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フルニエ リヒャルト・シュトラウス 交響詩「ドン・キホーテ」

カラヤン
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こんにちは、
ともやんです。

引き続き、6月24日に出た、村上春樹の新刊本『古くて素敵なクラシック・レコードたち』から、気になった曲や演奏を取り上げてご案内します。

今日は、リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・キホーテ』。
副題は、「騎士的性格の主題による幻想的変奏曲」と付けられ、1897年12月29日ミュンヘンにて完成した、リヒャルト・シュトラウス6番目の交響詩です。

ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』に基づいて作曲された作品。
卓抜した管弦楽法もさることながら、独奏チェロ・独奏ヴィオラが活躍することでも有名であり、それぞれ主人公のドン・キホーテと従者のサンチョ・パンサの役を演じています。

初演は、翌1898年3月8日にケルンにて、フリードリヒ・グリュッツマッハーのチェロ、フランツ・ヴュルナーの指揮によって行われました。

序奏と10の変奏曲、そして終曲という構成。
上記のようにドン・キホーテをチェロのソロ、従者のサンチョ・パンサがヴィオラのソロが受け持っています。

村上さんは、チェリストのフルニエがお気に入りのようで、フルニエ独奏で、クレメンス・クラウス盤、ジョージ・セル盤、ヘルベルト・フォン・カラヤン盤を紹介しています。

また、そのカラヤンが、ロストロポーヴィチをソリストで録音した盤も紹介しています。

今回筆者は、フルニエのソロでクラウス盤とカラヤン盤を聴きました。

ピエール・フルニエ(1906-1986)は、フランスのチェリストで、僕が好きな音楽家の一人です。
何と言っても格調高い響きが素敵です。

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さて、そのフルニエのソロで聴くカラヤン盤とクラウス盤。

最初にクラウス盤を聴いて、カラヤンを聴き、再びクラウス盤を聴きました。

僕があまり親しんでいない曲で、最初クラウス盤を聴いた時は、あまりピンと来なかったのですが、カラヤンを聴いて、その華麗な響きに圧倒されました。

そして再びクラウス盤を聴いたのですが、ここで以外は発見。

クラウス盤は、1953年のモノラル録音で、カラヤンの65年のステレオ録音に比べ、音質的には圧倒的に不利です。

でも、それを度外視して聴いていると、クラウス盤のウィーンフィルの芳醇で味わいのある響き。モノラルなので素朴に聴こえる部分もありますが、僕はやはり、クラウス&ウィーンフィル盤を推してしまいます。

フルニエのチェロもウィーンフィルとの相性がいいように感じます。

どれか一枚となれば、僕はやはり録音は古いけどクラウス&フルニエ盤かな。

カラヤンがいいという方は、むしろ機能美のベルリンフィルとの相性を考えるとロストロポーヴィチとの共演盤の方が良いと思います。

改めてカラヤン&ロストロポーヴィチ盤を聴いてコメントしたいと思います。

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カラヤン&フルニエ ベルリンフィル

リヒャルト・シュトラウス – Richard Strauss (1864-1949)
交響詩「ドン・キホーテ」 Op. 35, TrV 184
Don Quixote, Op. 35, TrV 184

ジュスト・カッポーネ – Giusto Cappone (ヴィオラ)
ピエール・フルニエ – Pierre Fournier (チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: December 1965, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany
total(44:17)

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R.シュトラウス 交響詩《ドン・キホーテ》ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ピエール・フルニエ ジュスト・カッポーネ

チェロの貴公子フルニエと、BPOの首席ヴィオラ奏者カッポーネをソリストに迎えた《ドン・キホーテ》。ソリストの二人のみならず、オーケストラ中のソロも絶品です。名盤の誉れ高いロストロポーヴィチとの75年のEMI盤に優るとも劣らない魅力ある一枚です。
ユニバーサル・ミュージック

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クラウス&フルニエ ウィーンフィル

リヒャルト・シュトラウス – Richard Strauss (1864-1949)
交響詩「ドン・キホーテ」 Op. 35, TrV 184
Don Quixote, Op. 35, TrV 184

エルンスト・モラヴェク – Ernst Moraweg (ヴィオラ)
ピエール・フルニエ – Pierre Fournier (チェロ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
クレメンス・クラウス – Clemens Krauss (指揮)
録音: 1953
total(43:03)

R.シュトラウス ドン・キホーテ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 クレメンス・クラウス ピエール・フルニエ

リヒャルト・シュトラウス
Richard Strauss(1864-1949)

1.~14. 交響詩『ドン・キホーテ』
1-14 Don Quixote Fantastiche Variationen
uber ein Thema ritterlichen Charakters, Op.35, (c) 1953
Fantastic Variations on a Theme of Knightly Character/
Variations fantastique sur un theme de caractere chevaleresque

ピエール・フルニエ(チェロ)
Pierre Fournier(cello)

エルネスト・モラヴェック(ヴィオラ)
Ernest Moraweg(viola)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(コンサートマスター: ウィリー・ボスコフスキー)
Vienna Philharmonic Orchestra(Concert-master: Willi Boskovsky)

クレメンス・クラウス
conducted by/Dirigent/direction: Clemens Krauss

録音:1950年、1953年/モノラル 原盤:デッカ



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