モーツァルトのレクイエムは、
10数年前に合唱団の一員として歌ったことがあります。
モーツァルトのレクイエムをはじめ、
バッハのマタイ受難曲、
ヘンデルのメサイアなどの
合唱を要する大曲は、
実際の合唱団に入って歌ってみるのが
一番曲を理解する上で良いと思いますので、おすすめです・
さて、シェルヘンのモーツァルトのレクイエムは、
1958年というステレオ初期の録音ながら素晴らしい音質で残っているのが嬉しいです。
さすがシェルヘンは、自宅にスタジオを持っていたというくらい
録音技術に精通していた方だけあります。
しかも演奏も超ド級の名演です。
シェルヘンのモーツァルトのレクイエム 歴史的名演を聴け!
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
レクイエム ニ短調 K. 626
Requiem in D Minor, K. 626
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
Ⅰ(14:35)Introit: Requiem aeternam (Chorus)
Ⅱ(13:25)Kyrie eleison (Chorus)
Ⅳ(05:30)Sequence No. 1: Dies Irae (Chorus)
Ⅴ(10:22)Sequence No. 2: Tuba mirum (Soprano, Mezzo-soprano, Tenor, Baritone)
Ⅵ(10:22)Sequence No. 3: Rex tremendae majestatis (Chorus)
Ⅶ(10:22)Sequence No. 4: Recordare, Jesu pie (Soprano, Mezzo-soprano, Tenor, Baritone)
Ⅷ(10:22)Sequence No. 5: Confutatis maledictis (Chorus)
Ⅸ(14:35)Sequence No. 6: Lacrimosa dies illa (Chorus)
Ⅹ(13:25)Offertory No. 1: Domine Jesu Christe (Chorus)
ⅩⅠ(05:30)Offertory No. 2: Hostias et preces (Chorus)
ⅩⅡ(10:22)Sanctus (Chorus)
ⅩⅢ(10:22)Benedictus (Soprano, Mezzo-soprano, Tenor, Baritone)
ⅩⅣ(10:22)Agnus Dei (Chorus)
ⅩⅤ(10:22)Communion: Lux aeterna (Soprano, Chorus)
TOTAL(149:56)
セーナ・ユリナッチ – Sena Jurinac (ソプラノ)
ルクレティア・ウェスト – Lucretia West (アルト)
ハンス・レフラー – Hans Loeffler (テノール)
フレデリック・ガスリー – Frederick Guthrie (バス)
ウィーン・アカデミー合唱団 – Vienna Academy Choir
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 – Vienna State Opera Orchestra
ヘルマン・シェルヘン – Hermann Scherchen (指揮)
録音: 13-15 June 1958
モーツァルトのレイクエムの僕の好きな曲です。
モーツァルトとしては重いのであまり好きではないというひとがいますが、僕は好きです。
一番の理由は、以前入っていた合唱団で歌ったからです。
CDも何枚か持っています。
このシェルヘン盤は衝撃でした。
まず、60年近く前の録音に関わらず音質が良いこと。
演奏が古臭くないこと。
例えば、カール・ベーム指揮のウィーンフィルは、
一時代を気づいた名盤ですが、やはり大時代的な感が否めません。
ところが、シェルヘン盤は、ベーム盤に比べ13年も前の録音に関わらず、
80年代以降の古楽器演奏にも通じる演奏です。
第1曲レクイエム、第2曲キリエは遅いテンポで克明に再現していく様は鳥肌物です。
聴かずに死ねない演奏です。
ただ残念なのが、現在再販はされていないようで、
中古店で見つければ即買いしてください。
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