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滝千春 プロコフィエフ ストーリー

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こんにちは、
ともやんです。
906回目のメルマガです。

先月の5月、四ツ谷の紀尾井ホールで東京女子管弦楽団の第2回公演を聴いてきました。
ヴァイオリニストの福元麻理恵さんが、発起人となり女性音楽家の活動の場を作ると言うことで昨年秋に創設されたオーケストラです。

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日本の音楽大学では、女子学生の方が多いのに、いざ働く場となると男性に比べ限定されているとこのこと。しかも女性には出産、育児というハンディもある。だから、以前よりオーケストラでは、女性奏者が常任で活動を続けるのは大変だった。男性も19世紀までは、病気や怪我などしてオーケストラの仕事を休むとそのまま仕事を失うことになったらしい。それではオーケストラのレベルを維持できないと考え保障制度を作ったのがメンデルスゾーンだそうだ。

僕が以前勤めていた会社で、アルバイトとして音大のピアノ科を出た女性が、数名で交代で来ていた。中にはフランスの著名なピアニストに師事した人もいて、こんなとこでバイトするより練習したり、ピアノを弾く仕事をした方が良いのでは、と感じていた。
少し話をするくらいの仲になったころ、その点を尋ねてみたが、ピアノ教師としてそんな組織に登録しているが、毎日仕事があるわけではないのでとのこと。
つまりザクッと言えば、本業では食えないのでアルバイトをしているということか。まあ、現在の僕も同じ状況です。

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ヴァイオリニスト 滝千春

上記のように日本では、音楽大学の学生は女性の方が多く、それだけ女性の音楽家のすそ野は広いわけで、僕がいろいろな録音を聴いていると特にヴァイオリニストの世界では、優秀な人が多く出ていると思います。

今回聴いたのは滝千春さん。
年齢は30代半ばのようですが、今回初めて名前を聴き、録音も聴きました。
聴いたのは、プロコフィエフのソナタで、僕には馴染みがない作品ですが、研ぎ澄まされた鋭さを感じさせる演奏で、わくわくさせてくれます。

以下にプロフィールを添付しますが、やはり凄い人です。

“ユーディ・メニューイン国際コンクール第1位など数々の国際コンクールに入賞し、早くから注目を集めてきた実力派ヴァイオリニスト、滝千春の満を持してのデビュー・アルバムです。

本人にとって最も大事な作曲家の一人、プロコフィエフの2つのソナタと珍しい「ピーターと狼」のデュオ編曲版を収録。定評の高い技術をもとに、滝千春が才気煌めく演奏を披露します。プロコフィエフの神秘的な空気感とストーリーをつくり上げる情熱的な美音とメロディ。

ヴァイオリンとピアノが激しく呼応しあう絶妙なアンサンブル。まさに圧巻の演奏です。またピアノの沼沢淑音の卓越した演奏が音楽に彩りを加えます。滝千春が紡ぐ芸術性高い新たなストーリーをお楽しみ下さい。”

ぜひ聴いてみてください。

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滝千春 プロコフィエフ ストーリー

セルゲイ・プロコフィエフ – Sergey Prokofiev (1891-1953)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 80
Violin Sonata No. 1 in F Minor, Op. 80

1.(07:05) I. Andante assai
2.(07:19) II. Allegro brusco
3.(07:56) III. Andante
4.(07:48) IV. Allegrissimo
total(30:08)

———————

ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op. 94bis
Violin Sonata No. 2 in D Major, Op. 94bis

5.(08:18) I. Moderato
6.(04:58) II. Scherzo: Presto
7.(04:27) III. Andante
8.(07:03) IV. Allegro con brio
total(24:46)

9.(15:36) ピーターと狼 Op. 67 (根本雄伯によるヴァイオリンとピアノ編)
Peter and the Wolf, Op. 67 (arr. Takenori Nemoto for violin and piano)

編曲 : 根本雄伯 – Takenori Nemoto
滝千春 – Chiharu Taki (ヴァイオリン)
沼沢淑音 – Yoshito Numasawa (ピアノ)
録音:2022年11月15-17日 東京、稲城市立iプラザ

(プロコフィエフ・ストーリー)(滝千春/沼沢淑音)

<滝千春(ヴァイオリン)>
桐朋女子高等学校音楽科、チューリッヒ芸術大学、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンを卒業。

上西玲子、辰巳明子、ザハール・ブロン、サシュコ・ガヴリーロフの各氏に師事。ノヴォシビルスク国際コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール第1位(ジュニア部門)など数々の国際コンクールに入賞。国内外ソロリサイタルをはじめ、各地主要オーケストラにおいて、ユベール・スダーン、ゲルト・アルブレヒト、小澤征爾など、数多くの指揮者と共演。

スイスのアニマート財団オーケストラのコンサートミストレスとしてヨーロッパ各地の著名なホールで公演後、スイスのダボス国際音楽祭に招かれ、同年にはベルリン・フィルハーモニーにてベルリン交響楽団と共演。2015年から3年間ピクテ投信投資顧問株式会社のピクテ・パトロネージュ・プロジェクトのアーティストとして活動。

2018年デビュー10周年記念で開催した「オール・プロコフィエフ・プログラム」は好評を博し、翌年フランスのル・テュケのムジカ・ニゲラ音楽祭に招かれ大好評を得た。2019年1月にはミュンヘン放送管弦楽団のコンサートミストレスに短期就任。コロナ禍のベートーヴェン・イヤーではヴァイオリンソナタ全曲配信に挑んだ。2021年4月に出演した東京オペラシティの「B→C」では、過去最多の共演者と楽器、またジャンルで話題を集める。2022年9月にはブダペストFar Eastern Classical Music Festivalに招待され好評を得た。あらゆるジャンルの作曲家達に委嘱するなど積極的に「現代」と向き合い、「教育」と「芸術」に注力し独自の音楽スタイルを追求している。



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