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ツィメルマン シマノフスキ ピアノ曲集

ツィメルマン
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こんにちは、
ともやんです。

カロル・シマノフスキ(1882-1937)
名前は聴いたことがあるし、多分ヴァイオリンやピアノの小品などは聴いたことがあると思う。かと言ってシマノフスキという名前を聴いてもイメージは湧かない。

そんなシマノフスキを真正面から取り上げたアルバムを聴きました。

シマノフスキと同郷のポーランド出身の名ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンのピアノ独奏によるもの。

今日は、今年生誕140年を迎えたカロル・シマノフスキにスポットを当ててみます。

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シマノフスキについて

カロル・シマノフスキは、1882年10月6日に現在ウクライナのティモソフカに生まれ、1937年3月29日ローザンヌで没してます。享年54歳。

同世代の作曲家として、同い年にストラヴィンスキー、1歳上にバルトーク、1歳下にウェーベルン、3歳下にベルク。
著名な指揮者には、3歳上にシューリヒト、2歳下にクレンペラー、3歳下にフルトヴェングラーがいます。

そこから受ける印象が、後期ロマン派から無調の現代音楽への過渡期の時代に生きた人という印象です。

作品ジャンルは、室内楽、2つのヴァイオリン協奏曲、3つの交響曲などを残していますが、ツィメルマンはピアニストなのでピアノ曲にスポットを当てています。

20世紀始めのポーランドの代表的な作曲家で、ワルシャワ音楽院の作曲家教授を務め、のちに院長も務めています。

作品にはドビュッシーの印象派的な手法に加え、シェーンベルクの無調的和声法の影響も見逃せないですが、ピアノ曲を聴く限り同郷のショパンの影響が大きいと思います。

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ツィメルマンのシマノフスキ

ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンが同郷の作曲家シマノフスキの生誕140周年を記念した新作です。

ツィメルマンは、昨年のベートーヴェン・プロジェクトに続き、ツィメルマンが自身の故郷ポーランドのルーツに戻り、今年生誕140周年を迎えるカロル・シマノフスキのピアノ曲を演奏。

今作は2022年6月、ツィメルマンの友人である豊田泰久氏が設計を手掛けた、広島県福山市のふくやま芸術文化ホールにて録音されました。さらに、1994年に録音され、これまでリリースされていなかった《仮面劇》が、初めて収録されています。

ツィメルマンはシマノフスキの本質を表すレパートリーを通して、シマノフスキを偉大なピアノ音楽の作曲家として位置づけることを目指しています。
タワーレコードの解説より

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ツィメルマン シマノフスキ ピアノ曲集

カロル・シマノフスキ – Karol Szymanowski (1882-1937)
9つの前奏曲 Op. 1
9 Preludes, Op. 1

1.(02:56) No. 1. Andante ma non troppo
2.(03:44) No. 2. Andante con moto
3.(02:57) No. 7. Moderato
4.(03:32) No. 8. Andante ma non troppo
total(13:09)

——————-

仮面劇 Op. 34
Maski (Masks), Op. 34

5.(09:56) No. 1. Szecherezada (Scheherezade)
6.(07:07) No. 2. Blazen Tantris (Tantris the Clown)
7.(05:52) No. 3. Serenada Don Juana (Don Juan’s Serenade)
total(22:55)

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20のマズルカ Op. 50
20 Mazurkas, Op. 50

8.(03:33) No. 13. Moderato
9.(01:58) No. 14. Animato
10.(02:58) No. 15. Allegretto dolce
11.(03:38) No. 16. Allegramente
total(12:07)

カロル・シマノフスキ – Karol Szymanowski (1882-1937)
ポーランドの主題による変奏曲 Op. 10
12-23.Variations on a Polish Theme, Op. 10
total(22:14)

クリスチャン・ツィメルマン – Krystian Zimerman (ピアノ)
録音:1994年5月14日-21日 コペンハーゲン、ティヴォリ・コンサートホール(5-7)
2022年6月18日-22日 福山、ふくやま芸術文化ホール(1-4、8-23)

シマノフスキ ピアノ作品集 クリスチャン・ツィメルマン

シマノフスキは1882年、ティモシュフカ(現ウクライナ)に生まれ、幼少期のほとんどをワルシャワで過ごし、当時のポーランド音楽界ではアウトサイダーのような存在であった。

ウィーン、南欧、北アフリカ、アメリカなどを旅した後、独立したポーランドに戻り、自国の音楽的アイデンティティーの確立に力を注いだ。

ワルシャワ音楽院院長、音楽院長を経て、ピアニストとしてツアーに出るが、健康を害し、1937年にわずか54歳で亡くなった。

彼の音楽は、生前はポーランド国外でより高く評価されていたが、その後状況は逆転し、ワーグナー以後のロマン主義、中東の芸術や詩に触発されたオリエンタリズム、ドビュッシー、ラヴェル、スクリャービン、ストラヴィンスキー、そしてもちろんマズルカなどの作品に影響を与えたポーランドの伝統様式など、さまざまな影響を受けて生まれた彼の音楽は、最近ではその独自の声によって正しく国内でも認識されるようになった。



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