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クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノソナタ集 1960

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こんにちは、
ともやんです。

チリ出身の偉大なピアニストクラウディオ・アラウ(1903-1991)は、僕の好きなタイプのピアニストだろうと思います。

なんか、変な言い方ですが、奇をてらったり変ちくりんなことをして人を驚かそうとしたりしないで、正攻法で真っ向勝負で聴かせるピアニストだろうと思うからです。

でも、そんな人の演奏は詰まらないと紙一重です。

例えば、朝比奈さんが、北ドイツ放送響と録音したいくつかを聴きました。確か50年代から60年代の録音だったと思います。北ドイツ放送響というと名匠ハンス・シュミット=イッセルシュテットが創設し育成したドイツ復興を象徴するオーケストラですが、そんな素晴らしいオケを指揮しながら、全然面白くない。

あまりにも正攻法すぎるからだと思うのです。

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クラウディオ・アラウ 壮年期のベートーヴェン

実は、アラウも多くの録音を残していますが、お恥ずかしい話、僕はあまり聴いていません。せいぜい、コリン・デイヴィスとの共演のベートーヴェンのピアノ協奏曲程度です。

これは80歳を過ぎての演奏で、デイヴィスの指揮共々滋味あふれる名演です。

でもやっぱり壮年期の演奏を聴かなきゃと思っていたところ、アリアCDから、この新譜が凄い、とメルマガで届きました。

それがこれ↓ ↓ ↓
未発表ベートーヴェン・リサイタル 1959 クラウディオ・アラウ

発売が8月13日なので3日前にリリースされたばかりです。

残念ながらまだ聴いていないので、その翌年にストックホルムで録音されたベートーヴェンのリサイタルの録音をご案内します。

共に3曲ずつ収録されていますが、第31番と第23番「熱情」が共に収録されているのが嬉しいです。

これらの演奏の約27年後に録音されたデイヴィスとの協奏曲とは違い、情熱溢れる胸がいっぱいになるような演奏です。

いままで、近寄りがたく遠目にしか見ていなかったアラウの存在は急に近いものになった感じです。

このCDは超おすすめです。

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アラウ ベートーヴェン ピアノソナタ集 ストックホルム 1960

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op. 110
Piano Sonata No. 31 in A-Flat Major, Op. 110

1.(07:10) I. Moderato cantabile molto espressivo
2.(02:25) II. Allegro molto
3.(03:47) III. Adagio ma non troppo –
4.(07:15) III. Fuga: Allegro ma non troppo
total(20:37)

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ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op. 111
Piano Sonata No. 32 in C Minor, Op. 111

5.(08:53) I. Maestoso – Allegro con brio ed appassionato
6.(18:37) II. Arietta: Adagio molto semplice e cantabile
total(27:30)

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ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 「熱情」 Op. 57
Piano Sonata No. 23 in F Minor, Op. 57, “Appassionata”

7.(10:38) I. Allegro assai
8.(07:03) II. Andante con moto
9.(08:27) III. Allegro ma non troppo – Presto
total(26:08)

クラウディオ・アラウ – Claudio Arrau (ピアノ)
録音: 5 April 1960, Swedish Radio Studios, Stockholm

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、第31番、第32番(アラウ)(1960)

「クラウディオ・アラウは、幅広い芸術と文学知識によって、思慮深く音楽を解釈し、その中心部に到達しようとしていました。」(ジョナサン・サマー)

チリで生まれアメリカを中心に活躍したピアニスト、クラウディオ・アラウ(1903-1991)。彼は1921年に初の録音を行ってから、1980年代のデジタル時代までの長い経歴を、録音の進化とともに過ごして来たと言えるでしょう。

彼が得意としたのはベートーヴェン、リスト、シューマンであり、またモーツァルトやブラームスでも独自の世界を切り開き、その演奏は非常に高く評価されています。

1950年代には最初のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音を成し遂げ、1960年代には同じくベートーヴェン(1770-1827)のソナタ全集も録音を完成させています。

この演奏は、そんな頃にストックホルムで収録されたもので、レコーディング・スタジオで録音された音楽とはまた違う即興性溢れたライブ録音です。ここには自由な精神が横溢した、明晰で揺るぎないベートーヴェン像があります。
CD帯紹介文



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