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ヘルマン・ブラレイ ベートーヴェン ピアノソナタ選集

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こんにちは、
ともやんです。

クラシック音楽を聴いていくのに指針にするものがあると聴いていて楽しくなるし、好奇心が拡がっていくを感じます。

クラシック音楽の作品は膨大な量があるので、もちろん現在のようなサブスクで配信しているものを活用して手あたり次第、聴いていくもいいですが、やはり信頼できる水先案内人がいてくれると助かります。

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僕が指針にした評論家たち

クラシック音楽を聴き始めた中学生の頃は、志鳥栄八郎さんの本を買ってそれこそボロボロになるまで読んで、志鳥さんがすすめる作品、そしてレコードを参考にしたものです。

志鳥さんの次にやってきたのが、宇野功芳さん。
歯に衣着せぬ評論で、素晴らしい演奏には、素直に絶賛のコメントを惜しみなく送るのに、そうでない演奏、特に宇野さんは魂の入っていない演奏には手厳しく、バッサリと切り捨てるような表現を使っていました。

それに続いて参考にしたのは、福島章恭さん。僕より年下で宇野さんの信奉者でもあるけど、自分の信念を持った人で、宇野さんと意見が別れることもしばしばで、僕はどちらかというと福島さんの意見に賛同することが多かったです。

それから盤鬼と言われ、名盤の復刻も多数やってこられて平林直哉氏も参考になりました。

そして評論家ではなく、オンラインでCD販売をアリアCD店主の松本大輔氏は、入手困難なCDも取り扱い、その情報を惜しみなく提供。販売店でありながら、クラシック音楽好きを少しでも増やし、また日本でなかなか紹介されない録音も提供するという使命感を持った方で、彼の著書『クラシックは死なない!』シリーズは、僕の愛読書でもあります。

そんな松本氏は、シリーズ2作目『それでもクラシックは死なない!』で紹介しているのが、フランク・ブラレイのベートーヴェンのピアノソナタ選集。

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フランク・ブラレイ 大人の芸術

松本氏の『それでもクラシックは死なない!』の紹介では、「フランク・ブラレイ/大人の芸術」と表現しています。

どこが大人なのか?僕の第一印象は、色気のある演奏です。

松本氏も記していますが、
“情熱的なのだが青臭いそれではなく、過去に何かあったのかな、と思わせるようなユラユラと少しアンニュイな情熱。”

上手い表現だと思います。
それが僕には色気と感じたのかもしれません。

そして松本氏の最後の一文。
“…..実に心憎いベートーヴェンだった。”
と記していますが、頷けます。

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ヘルマン・ブラレイ ベートーヴェン ピアノソナタ選集

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 「月光」 Op. 27, No. 2
Piano Sonata No. 14 in C-Sharp Minor, Op. 27, No. 2, “Moonlight”

1.(06:59) I. Adagio sostenuto
2.(02:23) II. Allegretto
3.(07:22) III. Presto agitato
total(16:44)

——————–

ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 「熱情」 Op. 57
Piano Sonata No. 23 in F Minor, Op. 57, “Appassionata”

4.(06:27) I. Allegro assai
5.(07:19) II. Andante con moto
6.(07:57) III. Allegro ma non troppo – Presto
total(21:43)

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ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op. 110
Piano Sonata No. 31 in A-Flat Major, Op. 110

7.(07:49) I. Moderato cantabile molto espressivo
8.(02:13) II. Allegro molto
9.(10:30) III. Adagio ma non troppo – Fuga: Allegro ma non troppo
total(20:32)

フランク・ブラレイ – Frank Braley (ピアノ)

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第14番《月光》第23番《熱情》第31番 フランク・ブラレイ

吉田秀和氏絶賛! 透明感と辛味のあるブラレイのベートーヴェン

吉田秀和氏も大絶賛した、ブラレイのベートーヴェン。
「このあたりのブラレイのひき方は細かな心遣いが行き届いているだけでなく、いかに彼が楽譜の中に深く喰い入って、そこからベートーヴェンの「真意」を音に移すのにまじめに取り組んでいるかを示すものとして、私には快く感じられたものである。」(レコード芸術2002年5月号より)



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