L・V・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第9番ニ短調作125「合唱付き」
ジョージ・セル(1897-1970)指揮
クリーブランド管弦楽団と合唱団
アディソン(S)、ホブソン(A)、ルイス(T)、ベル(Bs)
1963年録音
日本では、毎年年末にほとんどのプロのオーケストラは、
ベートーヴェンの第九を演奏します。
僕は、30代と50代にそれぞれ合唱団の一員として歌っています。
また、ここ2年は、年末に小林研一郎指揮でベートーヴェンの交響曲全曲を上野の東京文化会館に聴きに行っています。
今年も既にチケットを購入して年末を楽しみにしています。
特に最後の第九が終わるのとほぼ時を同じくして、
1月1日の午前零時になるところがなかなか粋な計らいで、
その後、オーケストラの有志が、東京文化会館のロビーで年明けを祝って演奏してくれるのもなかなかいいものです。
コバケンこと小林研一郎氏は、今年はどんな演奏を聴かせてくれるでしょうか?
また今年で77才になられてコバケンさん、来年はあるのかな?
そう言えば、一昨年は、もう若い人に引き継ぎたいと言っていましたが。
ベートーヴェン 第九の名盤
さて、ベートーヴェンの第九というと大曲ですが、名曲だけにそれこそ、昔から沢山の録音があって、著名な指揮者は、ほとんど録音していて、
朝比奈隆やヘルベルト・フォン・カラヤンなどは、4回も5回も録音している人もいて、
クラシック音楽マニアとしては、それぞれを聴き較べする楽しみがあっていいのですが、さて、初めて買おうという人は、どれを買っていいか迷ってしまいますね。
最初に聴くんだったら、それなりに録音が良くて、演奏もスタンダードなものがいいので、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団は、
おすすめです。
録音は50年以上前で古いという方もいると思いますが、アナログ全盛期の頃ですから、全然古さは感じないと思います。
僕は一時、ジョージ・セル指揮の交響曲第3番“英雄”のLPに
一時聴き惚れていた頃がありました。
明快で颯爽として推進力のある演奏は、英雄の曲想に相応しいと感じのと、その現代オーケストラの極致のような合奏力に圧倒されたためです。
それは、第九の演奏にも同じことが言えます。
この演奏を聴いた後、朝比奈隆の演奏に触れるともどかしくなるかもしれませんね。
もちろん朝比奈さんの演奏が悪い訳ではなくそれはそれで偉大な演奏ですが、クラシック音楽という再現芸術の幅の広さを知る思いです。
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