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レヴァイン ウィーンフィル モーツァルト交響曲全集より

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こんにちは、
ともやんです。

アメリカの著名な指揮者ジェームズ・レヴァインが、3月9日に亡くなりました。
レヴァインは、1943年6月23日、オハイオ州シンシナティの生まれで享年77才でした。

50年もクラシック音楽ファンをしていると当初若手や中堅と思っていた人たちがどんどん鬼籍に入られていて、そう言えば、中学生だった自分の60過ぎのじいさんになったんだなと感慨深いものがあります。

僕がクラシック音楽を聴き始めたことアバド、小澤、マゼールという人たちは伸び盛りの中堅で、ムーティ、レヴァインというと若手というイメージでしたが、そんな方たちもそれぞれキャリアと共に年齢も重ねられたわけです。

【追悼】指揮者ジェイムズ・レヴァイン(1943年6月23日 – 2021年3月9日)

今回の訃報に際してタワーレコード・オンラインショップでは、レヴァインの特集コーナーが設けられています。チェックしてみてください。

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レヴァインの名盤ついて

さてレヴァインは、ベートーヴェンの交響曲をあまり残していないので、ベートーヴェン中心に聴いてきた僕としては、どうしても接点の少ない方でした。

だからレヴァインの名盤というと自分が持っているLP、CDの中から、シカゴ響とのシューベルトの「ザ・グレート」マーラーの交響曲選集と比較的初期のものしか思い浮かびません。
しかも現在共に入手困難なようです。

また、僕がよく読む音楽評論家の評にもレヴァインはあまり登場しないのでやはり距離を取っていたのかもしれません。

また、以前ウィーンフィルとのモーツァルト全集が出た時、参考にしている評論家のコメントが、演奏はそこそこ美しいが、くり返しを全て行っていて、評価しないというものがあり、それで聴かなかったこともありました。

しかし、最近の僕は以前の多忙なサラリーマン時代でもなくなったので、聴く時間は増え、評論家のコメントよりも自分の耳で聴いた印象を大事にするようにしています。

そんなことでこの機会にレヴァイン指揮ウィーンフィルによるモーツァルト交響曲全集から第38番「プラハ」、第40番ト短調、第41番「ジュピター」を聴いてみました。

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レヴァイン ウィーンフィル モーツァルト交響曲全集より

さて、レヴァイン&ウィーンフィルの録音を聴きながら、ふと思ったのは、ウィーンフィルによるモーツァルトの交響曲全集と呼べるのは、もしかしてレヴァインとの録音だけなのかな、と。
確かベームは、ベルリンフィルと全集を録音していて晩年近くウィーンフィルと何曲か録音している時、老いて体調の優れない中でもウィーンフィルと全集を録音したいと言って周囲を驚かせた、という記事を読んだことがあります。
またムーティもウィーンフィルと名演を残していますが、確か25番以降しか録音していなかったようです。

つまりこの全集は、ウィーンフィルを聴く録音なのかもしれません。
このCDのコメント欄にもモーツァルト没後200年企画として、ウィーンフィルはレヴァインを指名した記されています。

それを考えると一気にこの評価は変わります。
なぜなら響きはまさにウィーンフィルだからです。
それなりに高品質は再生装置で聴けば、ウィーンフィルのサウンドを堪能できるのではないでしょうか。
そしてレヴァインの指揮もオーソドックスで安心して聴かれます。
だからここでの主役はウイーンフィルということです。
ウィーンフィルの響きを楽しみたいなら、リピートを全て行うというのはありですね。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第38番 ニ長調 「プラハ」 K. 504
Symphony No. 38 in D Major, K. 504, “Prague”

1.(17:41) I. Adagio – Allegro
2.(11:33) II. Andante
3.(07:45) III. Presto
total(36:59)

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交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

4.(07:51) I. Molto allegro
5.(15:36) II. Andante
6.(05:10) III. Menuetto: Allegretto
7.(09:43) IV. Allegro assai
total(38:20)

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交響曲第41番 ハ長調 「ジュピター」 K. 551
Symphony No. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”

8.(11:06) I. Allegro vivace
9.(10:46) II. Andante cantabile
10.(05:42) III. Menuetto: Allegretto
11.(11:16) IV. Molto allegro
total(38:50)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ジェイムズ・レヴァイン – James Levine (指揮)

モーツァルト: 交響曲全集 ジェイムズ・レヴァイン 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

伝統の響きに新しい感性を吹き込んだ秀演
1991年のモーツァルト没後200年に向け企画され、非常に高い評価を受けたモーツァルト交響曲全集。
モーツァルトを知り尽くしたウィーン・フィルがこの全集の指揮者として指名したのがレヴァインでした。
レヴァインの成熟と落ち着き、的確なテンポによる音楽に純粋な気品。ウィーン・フィル伝統の響きに新しい感性を吹き込んだ秀演です。
ユニバーサル・ミュージック

ジェームズ・レヴァイン 追悼特集

【追悼】指揮者ジェイムズ・レヴァイン(1943年6月23日 – 2021年3月9日)

アメリカ、オハイオ州シンシナティ出身の世界的名指揮者、ジェームズ・レヴァイン氏が2021年3月9日、カリフォルニア州パームスプリングズで亡くなりました。77歳でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。

タワーレコードより



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