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ヨーゼフ・クリップスの芸術 ハイドン交響曲選集

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こんにちは、
ともやんです。

今日は、ウィーン出身の名指揮者ヨーゼフ・クリップス(1902-1974)の命日です。

1974年10月13日にジュネーブで永眠しました。享年72歳。

僕の大好きな指揮者の一人です。

父親がユダヤ系ということで、ナチスから迫害され職を失っています。
しかし大戦後、ナチスに協力しなかったということで、いち早く復帰しています。

当時、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、ベーム、カラヤンという著名な指揮者が、活動できなかったので、その穴を埋めるようにウィーン中心に活動をして、彼らが戻ってくるとロンドンやアメリカで活躍するなど、居場所にこだわらない気風の良さを感じます。

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ヨーゼフ・クリップスの芸術 ステレオ・レコーディングス

僕の大好きな指揮者ヨーゼフ・クリップスのステレオ録音が、CD14枚組で10月末で発売されます。現在、予約受付中です。

クリップスのステレオ録音による名演が堪能できるセットです。
ロンドン響とのベートーヴェン交響曲全集やハイドン、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ブラームス、ヨハン・シュトラウス2世など名演が目白押しです。

その中でもウィーンフィルとのハイドンの第94番「驚愕」第99番は、永遠の名演と言われています。
今回改めて聴きましたが、その素晴らしさをしばしの心地よい時間を過ごしました。

クリップスの指揮するモーツァルトのオペラや交響曲は、ヨーロッパでもアメリカでも高い評価を得ていました。

僕のこのブログでコンセルトヘボウ管とのモーツァルト交響曲選集が大好きですが、

クリップスの解釈の規範となったのは、意外にもアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーだったそうです。

以下、HMVのオンラインより転用します。

プラハ・ドイツ劇場のツェムリンスキー
ウィーンから拠点を移し、アウシヒ市立劇場の指揮者となっていた22歳のクリップスは、60kmほど南にあるプラハ・ドイツ劇場に列車で通い、アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーの指揮するオペラをよく鑑賞しましたが、その際にモーツァルトの公演も5、6回経験し、少なからぬ影響を受けています。

クリップス本人の弁
「私がモーツァルトを解釈する方法は、ブルーノ・ワルターではなく、ツェムリンスキーから得たものです。彼の指揮はもっとシンプルで、オーケストラの柔軟な音色と、歌手の軽やかな歌声という私の理想に近いものでした。私はそれを追求するために生涯をかけて努力しました。」

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ヨーゼフ・クリップス ハイドン交響曲選集

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第94番 ト長調 「驚愕」 Hob.I:94
Symphony No. 94 in G Major, Hob.I:94, “The Surprise”

1.(06:49) I. Adagio cantabile – Vivace assai
2.(06:15) II. Andante
3.(05:15) III. Menuetto
4.(04:04) IV. Finale: Allegro di molto
total(22:23)

—————————-

交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I:99
Symphony No. 99 in E-Flat Major, Hob.I:99

5.(06:44) I. Adagio – Vivace assai
6.(05:48) II. Adagio
7.(04:51) III. Menuet: Allegretto
8.(04:37) IV. Finale: Vivace
total(22:00)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヨーゼフ・クリップス – Josef Krips (指揮)
録音: September 1957, Sofiensaal, Vienna, Austria

—————————-

交響曲第104番 ニ長調 「ロンドン」 Hob.I:104
Symphony No. 104 in D Major, Hob.I:104, “London”

9.(06:44) I. Adagio – Allegro
10.(07:25) II. Andante
11.(05:04) III. Menuet – Trio
12.(05:05) IV. Finale: Spiritoso
total(24:18)

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
ヨーゼフ・クリップス – Josef Krips (指揮)
録音: April 1949, Kingsway Hall, London, United Kingdom

ヨーゼフ・クリップスの芸術~ステレオ・レコーディングス1956~1965年

ヨーゼフ・クリップスのコレクションがイギリスのヒストリカル系レーベル、スクリベンダムから登場。

温厚そうな外見のクリップスは、実際にはかなり豪快な人物で、数々の武勇伝の持ち主でもありますが、指揮者としての技量にも凄いものがあり、ベオグラード国立劇場では、オペラ監督のマタチッチに嫉妬され「あなたは素晴らしい、あなたはすべてについて正しい、しかし、ここには2人分の居場所は無いのです。私はここで生まれた、私はユーゴスラヴィア人だ、あなたは外国人だ。」と退職を迫られ、1939年にウィーンに戻ることになったほどでした。

このセットでは、傑作として有名なウィーン・フィルとのチャイコフスキー交響曲第5番など、クリップスのコンサート指揮者としての魅力に迫るべく、代表的な演奏からCD14枚分が収められています。
HMVオンラインショップより



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