こんにちは、
ともやんです。
小澤征爾さんが逝った。88歳。
以前より具合が良くないと聞いていたので、あまり驚かなかったが、やはりショックだ。
僕は中学生の頃からクラシック音楽に親しみ、その時まだ若手と言われていた方たち、山本直純さん(1932-2002)、岩城宏之さん(1932-2006)、若杉弘さん(1935-2009)、そして小澤さんが逝ってしまった。
僕の父親世代の方たちだ。寂しい限りです。
小澤征爾 そのステージと偶然の出会い
結局、小澤さんのステージは1度だけだった。
もう30年以上前に昭和女子大の人見記念講堂で聴いたベートーヴェンの「英雄」。
オケは日フィルだったか新日本フィルだったか記憶がはっきりしない。
でも小澤さんの精緻なタクトさばきにピタっと反応するオケが気持ちよかった記憶が残っている。
あと全く偶然だが、地下鉄丸ノ内線内で見かけたことがあった。
会社員時代の営業中で、たしか四ツ谷駅あたりだったが、何人かの方たちと乗り込んでこられて「えっ、なんで小澤さんが!?」と驚いた。
何かの都合でどうしても地下鉄で移動しなければいけなかったのかもしれない。
すぐ2~3m先で仲間の方たちとにこやかに談笑されていた。
身長167cmの僕とほぼ同じくらいで、細身の方だった。
小澤さんのLPやCDはそれほど持っていない。同世代の指揮者の岩城さんや若杉さんに比べても少ないくらいだ。
小澤さんのベートーヴェンは、スマートですっきりしている。朝比奈さんのように武骨でゴツゴツしていない。以前は、「こんなのベートーヴェンじゃない!」なんて生意気に思っていた。
でもアルゲリッチさんとの共演で水戸室内管を振ったベートーヴェンのピアノ協奏曲1番は素晴らしかった。涙が出るほど美しかった。
ああ、さびしいなぁー。みんな逝っちゃうんだから。
心より小澤さんのご冥福をお祈りいたします。
小澤征爾 ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”
1.(18:52) I. Allegro con brio
2.(17:07) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(05:51) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(13:06) V. Finale: Allegro molto
total(54:56)
サンフランシスコ交響楽団 – San Francisco Symphony Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
ベートーヴェン:交響曲第3番≪英雄≫ [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤> 小澤征爾
小澤征爾によるアナログ録音時代の名盤をDSDマスタリングしSA-CD~SHM仕様でリリース。第2回発売はデッカ(フィリップス録音)編。本作は1975年5月、39歳のときにサンフランシスコ響と録音した≪英雄≫を初DSD化。
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