こんにちは、
ともやんです。
ロシア出身の名ヴァイオリニスト、ヴィクトリア・ムローヴァの独奏、ガーディナー指揮のオルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティクで、ベートーヴェンとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴きました。
※画像はイメージです。
ムローヴァは、著名なヴァイオリニストでしかも美人ということで、その名前はかなり前から知っていましたが、なんと聴くのは初めてです。
そしてフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で、その経歴を見るとかなり波乱にとんだ人生を歩んで来た方だと知りました。
1959年生まれですから、私と同世代ですが、もっと若い印象がありました。それが、ジャケットなどの写真からでしょうか。
しかも20代で旧ソ連からスウェーデンに亡命したり、三人の子供が、全員父親が違うなど自由な音楽活動を求めるにために逞しく生きてきた方ではないかと感じました。
さて、録音当時、ムローヴァ42歳と円熟期を迎えた頃です。ガーディナーの演奏が、オーソドックスに徹底しながら、多彩な響きが素敵です。
そして序奏の後のムローヴァのヴァイオリンで出てくるとその優しい響きに惹かれます。
ムローヴァと言えば、チャイコフスキー・コンクールの優勝者ですから高いテクニックを持っているはずですが、常に優しく温かく、節度をもった演奏に好感を持ちました。
ムローヴァ恐るべきです。
同世代の音楽家として、もっと聴いて行きたいヴァイオリニストです。
ムローヴァ&ガーディナー ベートーヴェン&メンデルスゾーン
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61 (カデンツァ:O. ダントーネ)
Violin Concerto in D Major, Op. 61 (candenza by O. Dantone)
1.(23:12) I. Allegro ma non troppo
2.(08:20) II. Larghetto
3.(09:26) III. Rondo: Allegro
total(40:58)
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フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64
Violin Concerto in E Minor, Op. 64, MWV O14
4.(13:00) I. Allegro molto appassionato –
5.(07:06) II. Andante –
6.(07:11) II. Allegretto non troppo – III. Allegro molto vivace
total)27:17)
ヴィクトリア・ムローヴァ – Viktoria Mullova (ヴァイオリン)
オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク – Orchestre Revolutionnaire et Romantique
ジョン・エリオット・ガーディナー – John Eliot Gardiner (指揮)
録音:2002年6月5-7日 ロンドン、ワトフォード・コロシアム
ムローヴァ ベートーヴェン&メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
楽器の追求、音楽の見直しなど新境地を開拓しているムローヴァならではの協奏曲集です。前作のマリナーとのコラボレーションでも主題に宿る気品、優美さを巧みに表現していましたが、多彩な音色を駆使するガーディナーのサポートを得て、すっきりとセンシティヴな演奏で対応するムローヴァは、ここで一つ先の世界見つめています。
タワーレコードより
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