メルマガ登録

クリップス 名盤 チャイコフスキー交響曲第5番 ウィーン風の名演

クリップス
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

ヨーゼフ・クリップス(1902-1974)は、僕の好きな指揮者です。

小太りの禿げ頭で、メガネという外見的には、あまりイケていませんが、第二次世界大戦後の混乱したウィーンの音楽界を支え、次第に巨匠たちが戻ってくると、さっとアメリカに渡って活躍する、その男気と気風の良さに惚れてしまいます。

クリップスは、1902年ウィーン生まれ。
はじめは歌手を志すが指揮者に転向しました。

ワインガルトナーに才能を認められ、ドルトムント、カールスルーエで経歴を積みました。

1933年ウィーン国立歌劇場指揮者としてデビューしました。

しかし、38年にはナチスに活動を禁じられましたが、密かに練習教師としてウィーン国立歌劇場のメンバーとともに活動した硬骨漢です。

第二次大戦直後の巨匠不在時には、ウィーン音楽界の復興に尽力しました。
晩年はアメリカやイギリスでも活躍し、74年にジュネーブで72才で他界しました。

その経歴を見るとさっぱりとした好漢というイメージで、僕の大好きな指揮者です。

スポンサーリンク

クリップスの名盤 チャイコフスキー交響曲第5番

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
Symphony No. 5 in E Minor, Op. 64

I.(14:59) Andante – Allegro con anima
II.(11:28) Andante cantabile con alcuna licenza
III.(06:15) Valse: Allegro moderato
IV.(12:09) Finale: Andante maestoso – Allegro vivace
total(44:51)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヨーゼフ・クリップス – Josef Krips (指揮)
録音: 1958年9月15日、16日

ウィーンの名指揮者、ヨーゼフ・クリップス唯一のチャイコフスキー

ヨーゼフ・クリップス・エディション/Volume 2: 1955-1973

ウィーンの伝統的な演奏様式を継承していた数少ない指揮者の一人、ヨーゼフ・クリップスの録音がまとめられた全2巻のボックス・セットのうち、今回は1955年から73年の間にデッカとフィリップスに行われた録音を集めた第2巻が発売されます。CD21枚組ボックス・セット。限定盤。録音が行われた都市別に、ロンドン、ウィーン、アムステルダム、テルアヴィヴと大きく4つに分類されています。初発売や初CD化となる録音も含まれています。

ヨーゼフ・クリップスはウィーンで生まれ育った生粋のウィーンっ子として親しまれた指揮者です。フェリックス・ワインガルトナーの助手を務めながら、合唱指揮者としてウィーン・フォルクスオーパーに入り、1933年にウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任しました。終戦後にはウィーン国立歌劇場を世界レベルのアンサンブルに引き上げ、1950年から54年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務めました。クリップスの音楽はモーツァルトが基準でした。「すべてがモーツァルトによるものであるかのように聞こえなければなりません。そうしないとよくない演奏になってしまいます」と語っています。

スポンサーリンク

クリップス チャイコフスキー5番 宇野功芳絶賛

評論家・宇野功芳氏が、この演奏を絶賛していて、

「光彩陸離たる壮麗な演奏」と表現しています。

こうさいりくり?

光彩陸離とは、光が乱れ輝き、まばゆいばかりに美しいさま。
という意味で、言い得て妙なる形容でさすが宇野先生、
国語の勉強までさせて頂きました。

この演奏、めくるめくような魅惑の演奏で、まさに奇跡の録音だと思います。

クリップス ウィーンフィルとの名演 ロンドン響との名盤

1902年ウィーン生まれのトーゼフ・クリップスは、その経歴を見ると、第二次大戦前にはそれなりのポストに就いていて、1933年には、ウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任し、35年には、ウィーン国立音楽大学の教授も務めていました。

しかし、オーストリアがナチスの政権下になるとウィーンを離れています。

終戦後まもなくオーストリア楽壇に復帰し、巨匠不在時代のウィーンフィルを支えました。

しかしその後、巨匠たちが戻ってくるとクリップスは、あっさりとアメリカに渡ってしまいました。

そんな姿は権力に固執せず、清々しい印象を与えてくれます。

そんなクリップスを凄い指揮者なんだと僕に印象付けたのは、ロンドン響とのベートーヴェンの交響曲全集でした。

どの演奏も芯の通った堅実な演奏で、この人はただ者ではないと
認識させられました。そしてこのチャイコフスキーの素晴らしさ。

まとめ

クリップスを20世紀の巨匠と言う人は、少ないかもしれませんが、

大相撲に例えるなら名大関と言えるくらいの実力者だったと思います。

第2世界大戦直後、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、カラヤンといった巨匠、人気指揮者たちが戦犯の疑いですぐ活動出来なかった中、ウィーンの音楽界を支えらのが、クリップスでした。

そしてしばらくして巨匠たちが戻ってくると、あっさりとアメリカに渡り活動の場をアメリカやロンドンに移しました。

こんなさっぱりとしたところもいいですね。

 




音楽(クラシック) ブログランキングへ

クリック応援お願いします。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました