ホルスト誕生日に惑星をエイドリアン・ボールトの名演で聴く

作曲家
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こんにちは、ともやんです。

組曲「惑星」で有名な、イギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト(1874-1934)の誕生日が、この記事を書いている9月21日ということで、今回は、ホルストと組曲「惑星」についてと、合わせて名盤のCDもご紹介します。

ホルストの誕生日と代表作「惑星」

作曲家グスターヴ・ホルストと彼の代表作の組曲「惑星」について簡単に説明します。

作曲家グスターヴ・ホルストとは

1874年9月21日にイギリスの温泉町チェルトナムで生まれたホルストは、イギリス近代音楽を代表する作曲家です。

ロンドンの王立音楽院で音楽を学び、副専攻のトロンボーンで生計を立てながら作曲の勉強を続けたそうです。

友人のヴォーン・ウィリアムズとともに、イギリス音楽のルネサンスを築いた存在として知られます。

決して作品数は多くありませんが、その中でも世界的に広く親しまれているのが組曲「惑星」です。
後世の映画音楽にも影響を与え、今なお演奏機会が絶えることのない傑作です。

「惑星」組曲の魅力

ホルストの作品の中で最も有名なのは、何と言っても『惑星』です。
7つの楽章からなるこの組曲は、作曲家の占星術への関心と、各惑星に一般的に帰せられる性質を反映しています。

「歓喜をもたらす者、木星」は人気の愛国的な賛美歌の旋律を提供し、「戦争をもたらす者、火星」は作品の作曲時期、すなわち1914年から1916年の第一次世界大戦を示唆していると思います。

7つの楽章には、それぞれ「火星」「金星」「水星」などのタイトルがつけられています。

戦争の恐怖を描いた「火星」の迫力、穏やかで美しい「金星」、そして壮大で希望に満ちた「木星」は特に有名です。

「木星」の旋律は、日本でも「ジュピター」として親しまれ、平原 綾香の歌やアレンジでも多くの人の心を掴んできました。

エイドリアン・ボールトと「惑星」

イギリスの名指揮者エイドリアン・ボールトについて記します。
僕は彼の節度を重んじた深みのある演奏が好きです。

特に1954年にロンドン・フィルと録音したブラームスの交響曲全集が好きです。

センチメンタルが身上のブラームスですから、うるうる来る部分も多くありますが、ボールトは、感情的に表現したいところをぐっと抑えて、でも心で泣いて顔では微笑みを浮かべているような演奏が好きです。

初演を指揮したのはボールト

ホルストの「惑星」を初演したのは、若き日の指揮者エイドリアン・ボールトでした。

1918年の初演は非公開で行われましたが、その後、作品は瞬く間に注目を集めます。

作曲者と深い関わりを持ち、作品の意図を直接汲み取っていたボールトの解釈は、まさに「作曲者直伝」と言えるもの。

後年までこの作品を繰り返し指揮し、録音も複数残しています。

名盤として聴き継がれるボールト指揮盤

中でもロンドン・フィルとの録音は、イギリス音楽の真髄を知る上で欠かせない名盤です。録音年代は古いものの、音楽の推進力と透明感は現代のリスナーにも十分魅力的に響きます。

ボールトの指揮は奇をてらわず、作品の自然な流れを大切にしており、ホルストの意図がそのまま音楽として立ち上がってくる感覚があります。

初演者としてのボールトは、彼の名刺代わり的な作品で、生涯に5回も録音しているそうで、ステレオでも2回録音しています。

本日紹介するのは、1978年最後の録音です。

ボールト&ロンドン・フィルの惑星

グスターヴ・ホルスト – Gustav Holst (1874-1934)
組曲「惑星」 Op. 32
The Planets, Op. 32

1.(08:02) 第1曲 火星 – 戦争の神
I. Mars, the Bringer of War
2.(07:26) 第2曲 金星 – 平和の神
II. Venus, the Bringer of Peace
3.(03:48) 第3曲 水星 – 翼の神
III. Mercury, the Winged Messenger
4.(07:59) 第4曲 木星 – 快楽の神
IV. Jupiter, the Bringer of Jollity
5.(08:22) 第5曲 土星 – 老年の神
V. Saturn, the Bringer of Old Age
6.(06:27) 第6曲 天王星 – 魔術の神
VI. Uranus, the Magician
7.(06:25) 第7曲 海王星 – 神秘の神
VII. Neptune, the Mystic
total(48:29)

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ジェフリー・ミッチェル合唱団 – Geoffrey Mitchell Choir
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
エイドリアン・ボールト – Adrian Boult (指揮)

ボールト&ロンドン・フィル/ホルスト「惑星」

<ボールト没後40年企画> <(2024年)ホルスト生誕150年&没後90年企画>
「惑星」の録音史を飾る1978年収録のロンドン・フィルとの歴史的名盤。
ビショップ&パーカーによる優秀録音盤。
「エニグマ」を併録。新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。
ボールト没後40年企画。さらに翌2024年はホルスト生誕150年&没後90年を迎え、旧EMIレーベルにボールトが収録したステレオ録音である2種の「惑星」を、新規でデジタル化し最新マスタリングを施しました。
この1978年録音盤は多くの「惑星」演奏の規範となるものであり、歴史的音源です。
初演者であるボールト最後の「惑星」の録音というだけでなく、アナログ録音最終期に残されたEMIのアルバムのひとつとしても重要な録音でしょう。
同時発売の1966年録音との聴き比べもお勧めします。
今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。

実際に聴いてみて

ボールトの録音を実際に聴いてみました。

火星の迫力と緊張感

冒頭を飾る「火星」は、戦争の恐怖を象徴する楽章。

ボールトの演奏はテンポが引き締まり、打楽器のリズムが緊張感を高めます。

金管の鋭さも相まって、荒々しい軍靴の響きが目前に迫るようです。

まさに一世紀前に作られた作品とは思えないリアルさを感じます。

木星の壮大さと親しみやすさ

「惑星」の中でも特に有名なのが「木星」です。

壮大で高揚感のあるメロディーは、希望にあふれ、聴く人を元気づけてくれます。
ボールトの解釈は過度に感情的にならず、堂々としたスケールで音楽を展開。

旋律の美しさがストレートに伝わり、繰り返し聴いても飽きない魅力があります。

冥王星がまだ無かった時代の「完結感」

ホルストが生きていた時代には冥王星は発見されていませんでした。
そのため組曲は「海王星」で静かに幕を閉じます。

合唱の響きが遠ざかるように消えていくラストは、神秘的で宇宙の果てに吸い込まれるかのよう。

ボールトの演奏はその透明感を鮮やかに描き出し、深い余韻を残してくれます。

まとめ

ホルストの誕生日に「惑星」を聴くことは、作曲家の足跡を辿る大切な時間です。

100年以上経った今でも色褪せない作品を改めて体感することで、彼の存在がより身近に感じられます。

クラシック音楽をあまり聴かない人でも、「惑星」は親しみやすく楽しめる作品です。
そしてボールト盤は、初演を担った指揮者の確かな解釈で聴ける決定的な一枚。
ホルストの誕生日に、ぜひ耳を傾けてみたいと思います。



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