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ブラームスはお好き ピアノ協奏曲第1番

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こんにちは、
ともやんです。

所属するコミュニティーで毎週土曜日朝、読書会というのをやっています。
毎回数名集まって、テーマに沿っておすすめの本などを紹介する会です。
今朝も行われ参加しました。

今回のテーマは「秋」

僕は、どういうわけか「秋」と聞くとまず思う浮かぶのが「ブラームス」。センチメンタルで感傷的なメロディーが多い、ブラームスの作品は、やはり秋が似合います。

暑い夏が過ぎ、秋の虫たちが鳴き始め、朝夕に涼しさを感じるようになると、ああ、ブラームスが聴きたいな、なんて思ってしまいます。

でも、そんなことを妻が周囲に言うと、なにを気障なと思わせそうで、文章にしかできません。

つるっぱげのおじさんが、「ああ、秋だ!人恋しい!ブラームスが聴きたい!」なんてほざいても絵にならないですね。

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フランソワーズ・サガン ブラームスはお好き

今朝の読書会で僕が紹介したのは、ロバート・B・パーカーの『初秋』とフランソワーズ・サガンの『ブラームスはお好き』。どちらも秋という季節ではなく人生の秋を連想させる作品。

『初秋』は、私立探偵スペンサーものの傑作とされています。15歳の少年に生きていくことの悦び、辛さ、逞しさ、したたかさをスペンサーが一緒に生活していくことで教えていくという感動的な作品です。

さて本題は、サガンの『ブラームスはお好き』。
もう何十年も前に読んで、ブラームスについてはほとんど書かれていないのでがっかりした記憶があります。

でも今あらすじを辿ると、これはもしかしてサガンが、男女の恋愛を超えた友情を示唆している作品ではないか?と思っています。

39歳のデザイナー、ポールと25歳の青年シモンの恋のお話し。シモンがポールをコンサートに誘う時の台詞が「ブラームスはお好き?」でした。

当のブラームスは63年間の生涯を独身で過ごしました。しかし、当然いくつかの恋愛を経験しています。その中でも後世まであーだこーだと語り継がれているのは、クララ・シューマンとの仲。ブラームスが20歳でシューマンの門を叩いた時、クララ34歳。シューマンは43歳だった。しかし、シューマンは精神を病み投身自殺を図り46歳の若さで死去。

まず、シューマンの病の原因は、ブラームスとクララの関係とは僕が読んだ限りどこにも書いていない。

20代前半のブラームスが最初に臨んだ意欲作で大作が、ピアノ協奏曲第1番。
この作品は、最初から協奏曲と考えていたわけではなく、当初は2台のためのピアノソナタと考えていた。しかし、クララと試演を重ねることで、もっと規模の大きいもとということでピアノ協奏曲に発展したようだ。

だからクララの助言や助けがなかったら完成しなかった作品。

ブラームスが、シューマンを訪ねたのが1853年、シューマンが亡くなったのは56年。
シューマンの病はある程度原因が推測されているので、ブラームスの存在は関係ようだし、シューマンは、この若者を才能に惚れ、自身の音楽関係の本でその才能を誉めている。

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ただ、クララはともかく、まだ20歳そこそこの若者が14歳年上の大人の女性から一緒にピアノを弾きながらアドヴァイスをもらえば、師の妻と分かっていても心が動かされないのは考え難い。

でも結果として、クララとブラームスは友情で結ばれ、1896年5月20日に76歳の生涯を閉じた後、1年も経たないうちに後を追うようにブラームスは、1897年4月3日に63歳の生涯を閉じたのでした。

この二人には、資料などから深い関係だったかどうかの証拠はありません。
ただ、僕の勝手な推測は、特にブラームスは、クララに対して友情以上の感情は持っていたと確信しています。

そんな思いで、ブラームスの出世作ピアノ協奏曲第1番を聴いています。

演奏は、録音当時世界最高のコンビ、ツィメルマン、ラトルそしてベルリン・フィル。

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ツィメルマン ラトル ブラームス ピアノ協奏曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15

1.(23:27) I. Maestoso
2.(15:45) II. Adagio
3.(12:09) III. Rondo: Allegro non troppo
total(51:21)

クリスチャン・ツィメルマン – Krystian Zimerman (ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
サイモン・ラトル – Simon Rattle (指揮)
録音: September 2003, Scoring Stage, Berlin, Germany

ブラームス ピアノ協奏曲第1番 クリスチャン・ツィメルマン サイモン・ラトル ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

「ピアノ付き交響曲」と称される気宇雄大なブラームスのピアノ協奏曲第1番を、現代きっての名手ツィメルマンが、透明な音色と強靭なテクニックを駆使して、雄弁かつ瑞々しく奏でた1枚。ラトル&ベルリン・フィルの重厚な演奏も見逃せません。2006年度レコード・アカデミー大賞銅賞を受賞した、21世紀の代表盤です。
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