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ホロヴィッツ&ジュリーニ モーツァルト ピアノ協奏曲第23番

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こんにちは、
ともやんです。

20世紀最高のピアニストの一人と言われているウラディミール・ホロヴィッツは、1903年10月1日生まれ、1989年11月5日にニューヨークの自宅で世を去りました。

ホロヴィッツのキャリアをチェックすると1953年のアメリカデビュー25周年記念リサイタル後突然全てのリサイタルをキャンセルし、その後1965年までの12年間コンサートを行いませんでした。
ただ録音は60年代から70年代に掛けて精力的に行っています。

僕は、個人的には当時全くホロヴィッツには興味がなく、むしろ過去の人ととらえていました。だから1983年に初来日して時、誰かが言ったまたは書いた「壊れた骨董品」という形容をそんなものかと受け止めていたのです。

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ホロヴィッツ 晩年の思いを込めたモーツァルト

そんな僕が、ホロヴィッツを聴いてみようと思ったのは、単に10月1日の誕生日だったので、ブログの記事を書くためで、そして今回命日に合わせてブログの記事のネタにしようと思い、ホロヴィッツの録音を聴くことにしたのです。

音楽家の記念日をブログネタにしようとしなければ永遠にホロヴィッツの演奏を聴かなかったかもしれません。

むしろホロヴィッツのことは音楽以外のことで嫌っていた部分もあったからです。
それは、第二次大戦後フルトヴェングラーがシカゴ交響楽団と契約しようとした時、先頭になった反対した人だったからです。

ホロヴィッツは、ユダヤ人なのでナチス政権の下で演奏したフルトヴェングラーのことを許せなかったのはわかります。
ただフルトヴェングラーは、非ナチ化審議でも無罪となり、演奏の再開が許されているのに反対する根拠がよくわかりません。

いやそれはユダヤ人でなければわからない感情かもしれませんが。

さて、亡くなる2年前、83歳の時のモーツァルトを聴きました。
協奏曲は、ジュリーニの伴奏ということで、もっと遅めの濃いモーツァルトかと思うと意外と速めのテンポで、しかも無垢な伴奏に徹した感じで、さすがジュリーニの芸風の幅広さに感服です。
そして、ホロヴィッツのピアノは味わい深いもので、なにか哀愁と言うか悲しみを湛えた部分がなんとも言えないですね。

感銘深い演奏です。

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ホロヴィッツ&ジュリーニ モーツァルト ピアノ協奏曲第23番他

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K. 488
Piano Concerto No. 23 in A Major, K. 488

1.(10:21) I. Allegro (cadenza by F. Busoni)
2.(05:33) II. Adagio
3.(07:52) III. Allegro assai
total(23:46)

ウラディーミル・ホロヴィッツ – Vladimir Horowitz (ピアノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団 – Milan La Scala Orchestra
カルロ・マリア・ジュリーニ – Carlo Maria Giulini (指揮)

——————————–

ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K. 333
Piano Sonata No. 13 in B-Flat Major, K. 333

4.(10:39) I. Allegro
5.(09:44) II. Andante cantabile
6.(06:01) III. Allegretto grazioso
total(26:24)

ウラディーミル・ホロヴィッツ – Vladimir Horowitz (ピアノ)
1987年3月ミラノにて録音。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 ピアノ・ソナタ第13番 ウラディミール・ホロヴィッツ カルロ・マリア・ジュリーニ

指揮者カルロ・マリア・ジュリーニの生誕100年(2014年時)記念盤。本作は、ヴラディーミル・ホロヴィッツが亡くなる2年前にジュリーニ&ミラノ・スカラ座管弦楽団と残したモーツァルト録音を収録したアルバム。協奏曲のカデンツァは、ブゾーニのカデンツァを採用。



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