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ブロムシュテット ステンハンマル 交響曲第2番&セレナード

ブロムシュテット
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こんにちは、
ともやんです。

ヴィリヘルム・ステンハンマルという作曲家は、その名前をどこかで聴いたことがあるな、と思っていて僕の持っている名曲事典という何百人も載っている作曲家の中にもその名前を見つけることは出来ませんでした。

どこで聞いた、いや見たんだろうかと思い出そうとしたら、「あっ、そうか!スウェーデンの作曲家ということは、ブロムシュテットか!」と思い立ち、ブロムシュテットのディスコグラフィをみると、おお、しっかり載っているではないですか!

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ブロムシュテット ステンハンマル プロフィール

上記のように僕が持つ音楽事典にその名前はありませんでしたが、タワーレコードなどからそのプロフィールを知ることになりました。

1871年2月7日ストックホルム生まれで、今日が誕生日。しかも昨年が生誕150年だったわけです。

作曲家のみならずピアニスト、指揮者としても活躍して、スウェーデン最初のプロのオーケストラ、エーテボリ交響楽団(イェーテボリ、ヨーテボリという表記もあり)の首席指揮者も務めました。

作品としては、2つの歌劇、2曲のピアノ協奏曲と交響曲、6曲の弦楽四重奏曲、《森で》《逢い引きから帰ってきた娘》をはじめとする多くの歌曲、第2曲の《スウェーデン》が「もうひとつの国歌」のように歌われている《ひとつの国民》や《歌》といったカンタータなどなあります。

交響曲第2番を聴くと、まず感じたのは、「おっ、シベリウスっぽい」ということです。それもそのはずで、同時代のデンマークのニールセン、フィンランドのシベリウスから影響を受けていて、特にシベリウスとは親交が厚く、自身の弦楽四重奏曲第4番をシベリウスに、シベリウスは交響曲第6番をそれぞれ献呈しています。

交響曲第2番は、後期ロマンティシズムに古風な様式を融合させて書かれ、「ドリア旋法の交響曲」とも呼ばれます。

なんか聴いていると澄んだ湖と森と鳥たちのさえずりが聴こえてきそうな曲で、全体に流れる清澄な響きが、凛として空気感を漂わせています。

なんか寒い冬の朝の聴くと合うなぁーって感じですね。
ただ、終わり方がユニークで、あれ?終わったのという感じ。

なお、1915年4月22日、エーテボリのオーケストラの創立10周年コンサートで初演されました。
ステーンハンマルは、スコアの冒頭に次のように献辞の言葉を記しています。
「わが愛する友人たち エーテボリ交響楽団メンバーに」。

「セレナード」は、交響曲に比べ聴きやすく親しみやすいです。
こちらも全編清澄な空気が漂い、いい感じです。
多分、ブロムシュテットの純度の高い演奏のなせる技かもしれませんね。

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ブロムシュテット ステンハンマル 交響曲第2番&セレナード

ヴィルヘルム・ステンハンマル – Wilhelm Stenhammar (1871-1927)
交響曲第2番 ト短調 Op. 34
Symphony No. 2 in G Minor, Op. 34

1.(13:19) I. Allegro energico
2.(09:29) II. Andante
3.(07:16) III. Scherzo: Allegro ma non troppo presto
4.(14:58) IV. Finale: Sostenuto – Allegro vivace – Tranquillamente – Allegro ma non troppo
total(45:02)

エーテボリ交響楽団 – Gothenburg Symphony Orchestra
ヘルベルト・ブロムシュテット – Herbert Blomstedt (指揮)
録音: December 2013, Gothenburg Concert Hall, Sweden

————————————

37:09セレナード ヘ長調 Op. 31
Serenade in F Major, Op. 31

5.(07:02) I. Overtura
6.(04:59) II. Canzonetta
7.(07:33) III. Scherzo
8.(07:51) IV. Notturno
9.(09:44) V. Finale
total(37:09)

エーテボリ交響楽団 – Gothenburg Symphony Orchestra
ヘルベルト・ブロムシュテット – Herbert Blomstedt (指揮)
録音: June 2014, Gothenburg Concert Hall, Sweden

ステーンハンマル: 交響曲第2番&セレナード ヘルベルト・ブロムシュテット エーテボリ交響楽団

《セレナード》は、交響曲第2番とともにスウェーデンのオーケストラのレパートリーとして定着した作品です。

1907年、「憧れの地」イタリアに休暇で滞在していた時にアイデアが浮かび、交響曲第2番と同じ1911年ごろから作曲に着手。

1914年1月30日、王立スウェーデン管弦楽団をステーンハンマルが指揮して初演したものの、それほどの成功を収めず、1919年になって改訂され、1920年3月3日、ヨーテボリで初演されました。

「とても速く快活に」の〈序曲〉、「ワルツのテンポで、少し静かに」の〈カンツォネッタ〉と〈スケルツォ〉と「少し遅めのアンダンテ」の〈夜想曲〉が切れ目なく演奏され、最後が「控えめなテンポ」の〈終曲〉。改訂に際してカットされた「メヌエットのテンポで」の第2楽章は、《レヴェレンツァ》(BIS SA2359)の曲名の独立した作品とされました。



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