか、編集を変えたり、新リマスターなんて打ち出したり、など苦労されているようです。

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日本の音楽市場

日本の音楽市場は、サブスクなどの配信サービスが伸びてきていますが、まだCDの販売額の方が多いようです。

ちなみに2021年3月10日の日経新聞ウェブ版では、次のように報じています。

日本レコード協会(東京・港)は10日、2020年の国内のCDなど音楽ソフトと音楽配信の売上高が前年比9%減の2727億円だったと発表した。ストリーミングなどデジタル音楽配信が11%増え、全体の3割を占めた。市場全体では2年連続で減少した。

内訳としては、CDなどの音楽ソフトが1944億円、ストリーミング配信などのデジタル音楽配信が783億円で、シェアを前年の約2割から3割に伸ばしています。

ここ2~3年で、いやもっと早くこの割合が逆転するでしょう。確か、アメリカではとっくに逆転していたと思います。

ただレコード会社はなくなることはなく、音楽配信サービスの企業やまたは個人に直接配信することで、むしろ定額を確保できるようになるので、売上の見込みなどは立てやすいのでは、なんて勝手に思います。

特にクラシック音楽ファンは、僕もそうですが古い音源を有難がる傾向があるので、例えばフルトヴェングラーの新音源発見とか新リマスター、それも実力派プロデューサー監修とか打ち出せば、喜ぶファンも多いと思います。

一方、世の中の流れに乗れない人や逆に実体験のない世代は、一昔前を新しがるということもあり、こんな状況にかかわらず、LPレコードが売上を伸ばしているという状況もあります。

特にこの傾向は、個人的見解ですが、ジャズやクラシック愛好家に多いのではと思うのです。

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音楽の聴き方の個人史

僕は紛れもなくLP全盛世代で、クラシック音楽を聴き始めた1970年はまさにLP全盛時代で、一部カセットテープ版があったくらいです。

当時のLPレコードは非常に高価で、一枚2000円から3000円もして当時の物価からしても相対的にかなり高価だったと思います。
当然中学生の小遣いではなかなか変えなく、2~3ヶ月に1回買えればいい方でした。

そのため時間がるとレコードショップに行き、ただジャケットを見るだけという時を過ごしたこともあります。
また市立図書館に行くと、視聴覚室といって、所有しているLPレコードをヘッドホンで聴くことができるサービスもあり、僕はよく利用していました。

また、図書館には時々レコードコンサートという企画もあり、何月何日何時から、ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団によるベートーヴェン交響曲第6番「田園」と序曲2曲なんてのもあり、最初の図書館の館員が簡単な解説をするのですが、それがカッコよくて、俺もこんな仕事したいと思ったものです。

その後社会人になった80年代前半にCDが出ました。最初に買ったのがどういうわけかジャズギタリスト、ジム・ホールのCDで当時ジャズをよく聴いていたからだと思います。

CDが出てからは、中古店などではLPが安く出るようになり80年代後半は、よくディスクユニオンなどでLPをまとめ買いしていたものです。

ただそれも一時的で、その後はCD中心ですね。ただここ数年、ストリーミング配信も契約して聴くようになりました。

そのためCDの購入額は下がり、ストリーミング配信と合わせても音楽ソフトに掛ける金額は減ってきました。

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ズビン・メータ シェーンベルク 浄められた夜

アルノルト・シェーンベルク – Arnold Schoenberg (1874-1951)
浄められた夜 Op. 4
1.(31:15) Verklarte Nacht (Transfigured Night), Op. 4

ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 – Los Angeles Philharmonic Orchestra
ズービン・メータ – Zubin Mehta (指揮)
録音: June 1967, Royce Hall, University Of California, Los Angeles (U.C.L.A.), United States

デッカ録音全集<限定盤> ズービン・メータ 、 ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団

ロサンゼルス・フィルを世界に知らしめたマエストロとの録音を集大成

ズービン・メータがロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めていた16年以上にわたる期間はこの楽団の歴史にとって重要な時期となりました。デッカ・レコードに多くの録音を行い、国際的にも高い知名度を得ました。その全録音がCD38枚組のBOXで発売されます。
新規リマスタリング。

マーラーとサン=サーンスの交響曲第3番、ラヴェルの管弦楽作品、R.シュトラウスによる交響詩、『スター・ウォーズ』と『未知との遭遇』の音楽など、歴史的録音を収録。

まとめ

シェーンベルクの「浄められた夜」は、村上春樹の小説『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』に登場します。

主人公の「私」が意識が消滅するまでの24時間のためにレコード店で購入する音楽テープの中にこのシェーンベルクの「浄められた夜(浄夜)」が含まれていたのです。
その他では、ジョニー・マティス、ボブ・ディラン、ケニー・バレルのアルバムに加え、ピノック指揮のバッハの「ブランデンブルク協奏曲」とメータの「浄夜」が入っていたのです。

ただ、ここでメインで展開するのボブ・ディランで、「浄夜」は隠し味的に使われているだけですが、ここで熟熟に熟したロマン派の爛れたきった音楽を持ってきた村上春樹のセンスはさすがという感じです。



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