ヘルマン・シェルヘンが、1958年、今から60年前に録音したモーツァルトのレクイエムが凄い演奏です。
モーツァルトのレクイエムの僕の好きな曲です。
モーツァルトとしては重いのであまり好きではないというひとがいますが、僕は好きです。
一番の理由は、以前入っていた合唱団で歌ったからです。
CDも何枚か持っています。
このシェルヘン盤は衝撃でした。
まず、60年近く前の録音に関わらず音質が良いこと。
演奏が古臭くないこと。
例えば、カール・ベーム指揮のウィーンフィルは、一時代を築いた名盤ですが、やはり大時代的な感が否めません。
ところが、シェルヘン盤は、ベーム盤に比べ13年も前の録音に関わらず、80年代以降の古楽器演奏にも通じる演奏です。
第1曲レクイエム、第2曲キリエは遅いテンポで克明に再現していく様は鳥肌物です。
聴かずに死ねない演奏です。
ただ残念なのが、現在再販はされていないようで、中古店で見つければ即買いです。
また、次にご案内していますが『ヘルマン・シェルヘンの芸術』(CD27枚組)に収録されていてタワーレコードで入手可能です。
シェルヘンの名盤 モーツァルトのレクイエム
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
レクイエム ニ短調 K. 626
Requiem in D Minor, K. 626
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
セーナ・ユリナッチ – Sena Jurinac (ソプラノ)
ルクレティア・ウェスト – Lucretia West (メゾ・ソプラノ)
ハンス・レフラー – Hans Loeffler (テノール)
フレデリック・ガスリー – Frederick Guthrie (バス)
ウィーン・アカデミー室内合唱団 – Vienna Academie Chamber Choir
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 – Vienna State Opera Orchestra
ヘルマン・シェルヘン – Hermann Scherchen (指揮)
演奏時間 63:16
録音 1958年
ヘルマン・シェルヘンのプロフィール
1891年6月21日、ベルリン生まれの指揮者。1966年、フィレンツェでの公演中に急逝。独学でヴァイオリンとヴィオラを学び、1907年からベルリン・フィルのヴィオラ奏者として活躍。1912年、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」で指揮デビュー。以来、新ウィーン楽派や現代音楽作品の紹介に努め、世界初演作品は150曲にものぼる。第1次大戦の勃発でロシアの捕虜となるが、1922年以降はドイツ放送管などの指揮者を務める。ナチス政権の確立後はスイスに拠点を移し、戦後はアメリカ進出も果たした。ウェストミンスター・レーベルに膨大な録音が残されている。2012/07/30 (2013/08/19更新) (音楽出版社)
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