こんにちは、
ともやんです。
オイゲン・ヨッフム(1902-1987)は、ドイツの名指揮者で僕の大好きな音楽家です。
ヨッフムのCDはたくさん出ていますが、僕は、2つのブルックナー交響曲全集を大切に持って、聴いています。
またハイドンの交響曲集もいいです。
ヨッフムの演奏は、先輩のフルトヴェングラーやクレンペラーに比べて凄みという点では劣るかもしれません。
でも彼の演奏からは、音楽する喜びがいつも伝わってくるのです。
どんな曲からも、生きる喜び、希望への光が見えてくるのです。
そんなヨッフムが、まだフルトヴェングラーが健在だったところのベルリンフィルを振った録音を聴きました。
ヨッフム&ベルリンフィル ブラームス交響曲第1番
ヨハネス・ブラームス(1833-1896)
交響曲第1番ハ短調作品68
オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
第1楽章:Un poco sostenuto-allegro 13:55
第2楽章:Andante sostenuto 09:45
第3楽章:Un poco allegretto e grazioso 04:51
第4楽章:Adagio,piu andante-allegro non troppo ma con brio,piu allegro 17:16
録音1953年12月 ベルリン
ドイツの名指揮者、オイゲン・ヨッフムが、フルトヴェングラー在任中のベルリンフィルを振ったブラ1ことブラームスの交響曲第1番。
フルトヴェングラーは、この録音が行われた約1年後に亡くなっています。
当時のベルリンフィルは、フルトヴェングラーのオーケストラと言われて、重厚でほの暗く響きで、フルトヴェングラーの下厳しく壮絶な音楽を演奏していました。
しかし、ヨッフムが振るとどうでしょう、一聴すれば響きは同じに感じますがその奥底から、なにか温もりや懐かしさを感じさせる演奏です。
ヨッフム 音楽をする悦びを教えてくれる
故岩城宏之氏は、そのエッセイの中で、ヨッフムじいさんと親しみを込めて呼んでいます。
ヨッフムとコンセルトヘボウのブルックナーのコンサートを聴き、終了後、楽屋にヨッフムを訪ねると、演奏が上手くいった喜びで、ヨッフムは、子供の様にメンバーたちとはしゃいでいて、
燕尾服を脱がせようとするおばあさん(多分奥さん)から、ちょっと大人しくしてなさい、と叱られながらも手足をバタバタさせながら喜びを全身で表現していたそうです。
その光景を見ていた岩城氏は、そんなヨッフムの人柄に魅了され、
ブルックナーをLPやCDで聴くときは必ずヨッフムの演奏を聴くようになったそうです。
フルトヴェングラーの厳しい、深刻、悲愴、壮絶、劇的な要素が濃い演奏に比べ、ヨッフムは、愛と勇気と友情という前向きな演奏が聴き終わた後の満足感に繋がります。
このヨッフムのブラ1は必聴の名盤です。
ヨッフム ブラームス交響曲第1番 CD紹介
残念ながら、今日紹介したCDは、アリアCDのオリジナル商品ですので、一般のショップでの取り扱いはありません。
http://www.aria-cd.com/
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こちらでお求めできます。
一般に市販されているCDをご案内します。
■ヨッフムは、50年代から61年に掛けて録音したベートーヴェンとブラームスの交響曲の録音をCD10枚に収録したセットです。
ブラームスの交響曲第1番は、ベルリンフィルと54年に録音した演奏が収録されています。
本日、ご案内したアリアCDの録音に一番近い時期のものです。
■ヨッフム&ロンドンフィルハーモニックとのステレオ録音。
もっともおすすめで安心して聴くことが出来る全集です。
【SACDハイブリッド】 ブラームス: 交響曲全集, 大学祝典序曲, 悲劇的序曲<タワーレコード限定> オイゲン・ヨッフム 、 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨッフム唯一のステレオ録音によるブラームス:交響曲全集を世界初SACD化!
知と情、熱気も併せ持った、ブラームス演奏最高の到達点のひとつ。
■ヨッフム&ロンドンフィル ブラームス交響曲第1番
ロンドンフィルの演奏は、通常のCDでも分売されています。
堅固な構築力をみせた堂々たる,円熟期のオイゲン・ヨッフムによる記念碑的名演を収録。ブラームス「交響曲第1番」を収録。
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