こんにちは、
ともやんです。
昨日行われた大船の鎌倉芸術館で行われた、YAO管弦楽団の第21回定期公演。
演目は、ベートーヴェンのコリオラン序曲と交響曲第9番(以下第九)でした。
私は合唱メンバーとして参加しました。
第九を歌うのは2年ぶり。
2022年9月10日にミューザ川崎シンフォニーホールで歌って以来でした。
その日を何で憶えているかというと、ちょうど午前中に初めての孫が生まれたという朗報があったからです。
では、今回のコンサートの模様をお伝えします。
ベートーヴェン第九 アマチュアオケと合唱
YAO管は、横浜市青葉区を拠点にして活動するアマチェアオーケストラです。
メンバーは仕事を持ちながら好きな音楽を奏でています。
そのため時間の制限もあるでしょうし、仕事の合間を縫って時間を割いています。
そんなオケを率いるのが若きマエストロ西口彰浩氏。
ソリストは、さすがにプロの実力者を招いての公演はとても感動的でした。
僕が所属する合唱団も創設30年を超える市民合唱団。
第1期の人も所属していて、元々は第九を歌うために組織された合唱団です。
だから創設メンバーは、各団体の応援に行ったりしているので、第九を70回から80回もステージで歌っているメンバーもいるくらいです。
そんなアマチュアのオケと合唱団です。
技術的には至らない所は随所にあると思います。
しかし、ひたむきに真摯に好きな音楽に向き合う思いは、みんな持っています。
※カーテンコール終了後、解散直後の画像(来場の友人提供)
だから僕などは、同士とも言えるオケと一緒に演奏できるのが嬉しくなり、歌いながら感動が高まり、コーダの”Freude, schoner Gotterfunken(喜びよ、美しき神々の閃光よ)”では声が詰まりそうになるのを必死に抑えながら歌い終わりました。
朝比奈隆 第九 倉敷音楽祭にて
さて、CDとなるとさすがにアマチュアのオーケストラと合唱団による商業的なものはないようです。インディーズ的なものはあるかもしれませんが。
その中で、一般公募して組織された合唱団のものをご案内します。
1996年3月24日の倉敷音楽祭におけるライヴです。
当時朝比奈さんは既に88歳。
ぜひ聴いてみたい演奏の録音です。
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」 朝比奈隆 倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管の「第9」
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」からついに「第九」の登場です。ソリスト、コンサートマスター級の名手を集めた倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、朝比奈もルーチンワークから離れ刺激に満ちた演奏を行います。音楽祭第10回を記念し、さらにはベートーヴェンの交響曲全曲演奏の完結編として高らかに鳴り響いた「第九」! この年、96年は、朝比奈は八十八歳を迎えますが、多忙を極め、東京でのブラームス・ツィクルス、シカゴ交響楽団への初客演が控えている重要な年でもありました。エネルギッシュな指揮ぶりは相変らずで、第三楽章の深遠なアポロ芸術から、奔流のようになだれ込む感動的なフィナーレまで聴き所は満載です。音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。
まとめ
第九はもちろん、合唱で大曲を歌い終わるといつも感動で涙をにじませている自分を発見します。
理由はわかりませんが、終わった瞬間にこみ上げてくるものがあるのです。
だから合唱はやめられないんだよな。
そしていつの日にかオーケストラの一員になり感動を届けられることを夢見ています。
コメント
先日知り合いとアマチュア楽団演奏会に行ったばかりです。ベートーベン交響曲7番外でしたがなかなかよい演奏でした。個人的にはカルロス・クライバーが一番。NHK教育でアムステルダム・コンセルトヘボウとの高画質放映があったばかりです。
9番参加感動的だった由同慶のいたり。以前毎年サントリーホール外での秋山和慶、東京交響楽団を聴いていました。終わりはいつも蛍の光、客席も一緒になってによい雰囲気でした。思い出します。
鎌倉芸術館に鎌倉と言うので鎌倉駅から歩いて大変だった東京の知り合いがいて、大船芸術館だね、と・・・。
向寒の砌ご自愛のほどを。