こんにちは、
ともやんです。
現在、一番実演に接したいと思っている指揮者の一人に高関健がいます。
さっそく聴きたいと思い、聴いたのが「第9回浜松国際ピアノコンクール 2015」で、第1位になったアレクサンダー・ガジェヴと共演したプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番。
ガジェヴ(1994年生まれ。イタリア出身)のソロと相まってスリリングな演奏でライブということもあり手に汗握る素晴らしい演奏でした。
1955年(昭和30年)生まれということで僕の2歳年上。経歴を見ると驚きます。
桐朋学園大学在学中の1977年にカラヤン国際コンクール・イン・ジャパンで優勝。その後、ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーに留学してカラヤンの助手になっています。しかもその後、バーンスタインの指導も受けたということで、20世紀後半の巨匠たちの薫陶を受けているわけです。
またコンクールでも実績を残し、83年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール第2位、84年スワロフスキー国際指揮者コンクール優勝とキャリアを重ねました。
85年に日本フィルを指揮して日本デビュー。
以降、86-90年広島交響楽団の音楽監督兼常任指揮者、94-2000年新日本フィルの正指揮者、97-2003年大阪センチュリー響の常任指揮者、93-2008年群馬響の音楽監督を歴任しました。
さらに2003-2012年は札幌交響楽団の正指揮者、2014-2019年に京都市響の常任首席客演指揮者、2015年からは東京シティ・フィルの常任指揮者に就任しています。
今後は、交響曲を聴きたいです。
ガジェヴ&高関 プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 – 第5曲 シャコンヌ(F. ブゾーニによるピアノ編)
Violin Partita No. 2 in D Minor, BWV 1004: V. Chaconne (arr. F. Busoni for piano)
編曲 : フェルッチョ・ブゾーニ – Ferruccio Busoni
アレクサンダー・ガジェヴ – Alexander Gadjiev (ピアノ)
録音: 2015, Hamamatsu, Japan
1.(14:28) Violin Partita No. 2 in D Minor, BWV 1004: V. Chaconne (arr. F. Busoni for piano)
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セルゲイ・プロコフィエフ – Sergey Prokofiev (1891-1953)
ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op. 26
Piano Concerto No. 3 in C Major, Op. 26
2.(09:29) I. Andante – Allegro
3.(09:31) II. Tema con variazioni
4.(09:43) III. Allegro ma non troppo
total(28:43)
アレクサンダー・ガジェヴ – Alexander Gadjiev (ピアノ)
東京交響楽団 – Tokyo Symphony Orchestra
高関健 – Ken Takaseki (指揮)
録音: 2015, Hamamatsu, Japan
第9回を迎え国際的な認知度と信頼を着実に高めてきた浜松国際ピアノコンクール。
予想を大きく上回る42カ国1地域より449名の応募者から選抜された新進気鋭の若手ピアニストたちによる真剣勝負は、非常に高水準な闘いとなった。
1位に輝いたのは、色彩感溢れる熱演で審査員と聴衆を驚かせたイタリアのガジェヴ。3位の3名同位授与や満場一致の室内楽賞など、数々の名演と物語に溢れた躍動の2週間の軌跡をハイライト収録。
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