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アルゲリッチ&コンドラシン シェエラザード&チャイコフスキーピアノ協奏曲

こんにちは、
ともやんです。

旧ソ連の名指揮者キリル・コンドラシン(1914-1981)は、1978年にオランダに亡命。82年からバイエルン放送響の首席指揮者に就任予定だったが、81年3月7日のコンサート語に急逝。

享年67歳でした。

その人は、テンシュテットの代役で急遽、北ドイツ放送響を指揮してマーラーの交響曲第1番を指揮し成功を収めた後でした。

あまりにも急だったのKGBの謀殺説もあったくらいです。

当CDに収録されているリムスキーコルサコフの「シエラザード」とアルゲリッチとのチャイコフスキー、ピアノ協奏曲が収録されています。

僕は、アルゲリッチとのチャイコフスキーが好きです。
特に終楽章のスリリングなバトルが聴きもの

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キリル・コンドラシンについて

キリル・コンドラシンは、1914年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院卒業後、マールイ劇場やボリショイ劇場で主にオペラの指揮を行っていました。
1960年にモスクワ・フィルの常任指揮者に就任し、75年に退任。
その後、西側のオーケストラにも多数客演するようになり、1979年にオランダに亡命しました。
コンセルトヘボウ管弦楽団の首席客演指揮者となり、コンセルトヘボウ管とは、ベートーヴェンの英雄やブラームスの交響曲第1番の名演の録音を残しています。

『名指揮者120人のコレを聴け!』(洋泉社MOOK)で、評論家の鈴木淳史氏は、コンドラシンの演奏は心臓に悪い、といういきなり驚くような書き出しをしています。
その後、こう続けています。

“円満さを拒否しまるで死に急いでいるような、焦燥感さえ漂う落ち着きのない演奏。”

なるほど、そう言われてみれば、僕が以前コンセウルトヘボウ管とのベートーヴェンの「英雄」やブラームスの第1番を聴いた時、なんとなく感じます。

今回の録音でも「シェエラザード」の終曲、チャイコフスキーの終楽章にもその切迫した感じが出ています。
ただ、チャイコフスキーに関してはそれがアルゲリッチのピアノと共に白熱した演奏に昇華しているように感じます。

67歳という働き盛りで急死したのが惜しいばかりです。

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コンドラシン&アルゲリッチ シェエラザード&チャイコフスキーピアノ協奏曲

ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ – Nikolay Andreyevich Rimsky-Korsakov (1844-1908)
シェエラザード Op. 35
Scheherazade, Op. 35

1.(10:06) I. The Sea and Sinbad’s Ship
2.(12:06) II. The Kalender Prince
3.(09:40) III. The Young Prince and the Young Princess
4.(12:21) IV. Festival at Baghdad – The Sea – The Ship Breaks against a Cliff Surmounted by a Bronze Horseman
total(44:13)

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 – Royal Concertgebouw Orchestra
ヘルマン・クレッバーズ – Herman Krebbers (ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン – Kirill Kondrashin (指揮)
録音:1979年6月27日、28日 アムステルダム、コンセルトヘボウ

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ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op. 23
Piano Concerto No. 1 in B-Flat Minor, Op. 23

4.(19:12) I. Allegro non troppo e molto maestoso – Allegro con spirito
5.(06:28) II. Andantino semplice – Prestissimo – Tempo I
6.(06:56) III. Allegro con fuoco
total(32:36)

マルタ・アルゲリッチ – Martha Argerich (ピアノ)
バイエルン放送交響楽団 – Bavarian Radio Symphony Orchestra
キリル・コンドラシン – Kirill Kondrashin (指揮)
録音:1980年2月7日、8日 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)

リムスキー・コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 キリル・コンドラシン ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 マルタ・アルゲリッチ バイエルン放送交響楽団

亡命後のコンドラシンによる、稀少な正規のセッション録音のひとつである「シェエラザード」は、数ある同曲の録音の中でも1,2を争う名演として有名です。
また、旧PHILIPSレーベルによるアナログ録音末期の優秀録音としても名高く、録音が優れていればいるほど、相乗効果により、盤としての魅力が更に高まると言えるでしょう。
これまでSACD化されていないことが不思議な位ですが、演奏内容と録音状態のレベルが高いこの盤こそ、高品位で聴いてみたい最右翼音源ではないでしょうか。
そして、アルゲリッチとのチャイコフスキーもまた、一期一会の名演であることは良く知られています。
それまでのDGでのセッション録音と比較して、この1980年のライヴの奔放さは特筆もので、その後のアルゲリッチの多数のライヴ音源発掘にも繋がりました。
奔放とは言いながらも楽曲に対する真摯な対応とのバランスも見事であり、未だにこの演奏を第一に挙げるリスナーも少なくありません。
尚、これら2曲を1枚に収納した盤はこれまでありませんでした。両方ともアナログ録音の完成期ということと、コンドラシンの最後期の貴重な記録という点においても、SACDで今回発売するこの盤は最高の組み合わせかも知れません。



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