こんにちは、
ともやんです。
ドイツ・グラモフォン、英デッカのクラシック音楽の名門レーベルの中から、「クラシック百貨店」と出して厳選された名盤100点を紹介する企画の中の1枚です。
交響曲部門では、全部で20タイトルありますが、その中でカラヤンの録音が3点もあります。
カラヤン&ウィーン・フィル ドヴォルザーク交響曲第8番&”新世界より”
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その中で既に、晩年に近い80年代にウィーンフィルと録音したドヴォルザークの交響曲第8番と”新世界より”は既に紹介していますので、ぜひこちらも合わせて読んでみてください。
カラヤンのチャイコフスキー交響曲第6番”悲愴”について
僕が初めてLPレコードを買ったのは、今から50年位以上前の中学生の時でした。
初めて買ったLPは、カラヤンのものでした。
カラヤン指揮フィルハーモニア管による、ベートーヴェンの運命とチャイコフスキーの悲愴。
まさにここから僕のコレクション人生が始まったと言っても良いでしょう。
その前にも人生初のレコードを買っていましたが、17センチ盤で、30センチLP盤はこれが初めてでした。その大きさに何かわくわくしたものです。
カラヤンは、悲愴を得意としていて、何度も録音しています。しかもベルリンフィルとの、最初の録音が、1939年のチャイコフスキーの悲愴でした。
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カラヤン チャイコフスキー交響曲第6番 悲愴 30年の歩みと聴き較べ
前年にフルトヴェングラーがベルリン・フィルと同曲を録音していたので、まさに挑戦状のような録音のようでした。
上記の記事では、今日ご案内する64年の録音は未聴と記しています。
ベルリン・フィルとは2回目ですが、音楽監督になってからは初めての録音。
非常に硬派で、オケをしっかり鳴らした演奏です。
残念がら84年が未聴ですが、改めて聴き比べたいと思います。
カラヤン&ベルリンフィル チャイコフスキー 悲愴
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」 Op. 74
Symphony No. 6 in B Minor, Op. 74, “Pathetique”
1.(18:56) I. Adagio – Allegro non troppo
2.(08:00) II. Allegro con gracia
3.(08:55) III. Allegro molto vivace
4.(09:07) IV. Finale: Adagio lamentoso
total(44:58)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: February 1964, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany
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ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 Op. 71a
The Nutcracker Suite, Op. 71a
5.(03:19) 小序曲
I. Miniature Overture: Allegro giusto
6.(02:17) 行進曲
II. Danses carateristiques: March
7.(01:54) 金平糖の精の踊り
II. Danses carateristiques: Dance of the Sugar-plum Fairy
8.(01:04) ロシアの踊り(トレパーク)
II. Danses carateristiques: Russian Dance, “Trepak”
9.(03:22) アラビアの踊り
II. Danses carateristiques: Arab Dance
10.(01:16) 中国の踊り
II. Danses carateristiques: Chinese Dance
11.(02:31) 葦笛の踊り
II. Danses carateristiques: Dance of the Reeds
12.(07:02) 花のワルツ
III. Waltz of the Flowers
total(22:45)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: October 1966, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany
チャイコフスキー:交響曲第6番≪悲愴≫、バレエ組曲≪くるみ割り人形≫ ヘルベルト・フォン・カラヤン
ロシアを代表する交響曲《悲愴》は、チャイコフスキーが死の直前に完成した、いわば辞世の句。
内面の苦悩や悲嘆等の感情を強烈に表現した音楽が胸に迫ります。
一方《くるみ割り人形》は幻想的でチャーミングな音楽。
晩年の両傑作で、壮年期のカラヤン&全盛期のベルリン・フィルが、覇気と瑞々しさ溢れる演奏を聴かせます。
ユニバーサル・ミュージック
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