フェリックス・プロハスカという
オーストリアのウィーン出身の
指揮者の名前を知っている人は、
クラシック音楽ファンのなかでも
相当な通だと思います。
僕は、50年近く
クラシック音楽ファンを
自称してきましたが、
60歳を過ぎて
初めてこの人の名前を聴きました。
そして、どんな演奏するんだろうと
何の期待もしないで聴き始めました。
フェリックス・プロハスカ G線上のアリア 最高の演奏
えっ!?これいつの時代の人?
録音は、音質の良いモノラルでした。
これが素晴らしいのなんのって。
曲はJ・S・バッハの
管弦楽組曲
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オーケストラは、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
有名な第3番のエア、
通称“G線上のアリア”なんて最高!
こんなに心のこもった演奏は初めてです。
これを聴くために手に入れてもいいくらいだと思います。
指揮者フェリックス・プロハスカについて
フェリックス・プロハスカは、
1912年ウィーン生まれで、
1991年に78歳でウィーンで亡くなっています。
詳しい経歴は見つかりませんが、
ほぼ、オーストリア、ドイツ中心に活動した方です。
こんな人の存在を知ると、
オーストリア、ドイツのレベルの高さを痛感します。
つまり、どんな来日演奏家増えたと言え、
現地を中心に地道に活動している演奏家も
それこそその何倍、何十倍もいて
しかもレベルの高い演奏をしているのです。
伝統の重みを感じますね。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーについて
この演奏は、ナクソス・ミュージック・ライブラリー(以下NML)で配信されているものを聴いたのです。
多分、自分でCDを買い求める演奏ではないし、
NMLと契約していなけば、巡り合うことはなかった演奏です。
さて、NMLは月額\1,998(税込み)で、
Webサイト内の全楽曲をストリーミング再生でき、
解説文等の文字情報に自由にアクセスできます。
インターネットに接続された
パソコン/スマートフォン/タブレットでご利用可能です。
但し、楽曲のダウンロード・保存はできません。
というサービスで、私はもう半年ほど利用していますが、
とってもおすすめのサービスです。
なんといっても豊富なライブラリーで
確か12万枚&セット以上取り揃えていて、
まあ、一生掛っても聴き通せるものではありません。
当然ナクソスレーベルのものは全て聴けそうですが、
意外なものが無かったりします。
例えば、ワルター指揮コロンビア響の録音が見当たりません。
またジョージ・セルのCBS系の録音もないようなので、
版権の問題など絡むものもあるのでしょうか?
だから僕は、NMLでないものは、
中古CDで探したり、ウェブで探したりしています。
ただ、なんといっても自分の所有が1000件以上あるので、
これも全部聴いていないのですから、
生きている内に全部聴けるかという状況です。
まとめ
さて、プロハスカの演奏に戻ります。
J・S・バッハの管弦楽組曲を聴きました。
最高です。
NMLに寄せられてレビューを紹介します。
現代では古い演奏スタイルかも知れませんが、音楽的な内容や表現は新鮮です。有名な3番のアリアを聴いてみて下さい。こんなにも丁寧でイマジネーションあふれた内容の演奏はなかなかありません。ヨーロピアンブレンドされた当時のオーケストラの音色のすばらしさを痛切に感じるアルバムです。
Lさんより
各パートが鮮やかかつ香り豊かに演奏され、落ち着いていながら生き生きとした躍動感と自発性に満ちている素晴らしい演奏です。戦後オーストリアのバッハ演奏のパイオニアの一人であったという(3,4番の序曲が2種類ずつ収められているのもこだわりを感じます)プロハスカのウィーンでのこの演奏は、その古さを超えた魅力あふれる名演奏と思います。モノラルですが聴きやすい録音で、埋もれさせるのはあまりにもったいないと思います。
Sさんより
どうですか?
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