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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 名盤

ベートーヴェン
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こんにちは、
ともやんです。

僕は長らくベートーヴェンのピアノ協奏曲というと第3番以降しか聴きませんでした。
その頃は、第4番が好きでした。
もちろん第5番”皇帝”も好きですが、雄弁すぎる所がいまひとつだなというのも本音としてありました。

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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番との出会い

しかし、しかしです。

ある時、第1番と第2番を聴いて、自分を呪いました。
なんで聴いてこなかったのか!と。

素晴らしすぎます。
特に第1番が。

最初に聴いたのが、アルゲリッチのピアノソロで小澤征爾&水戸室内管との演奏でした。
アルゲリッチのきらきらするようなピアノに心が洗われる思いでした。

それからいろいろな録音を聴くようになりました。
今日ご紹介する3つの演奏は、今から40年ほど前に出版された宇野功芳著『僕の選んだベートーヴェンの名盤』で、推薦されている録音です。

僕は、宇野さんの本でクラシック音楽が好きになり、多くの名演と呼ばれる録音に出会いました。
一方、宇野さんが勧めないものが聴かない、という傾向もありました。

ただ、あくまで盲信しないで、自分の感性を重視するようにしています。

でも、当時50才前後で、もっとも精力的に活動していた宇野さんの渾身の評論が読める本でもあります。

以下に3つの名演の録音をご案内します。

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バックハウス イッセルシュテット&ウィーンフィル

ピアノ、オーケストラ共に夢中になって聴き惚れてしまうような音楽美に溢れており、モーツァルト的な魅惑とベートーヴェンの壮大さが極めて自然に融合し、どこにも抵抗のない名演奏を生んでいる。(宇野功芳評)

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in C Major, Op. 15

1.(13:01) I. Allegro con brio
2.(09:01) II. Largo
3.(08:47) III. Rondo: Allegro
total(30:49)

ヴィルヘルム・バックハウス – Wilhelm Backhaus (ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ハンス・シュミット=イッセルシュテット – Hans Schmidt-Isserstedt (指揮)
録音:1958年4月16-22日 ウィーン、ゾフィエンザール

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集、序曲集(献堂式、エグモント、レオノーレ第3番)<タワーレコード限定>

なんとってもハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮のウィーンフィルの演奏の素晴らしさにも惚れ惚れします。

イントロの繊細な開始からもうチャーミングの極です。
淡々とした中に深い味わいのある演奏です。

バーンスタイン ニューヨーク・フィル

バーンスタインは一小節ごと、一音符ごとに細かい表情をつけて、いわばロマンティックに仕立てたスケール雄大で雄弁なベートーヴェンである。(宇野功芳著)

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in C Major, Op. 15

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1.(–:–) I. Allegro con brio
2.(–:–) II. Largo
3.(–:–) III. Rondo: Allegro
total(–:–)

レナード・バーンスタイン – Leonard Bernstein (ピアノ)
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
レナード・バーンスタイン – Leonard Bernstein (指揮)
録音: 1960年10月24日 ニューヨーク

モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番

約17年ぶりの復活!ピアニスト、バーンスタインの至芸を堪能できる絶妙のカップリング!
指揮者という括りではとても収まりきらない無限の芸術性を兼ね備えたバーンスタイン。そんなバーンスタインのピアニストとしての一面をうかがい知る事が出来る格好のディスクです。

決して演奏される機会が多いとは言えないモーツァルトの25番にベートーヴェンの1番をフィルアップ。モーツァルトでは優美華麗に、そしてベートーヴェンは端整なピアニズムが印象的です。オーケストラも完全にバーンスタインの楽器と化し、ピアノに寄り添っています。国内盤はおよそ17年ぶりとなる発売で、バーンスタインの‘隠れた’名盤と呼べる1枚でしょう。

グールド ゴルシュマン&コロンビア響

グルードの表現は、ひと言で言えば天才的な閃きを感じる演奏。
どこにも淀みがなく、思い入れもいっさいないが、それでいて随所に即興的な閃きを示す。
すっきり流しながら、そこに無限のニュアンスがついている。(宇野功芳評)

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in C Major, Op. 15

1.(12:50) I. Allegro con brio
2.(12:11) II. Largo
3.(09:07) III. Rondo: Allegro
total(34:08)

グレン・グールド – Glenn Gould (ピアノ)
コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
ヴラディーミル・ゴルシュマン – Vladimir Golschmann (指揮)

Glenn Gould Plays Beethoven – 5 Piano Concertos No.1-No.5

この素晴らしいチャーミングな音楽に、バックハウス、バーンスタイン、グールドという三つの名盤を持つことはじつに幸せだ。
これら三枚に優劣はまったくつけられず、ぜひとも全部を手元に置いておきたい。スタイルも三者三様だからである。(宇野功芳評)



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