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佐渡裕の名盤 チャイコフスキー交響曲第5番 盛り上げるだけじゃない

チャイコフスキー
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おはようございます。

ともやんです。

 

佐渡裕が、名門ベルリン・ドイツ交響楽団を指揮したチャイコフスキーの第5交響曲を聴きました。

佐渡裕は、僕と同世代の指揮者として注目しています。

 

しかし、その演奏に感動するかどうかはまた別です。

盛り上げ上手な指揮者だと思います。

 

いくつか聴いた吹奏楽の録音とか、ラムルー管とのイベールの管弦楽曲などお見事という演奏は何度か聴きました。

 

ただ、その辺は本人もわかっているのか、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、マーラーあたりの録音が少なく、僕自身もちゃんと聴いていないのですが、今一つ聴く気が起きなかったし。

というのも盛り上げる熱狂的な演奏だけで終わっているような気がするからです。

 




佐渡裕 真の芸術「情熱と寂しさ」を獲得か

 

宇野功芳氏が、フルトヴェングラーの演奏を評して、真の芸術は「情熱と寂しさ」が根本にある、フルトヴェングラーの演奏はこれを高い次元で持ちしかも表現の「自然さ」を獲得していると書いています。

 

僕もなんとなくわかるような気がします。

 

それから行くと佐渡裕の演奏には、寂しさが欠けている、いや不足していると感じていました。

しかし、しかしなのです。

 

御免なさい、佐渡さん。

このチャイコフスキーの5番を聴いて、自分の見識の甘さを改めます。

この2008年にベルリン・ドイツ交響楽団との録音には、「情熱と寂しさ」そして自然な表現を獲得しています。

第2楽章など、心にグッとくるものがありました。

 

そして、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーそしてマーラーの録音を出さないのは、まだまだ表現に納得いっていないという良識からではないかと思います。

いつの日か、師バーンスタインと肩を並べるマーラーを聴ける日を楽しみにしています。

 



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佐渡裕の名盤 チャイコフスキー交響曲第5番

 

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
Symphony No. 5 in E Minor, Op. 64

1.(16:03) I. Andante – Allegro con anima
2.(14:07) II. Andante cantabile con alcuna licenza
3.(06:42) III. Valse: Allegro moderato
4.(13:33) IV. Finale: Andante maestoso – Allegro vivace
total(50:25)

5.(09:23) スラヴ行進曲 Op. 31
Marche slave (Slavonic March), Op. 31

 

ベルリン・ドイツ交響楽団 – Deutsches Symphonie-Orchester Berlin
佐渡裕 – Yutaka Sado (指揮)
録音:2008年5月13日-15日 ベルリン・イエスキリスト教会

 

【SACDハイブリッド】 Tchaikovsky: Symphony No.5, Marche Slave 佐渡裕 、 ベルリン・ドイツ交響楽団

 

日本を代表する指揮者、佐渡裕氏が世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮台に立ちました。この夢のデビュー演奏会は日本のみならず、世界中で話題となっています。当日のメインとして演奏されたショスタコーヴィチの交響曲第5番は、クライマックスに至るまで、佐渡氏の夢と希望、情熱が込められた大熱演でした。NMLで配信されている佐渡氏のアルバムから、ベルリン・ドイツ交響楽団を指揮した1枚をご紹介します。このチャイコフスキーの5番もショスタコーヴィチの演奏に引けを取らない熱い演奏となっています。
ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)のレビューより

 




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