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クナッパーツブッシュ ワーグナー管弦楽曲集 歴史的録音

ワーグナー
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こんにちは、
ともやんです。

 

クナッパーツブッシュの逸話では、もう50年近く前にこんな話を聴きました。

 

クナッパーツブッシュが、ウィーン・フルハーモニーを指揮してコンサートを行うことになりました。
そこで練習を始めるに当たり
「この曲は、諸君もよくご存知だし、私も良く知っている。だから別に練習するにも当たるまい。今日はこれで帰る」といってさっさと帰っていたというのです。

 

どこまで真実か、または誇張されているのかよくわかりません。
もし本当の話だったとしても、その時譜面台に乗っていた曲が、クナッパーツブッシュ自身もウィーンフィルも嫌というほどやって来た曲が前提なら、あるかもしれません。

 

だからといってクナッパーツブッシュがどんな時も何の準備もしないでコンサートに臨んだとは思えません。

ただ、クナッパーツブッシュならそんなこともやりそうだな、と思っていまいます。

 

それというのもこの人の演奏には、実際のコンサートでは、多少のキズは付き物で、細かなことを気にするより演奏全体をきちんとつかんでツボを押さえていればよい、という雰囲気があります。

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クナッパーツブッシュ 90年前のワーグナー管弦楽曲集を聴いた

 

ハンス・クナッパーツブッシュ ザ・コレクション 3というCD70枚組を僕は聴いています。

このボックスには、クナッパーツブッシュの遺されている録音で一番古いと思われる1925年の録音から収録されています。

 

順に聴いているのですが、1928年に録音されたワーグナー管弦楽曲集がなかなかいいのです。
なんと言っても録音が悪くない、いや意外と聴ける、のです。

 

僕はワーグナーは苦手でせいぜい管弦楽曲しか聴かないし、それも目的がないと聴かないのですが、このクナッパーツブッシュの古い録音は割と楽しく聴けるのです。

 

どこがどうというのは分からないのですが、なんか面白いのですね。
例えば『ワルキューレの騎行』など、途中でもガクッとテンポを落としてずっこけるなんてとこもあって、この人根っからのエンターテイナーだなと思うのです。

 

だから実演では、せっかく来てくれたんだから、楽しんで帰ってね、と思っていそうだけど、かと言って迎合しているわけではなく、自分のユーモアをわかるかな、と観客を試している部分もあるのでは感じます。

とにかく一筋縄ではいかない人で、そんなところもファンには堪らないのかもしれません。

 

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クナッパーツブッシュ ワーグナー管弦楽集 1928年の録音

 

リヒャルト・ワーグナー – Richard Wagner (1813-1883)

1.(09:00) 歌劇「さまよえるオランダ人」 – 序曲
Der fliegende Hollander (The Flying Dutchman): Overture

 

2.(11:31) 歌劇「タンホイザー」 – 第1幕 バッカナール
Tannhauser, Act I: Bacchanal

 

3.(04:30) 歌劇「タンホイザー」 – 第2幕 殿堂の入場
Tannhauser, Act II: Entrance of the Guests

 

4.(03:09) 歌劇「ローエングリン」- 第3幕 前奏曲
Lohengrin, Act Ⅲ: Prelude

 

5.(04:31) 楽劇「ワルキューレ」 – 第3幕 ワルキューレの騎行
Die Walkure, Act III: Ride of the Valkyries

 

6-8.楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(抜粋)
Die Meistersinger von Nurnberg (The Mastersingers of Nuremberg) (excerpts)
6.(08:58) Act I: Prelude
7.(07:48) Act III: Prelude
8.(02:43) Act III: Tanz der Lehrbuben
total(19:29)

 

9.(08:50)舞台神聖祝典劇「パルジファル」 – 第1幕 場面転換の音楽8.
Parsifal, Act I: Transformation Music

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)

 

ベルリン・フィルと大指揮者たちIII

 

「ベルリン・フィル×ドイツ・グラモフォン世紀の名盤100」シリーズ。本作は、音楽史上に不滅の輝きを放つ名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュが40歳(1928年時)の時のワーグナー録音を収めたアルバム。カップリングには、指揮・作曲の双方に優れた才能を示したハンス・プフィッツナーによるベートーヴェンの第8番を収録。

 



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