こんにちは、
ともやんです。
2019年6月某日、僕は有給を取ってサントリーホールに向かいました。翌月の末には37年4ヵ月間勤めた会社を退職することになっていました。
そのため残っている有給を消化しているのです。
さて、その日のコンサートは、日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会。
確かフィンランド国交100周年記念という副題が付いていた。
曲目はシベリウスの管弦楽曲(詳細は失念)とエサ=ペッカ・サロネンのヴァイオリン協奏曲。
実はこのコンサートのチケットを取った理由は、ソリストの諏訪内晶子を聴きたかったからでした。
この年は割とコンサートに足を運びました。
特にファンである女性ソリストを聴きたくて行きました。
川久保賜紀さん、小菅優さん、アリス=紗良・オットさん、そして諏訪内晶子さん。
インキネンとの出会い
僕の席は、ステージの後ろ側で、指揮者から見て左側。
つまり普通の客席から見るとソリストが立つ側で、僕は諏訪内晶子の背中側で、終始諏訪内さんの広く空いた背中越しのヴァイオリンを弾く姿を観ていました。
一方指揮者とは対面なのでインキネンの指揮姿はよく見えました。
インキネンは当時まだ40歳前で、銀髪の若々しいイケメン指揮者でした。
フィンランドの指揮者と言うとエサ=ペッカ・サロネンやインキネンのようなイケメン指揮者とベルグルンド、セーゲルスタムのような超個性派に別れるように思います。
いや、インキネンのことは全く眼中になかっただけに彼の指揮に出会い、いっぺんでファンになってしまいました。
そのことは、このブログの以下の記事に書いています。
↓
インキネン&日本フィル ブラームス交響曲第1番 巨匠への予感
さて、今日ご案内するニュージーランド響とのシベリウスの交響曲第4番と第5番は、2009年の録音。この4年後の2013年には、日本フィルと全集を録音しています。
どうもシベリウスの交響曲は聴き込みが足りなくて、まだまだ馴染めません。
インキネンの録音を聴いてシベリウスを自分のものにして行きたいと思います。
インキネン シベリウス交響曲第4番&第5番
ジャン・シベリウス – Jean Sibelius (1865-1957)
交響曲第4番 イ短調 Op. 63
Symphony No. 4 in A Minor, Op. 63
1.(10:33) I. Tempo molto moderato, quasi adagio
2.(04:52) II. Allegro molto vivace
3.(10:56) III. Il tempo largo
4.(09:59) IV. Allegro
total(36:20)
ニュージーランド交響楽団 – New Zealand Symphony Orchestra
ピエタリ・インキネン – Pietari Inkinen (指揮)
録音: 21-23 September 2009, Michael Fowler Centre, Wellington, New Zealand
——————————–
交響曲第5番 変ホ長調 Op. 82
Symphony No. 5 in E-Flat Major, Op. 82
5.(13:57) I. Tempo molto moderato – Allegro moderato
6.(09:39) II. Andante mosso, quasi allegretto
7.(09:12) III. Allegro molto – Largamente assai
total(32:48)
ニュージーランド交響楽団 – New Zealand Symphony Orchestra
ピエタリ・インキネン – Pietari Inkinen (指揮)
録音: 16-18 October 2008, Michael Fowler Centre, Wellington, New Zealand
シベリウス交響曲第4番&第5番 ピエタリ・インキネン ニュージーランド交響楽団
日本でますます人気急上昇中。巨匠の道を歩き始めた感のある若手気鋭指揮者インキネンのシベリウス(1865-1957)・交響曲ツィクルス第2弾です(第1集は8.572305)。当盤に収録されているのは、最も曲想が晦渋な第4番と祝祭的な雰囲気に満ちた第5番です。1911年に完成された第4番は、当時体調不良を訴えていたシベリウスの気分がそのまま反映された作品。寒々とした荒涼な風景の中をよぎる一抹の風のような不気味さが見え隠れします。一転1915年に作曲された第5番は彼の50歳の誕生日の祝賀式典に演奏するために書かれた曲。春の訪れを感じさせるような暖かさを抱いています。対称的な2つの作品を、インキネンは見事に描き分けています。
ナクソス・ジャパン
コメント