こんにちは、
ともやんです。
僕は、昨年8月63歳11ヶ月という年齢ながらヴァイオリン教室に通いだしました。当然ヴァイオリンを学ぶためです。
それまでの人生でヴァイオリンを学んだことはもちろん、持ったこともありませんでした。それがなぜ始めたのか。
そこにヴァイオリンがあり、ヴァイオリンをやる友人ができたからです。
このどちらか一方だけなら始めなかったでしょう。
ヴァイオリンを始めてわかったこと
ヴァイオリンを始めてみてわかったこと。
それは弓使いが難しいことと、音程を自分で作らなければいけないことです。
僕は、高校生の頃から多少ギターに馴染んでいました。
ギターには、フレットがあるので、指で押さえるとそれなりに音が出来ます。
また簡単なコードならすぐ憶えられるので、1週間もやれば簡単な伴奏くらいはできるようになります。
しかし、ヴァイオリンはフレットレスなので、自分で音程を作らないといけません。
また指またはピックで弾くギターと違い、弓で弦を弾くのはとても難しいです。
ヴァイオリンには4本の弦があり、それを左手押さえた弦を弾くのですが、どうしても隣の弦に触れてしまい、きれいな音が出ません。
もちろんギターが簡単ではなく、奥義に究めるのは時間と努力はもちろん必要ですが、ヴァイオリンは、やはりメソードに従い順を追って学んでいかなければなりません。
服部百音 僕の好きなヴァイオリニスト
ヴァイオリンを学び出してからヴァイオリンの演奏をよく聴くようになりました。特に日本人のそれも女性奏者の演奏をよく聴くようになりました。
理由はとくにありませんが、やはり素敵な女性の奏でる演奏を聴いてみたくなるというシンプルな理由だと思います。
その中に服部百音さんがいます。
現在23歳。僕の娘よりも年下ですが、初めて聴いた時から凄い奏者だと思いました。また先日、ラジオ番組のゲストで出演した時に会話も聴いたのですが、落ち着いて浮ついたところがないところに猛烈に好感を持ちました。
演奏は、確かなテクニックと真摯で作品の深部に深く掘り進めたシリアスな表現で深い感銘を受けました。
まだまだ録音は少ないですが、ぜひ来年は実演も聴きたいと思っています。
服部百音 プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ
セルゲイ・プロコフィエフ – Sergey Prokofiev (1891-1953)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 80
Violin Sonata No. 1 in F Minor, Op. 80
1.(06:41) I. Andante assai
2.(06:56) II. Allegro brusco
3.(07:22) III. Andante
4.(07:36) IV. Allegrissimo
total(28:35)
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ハインリヒ・ウィルヘルム・エルンスト – Heinrich Wilhelm Ernst (1814-1865)
夏のなごりのバラ(庭の千草)による変奏曲
5.(08:14) Variations on The Last Rose of Summer
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カロル・シマノフスキ – Karol Szymanowski (1882-1937)
夜想曲とタランテラ Op. 28
Nocturne and Tarantella, Op. 28
6.(04:55) Nocturne
7.(04:48) Tarantella
total(09:43)
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エルネスト・ショーソン – Ernest Chausson (1855-1899)
詩曲 Op. 25 (ヴァイオリンとピアノ編)
8.(15:24) Poeme, Op. 25 (arr. for violin and piano)
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モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
ツィガーヌ
9.(09:12) Tzigane
服部百音 – Hattori Mone (ヴァイオリン)
江口 玲 – Eguchi Akira (ピアノ)
録音: 2020年11月29日~12月1日 埼玉 秩父ミューズパーク音楽堂
音楽と真正面から対峙し、奏でる一音一音に拘りぬいた全5曲。
現代日本の名ピアニストの一人である江口玲と共に芸術的な完成度を更に高め、ヴィルトゥオジティを極めた演奏で、音楽を創り上げてゆきます。
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