こんにちは、
ともやんです。
ユニークと言っては失礼ですが、クナッパーツブッシュによる異形のモーツァルトとベートーヴェンのCDを見つけたのでご案内します。
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僕は、前々からクラシックの名盤とは出会いだと思っています。
それは次のような理由からです。
クラシックのCDは、発売されてから廃盤までの時間が短い。
だから、名演と聞いて探しているのになかなか見つけることが出来ない。
そして忘れた頃、ひょんなことから入手できることがある。
また、まったく期待していないCDを何気く聴いて、あまりの素晴らしさに虜になる。
毎日がそんな連続なのでやめなられないのです。
だから毎月何枚もCDを買ったり、ストリーミング配信に何件も契約して毎月定額料金を払っているのもその出会いを求めてなのです。
そしてそのためにアルバイトをしているようなものです。
クナッパーツブッシュに裏切り続けられて
さて、クナッパーツブッシュ。
この人は、いい意味で常に期待を裏切り続けてくれています。
名前だけは中学生の時から知っていますが、本腰を入れてはいなかったな、とちょっと反省しています。
誰からがあの演奏面白いよと変わっているよとかいうのをつまみ食いしていたように思います。
だから、クナッパーツブッシュでどんな演奏する人なの?と聴かれても、変な演奏する人としか答えてきませんでした。
クナッパーツブッシュの本領発揮は、多分ワーグナー、そしてブルックナーだと思います。
ワーグナーが手つかずの僕だからクナッパーツブッシュの本質を掴んだ気にはなれないのでしょう。
なんか外堀から埋めている感じです。
クナパーツブッシュのモーツァルトとベートーヴェン
このモーツァルトのクラリネット協奏曲とベートーヴェンの第5交響曲も普通の演奏ではありません。
まず遅い。
しかしモーツァルトは名演です。味があります。
こんな演奏が出来るんだからモーツァルトの演奏をもっと遺してほしかったです。
シュローターは、ミュンヘンフィルの首席奏者ですが、これまた味があります。
日本人が歌舞伎などに粋を感じるのと同じようにドイツ人はこの演奏を粋に思うような気がします。
そして”運命”。
大いに笑ってください。
笑った後にこんな演奏を大真面目にやるクナッパーツブッシュに涙すると思います。
“運命”のコーダは、ブラボーの嵐が吹き荒れる設定ですが、僕には違う風が心に吹きすさびました。
どうぞご自分で聴いてご確認ください。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622
Clarinet Concerto in A Major, K. 622
1.(13:30) I. Allegro
2.(07:03) II. Adagio
3.(10:29) III. Rondo: Allegro
total(31:02)
ヴォルフガング・シュローター – Wolfgang Schloter (クラリネット)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 – Munich Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 1962, Live Recording, Munich, Germany
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67
4.(09:53) I. Allegro con brio
5.(12:22) II. Andante con moto
6.(12:12) III. Allegro
7.(05:55) IV. Allegro
total(40:22)
フランクフルト放送交響楽団 – Frankfurt Radio Symphony Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 1962, Live Recording
クナのモーツァルトのクラリネット協奏曲。デジタルリマスターされ音質向上
1962年1月6日、ハンス・クナッパーツブッシュがミュンヘン・フィルを指揮した演奏会から、モーツァルトのクラリネット協奏曲とベートーヴェンの交響曲第5番を収録。
この録音は、これまで出ていた盤では音質上で問題がありましたが、この度慎重にデジタルリマスターされ、真の演奏を聴くことができるようになったとのことです。
キングインターナショナル
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